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2013/03/28

ビジネスマンためのCS入門

岡本正耿氏の「ビジネスマンのためのCS入門 -顧客満足の徹底研究-」を読みました。






かなり古い本で、セピア色になっていました。あまり期待しないで読みはじめましたが、当たりでした。

本社のコンプライアンス部門や企画部門の人向けかと思いましたが、セールスパーソンも読んだ方がいい本でした。



「お客様はいろんな競争企業同士をきびしく比較して、特定企業を選びます。その際に選択の基準となっている総合評価のことをお客様満足(度)と呼ぶのです。」


「微妙なお客様の心理をこちらが勝手に解釈する、きっとこうだろうと決めつけてしまうことが危険なのです。」


「顧客との信頼関係づくりというのは、テクニックでは対応できない領域なのです。」



お客様満足のことのなので、当たり前といえば、当たり前のことが書いてあるのですが、自分の周りを見てみると、できていないことばかりです。

反省反省です。



失敗の3C

・Complacency(自己満足)
・Conservatism(保守主義)
・Conceit(思い上がり)



・平均的な会社のビジネス六五%は、現在の、満足したお客様により
 もたらされる(アメリカ経営者協会)
・新しいお客様を獲得するには、現在のお客様にサービスする五倍の
 経費がかかる(CSI=カストマー・サービス・インスティテュート)
・一年間に毎日、週に五〇ドルつかってくれるお客さまを失うと、翌年
 には百万ドルの販売低下につながる
 (TARP=テクニカル・アシスタンス・リサーチ・プログラム)



お客様(代理店)から選ばれるヒントがたくさんあると思います。おススメです。

2013/03/26

ファシリテーション・グラフィック

堀公俊氏、加藤彰氏の「ファシリテーション・グラフィック -議論を「見える化」する技法-」を読みました。






私の今年のテーマです。

「ファシリテーション・グラフィック」



ファシリテーション・グラフィックの6つのメリット

プロセス共有
 ・議論のポイントを分かりやすくさせる
 ・ポイントに意識を集中させる
 ・共通の記録として残す
参加の促進
 ・発言を定着させて安心感を与える
 ・発言を発言者から切り離す
 ・議論に広がりを与える


2番目と6番目に書かれていることが、いつもの会議や話し合いでうまくいっていないと感じています。

全くデザインセンスがなく、ずっと避けて通ってきたような気がしていますが、今年はチャレンジしようと思っています。

このシリーズは写真や絵が多くて、イメージがしやすく、自分が実際にやってみるときにも参考書のように使いやすいのが特徴です。

この本も期待を裏切らず、会社の引き出しに置いておくことになると思います。

2013/03/23

戦略サファリ

ヘンリー・ミンツバーグ、ブルース・アルストランド、ジョセフ・ランペルの「戦略サファリ -戦略マネジメント・コンプリートガイドブック-」を読みました。






古典的名著の第2版が出ていましたので、買っちゃいました。


「サファリ」はメタファーで、10の(戦略)サファリツアーへの誘いで使われています。


・デザイン・スクール
 コンセプト構想プロセスとしての戦略形成
・プランニング・スクール
 形成的策定プロセスとしての戦略形成
・ポジショニング・スクール
 分析プロセスとしての戦略形成
・アントレプレナー・スクール
 ビジョン創造プロセスとしての戦略形成
・コグニティブ・スクール
 認知プロセスとしての戦略形成
・ラーニング・スクール
 創発的学習プロセスとしての戦略形成
・パワー・スクール
 交渉プロセスとしての戦略形成
・カルチャー・スクール
 集合的プロセスとしての戦略形成
・エンバイロメント・スクール
 環境への反応プロセスとしての戦略形成
・コンフィギュレーション・スクール
 トランスフォーメーションプロセスとしての戦略形成


10の戦略プロセスを紹介していくにあたっても、有名な「盲目の男たち象」の寓話メタファーで、鼻や耳や尻尾だけ触ったのではダメですよ、

「(組織のマネジャーは)生き物として、戦略形成の獣全体に対応しなければならないのである」

と言っています。


また、「重要なのは本全体であって、ある特定の章(戦略)ではないということだ」とも言っています。


分厚い本なので、(営業中に持って歩くのは大変なので)お休みの日にどうぞ。

2013/03/22

自分の能力を引き出すメンタル強化術

桑原正守氏の「速効!1日1分で身につく!自分の能力を引き出すメンタル強化術」を読みました。






最近、私の周りでも、メンタルで会社を休む人が結構います。

休むまでいかなくても、つらい方も多いのではないでしょうか。

この本で、一番しっくりきたのが、この言葉です。


「メンタルとはメンタルとして存在しているのではなく、言葉によって存在しているのです。」




なので、



「メンタルとは生まれながらのものではなく、誰かの言葉に対する解釈によってつくられたものなのです。」




メンタルを鍛えるための3つのポイント

1.習う
2.環境に身をおく
3.習慣化するまで続ける



他人や環境に強くなる9つのステップ

1.手放す
2.自由になる
3.責任をとる
4.自立する
5.集中する
6.洞察する
7.機転を利かす
8.勇気を持つ
9.継続する



上記ではよくわからないと思います(笑)ので、興味ある方は読んでみてください。

これも85円でダウンロードできました。



「照れは、これからの時代に最も大切な、行動や経験を妨げてしまうのです!これが致命傷になるのです。」


「自信の欠如は、人生の中心を司る大切な感性をひ弱にし、ひどくなると、無気力、無関心、無感動という、メンタルが最も恐れている心のブラックホールをつくり出すのです!」


「人の器は「区別と完了」によって「空ける」ことができるのです」


「自分の潜在能力は「気づき、学び、チャレンジ」があって初めて自分のものになります。」


「プライドの正体はコンプレックスです。コンプレックスが動機では、成長や発展に、すぐに限界がきてしまうのです。」



著者が言うとおり、「心技体」の「技」と「体」は鍛えていますが、「心」はほったらかしです。確かにバランスが悪いですね。

2013/03/21

ペコロスの母に会いに行く

岡野雄一氏の「ペコロスの母に会いに行く」を読みました。






滅茶苦茶売れてるみたいですね。

「めざましテレビ」で紹介されているのを見て、即効買いました。

喫茶店で読んでいたのですが、最後は目がウルウルしてしまって、隣のおじさんに怪訝な顔をされてしまいました(笑)。


認知症の母と60才過ぎの「禿げ」の息子(著者)のやり取りを漫画にしています。

息子すら忘れてしまう認知症という最も大変な状況ですが、笑いに変えて漫画にしています。

また、「絵」がいいんです。

やさしさがにじみ出ています。



親を大切にしないといけないなあと思わせる素晴らしい1冊です。

2013/03/20

非常識な右脳速読術

わらし仙人の「非常識な右脳速読術」を読みました。







「速読」か「フォトリーディング」は今一番習いたいものです。

行こうと思っていた「フォトリーディング」の講座が申し込みが遅れたせいで「満席」になってしまっていてへこんでいるところでした。


通勤中、移動中、仕事終わり、休日など、空いている時間はかなりの割合で本を読んでいますが、読んでない本が1mぐらい積まれたままで、いっこうに低くなりません。

ほんとうに時間がなくて、寝る時間を削っている状態です。


一度に全部の技術は真似できませんが、まずは、集中力を高める方法「丹田呼吸法」をやってみました。


「読書」以外ではけっこうやっていますが、読みながらやってみると、スピード上がります。

これからも意識してやってみようと思います。

2013/03/19

自分を大切にするための小さなエンディングノート

Maiの「自分を大切にするための小さなエンディングノート」を読みました。






今流行りのエンディングノートを初めて手にしました。

家族や友人へのメッセージ、財産や保険のこと、お墓のことなどを記録できるようになっているのは、想像できるところでしたが、介護や看護で希望したいこと、死ぬまでにしたいことなど、いろいろなことが書けるようになっています。

私の好きなこと、心に残る思い出、家系図などを記入することがあり、そこを読んでいると、内観をしているような気持ちになりました。


また、柔らかい挿絵がテーマごとにあり、想像力をかきたててくれます。


まだまだ「死ぬ」ということを身近に感じることはできませんが、業界人として読んでおく必要がある本だと思います。

2013/03/18

長友佑都の折れないこころ

篠幸彦氏の「長友佑都の折れないこころ」を読みました。






鳥肌が立ちました!

インテルの長友選手の中学時代から現在までのことが書いてあります。

練習量がハンパない。やはり、セリエAのビッククラブでレギュラーポジションを獲る人は違いますね。

高校進学、大学進学のセレクションではなく、大学進学は一般推薦で明治大学へ進学。サッカーだけではなく、勉強も。とんでもなくすごい!
ここまでやれば、体格に恵まれてなくても世界のトップで活躍できるんですね。


長友選手の真似は出来ないですが、社内で活躍するだけなら、この1万分の1ぐらいでいいんじゃないかな。


1万分の1ならできるでしょ。

頑張れ!自分。

2013/03/17

研修効果測定の基本

ドナルド・マケインの「研修効果測定の基本 -エバリュエーションの詳細マニュアル-」を読みました。






研修をやったり、研修を受けたりすることが多いと思いますが、研修の効果を測定していることは少ないと思います。



エバリュエーションは以前にも書いたことあると思いますが、ドナルド・カークパトリックの4段階が有名です。

1.反応レベル(良かった・よくなかったというレベル)
2.学習レベル(わかった・わからなかったというレベル)
3.行動レベル(やった・できなかったいというレベル)
4.結果レベル(数字が増えた・増えてないというレベル)


アフターアンケートを書かせたり、書かされたりすることがあると思いますが、通常、反応レベルの測定です。

なので、いわゆる「やりっぱなし」になっていることが多い(耳が痛ーい)のではないでしょうか。



エバリュエーションの目的

・学習経験のデザインを改善するため
・学習経験の目標が達成されたのかどうか、そしてどの程度達成したのかを判断するため
・コンテンツの妥当性を判断するため
・インストラクショナル・ストラテジーの有効性と妥当性を評価するため
・学習を強化するため
・ファシリテーターにフィードバックをするため
・適切なペースと流れを判断するため
・参加者に対して学習に関するフィードバックをするため
・学習経験の中で、うまくできている参加者を明らかにするため
・プログラムのビジネス成果、費用対効果、ROIを確認するため
・仕事に活用されている学習を特定するため
・学習を支援する職場環境を評価するため
・マネジメントとの関係性構築のため
・このプログラムや今後のプログラムの参加者を決定するため
・マーケティング用にデータを集めるため



このような研修効果測定の本も、私の知る限り少ないので、そのせいで「効果測定」がすすんでいないのかもしれません。


この本はすごくわかりやすくて、研修を専門にしている人でなくても、研修のデザイン、アンケートのつくり方など、参考になると思います。


会社の机に入れておきたい1冊です。

2013/03/16

心を操るメンタリズム

「心を操るメンタリズム」を読みました。



これも電子書籍です。

「メンタリズム」がマイブームのワードなので、ダウンロードしました。


なんと、著者の名前がありません。初めてですね、こんなの。

書籍としても販売されているようなのですが、それもわかりません。


daigo的なテクニックを期待してましたが、内容は定番の心理テクニックです。

コンテンツは悪くないのですが、残念な1冊でした。

2013/03/15

「心理学」で人を動かす

冨重健一先生の「優秀なリーダーは「心理学」で人を動かす」を読みました。






電子書籍で心理学系の本をかなりダウンロードしましたが、この本が一番実用的ですかね。ページ数が多いので、お役立ち情報が多いです。

返報性
一貫性
単純接触効果
自己開示      などなど


また、最初のつかみも著者の大学での講義の例を示していて、新しく代理店さんを担当する方にとって参考になると思います。



人を動かす5つのパワー

①報酬パワー
 金銭的、社会的報酬を与えるパワー
②強制パワー
 自分に従わないときに罰を与えるパワー
③権利パワー
 約束や契約として相手に対し権利を行使するパワー
④関係パワー
 相手に好かれ、自分のようになりたいという気持ちを起こさせる
 パワー
⑤専門パワー
 専門知識に裏づけられた権威がもたらすパワー

2013/03/14

時間の終焉

J・クリシュナムルティの「時間の終焉 -J・クリシュナムルティ&デヴィッド・ボーム対話集-」を読みました。






この対談集すごいですね。

今まで読んだ対話集は、社交辞令的に相手に話を合わせるような感じのものばかりでしたが、この巨匠二人は、お互いに敬意を表しながら、遠慮なく話をすすめています。

これが凡人なら、喧嘩になっていそうな感じに読めますけど、この二人の天才はこれでお互いを高めあっているんですね。


特に、ボーム博士の言葉の選び方というか、思考というか、さすが(上でクルクル回っている)「ダイアローグ」を書かれただけあり、すばらしいです。



この本を読んでいて、個人的テーマである「時間を終焉して、今ここに生き」ないとなあという思いが湧き上がってきました。

2013/03/13

まなびほぐしのデザイン

苅宿俊文先生、佐伯胖先生、高木光太郎先生、吉野さつき先生、柏木陽氏、中尾根美沙子先生、内田まほろ先生、植村朋弘先生、戸田真志先生、刑部育子先生の「ワークショップと学び3 まなびほぐしのデザイン」を読みました。






シリーズ3作目です。

この本で印象的だったのは、ワークショップ観察ツールとして紹介されている「CAVScene」や「ATROF」です。

タブレット端末でワークショップの映像を保存し、保存しながらその映像に手書きで絵や文字を書き込める代物です。

日ごろの研修では、ロールプレイングぐらいしか映像に収めることをしていませんが、ワークショップを撮影し、その「場」がどのようになっているかを分析し、今後のワークショップデザインに活かしていくというのは、当たり前と言えば当たり前なのですが、画期的なツールですね。

視覚情報というのは、振り帰りを行うときにはとても有効ですからね。



営業現場も撮影して、分析したいんですがねえー。

2013/03/12

わかりあえないことから

平田オリザ先生の「わかりあえないことから -コミュニケーション能力とは何か-」を読みました。






冒頭にコミュニケーション能力のハウツウ本ではないと書いてあります。ハウツウ本ではありませんが、セールスパーソンにとって興味深いことが書いてあります。



「まったく文化的な背景が異なるコンテクストの「違い」より、その差異が見えにくいコンテクストの「ずれ」の方が、コミュニケーションの不全の原因になりやすい」



例えば、日本では、靴を脱いだら、出口に向けてそろえますが、韓国では早く帰りたいのかと嫌がれるそうです。これが「ずれ」。日本で普通のことでも韓国では非常識、これは気づきません。


コミュニケーションの「ずれ」というのは初めて知りました。確かに言われてみればそうですね。

タイトルにある通り、話せばわかるというより、「わかりあえないことから」初めて見たほうがいいですね。



先日紹介した「ていねいなのに伝わらない「話せばわかる」症候群」にかぶるところはありますが、おもしろいし、参考になると思います。

2013/03/11

迫りくる大きな現実を見つめよ

今月号のハーバード・ビジネス・レビューのインタビュー記事のタイトルです。

インタビューされているのは、SoL創設者のピーター・センゲです。

短期的な成果に捉われるのではなく、もっと大きなシステムでえ考えろと警鐘を鳴らしています。


例えば、環境に優しくない材料を使って製品を作れば、短期的には利益が上がりますが、長期的にはそのような企業は敬遠され、持続的成長は見込めないでしょう。


サスティナビリティが考える企業のベストプラクティスがいくつも紹介されています。

今月号のハーバード・ビジネス・レビューのテーマが「持続可能性」になっていますので、論文全体的にこのようなことが書いてあります。





私の周りでは、「持続可能性」について、真剣に取り組んでいる企業は思い当たりませんが、近い将来、お客様の判断基準になるのでしょうか。

2013/03/10

神話の力

ジョーゼフ・キャンベル、ビル・モイヤーズの「神話の力」を読みました。






ジョーゼフ・キャンベルとビル・モイヤーズの対談集です。

ビル・モイヤーズの質問力がすごい!

圧倒的な知識から神話学者ジョーゼフ・キャンベルの「神話の力」を引き出しています。

神話の背後のある意味、神話のメタファーが数々引き出されています。



休みの日に自分の根源的なものを探求したい人にお勧めです。

2013/03/09

ていねいなのに伝わらない「話せばわかる」症候群

北川達夫氏、平田オリザ氏の「ていねいなのに伝わらない「話せばわかる」症候群」を読みました。






世界一の学力と言われるフィンランド教育の専門家と演劇の専門家の対談形式の本です。


おもしろいです。教育に携わっている人には是非読んでほしいです。日本で今まで受けてきた教育スタイルとフィンランド教育は全く違います。

目から鱗、衝撃です。


この二人の組み合わせが余計に面白くしていると思います。



章ごとのまとめの一部をピックアップします。

◎考えは全員違うのがあたりまえ
◎「よいか」「悪いか」は自分で考え、判断する
◎問題解決では、「自分だったらどうするか」を考えてみる
 ことが大切
◎「考える力」「話し合う力」を育むためには、教える側が
 「教え込む誘惑」を抑える
◎「だめなことはだめ」という思考停止の教育からは何も
 生まれない
◎「正しい意見」「間違った意見」という発想を捨てる
◎「意見を言いやすい場」のバリエーションを増やせば、
 会議もうまくいく
◎表現でもっとも大切なのは、「相手に伝わる」こと
◎わかり合えない者同士が、共通部分を見つけてうまく
 やっていくことがコミュニケーション
◎異文化を理解するときに大切なことは、「相手が何を
 嫌がるか」を知ること

2013/03/08

ゴール設定

昨日、同じ勉強会参加している方で、某トップアスリートの話を聞く機会がありました。

4年に一度の世界大会の代表選考から漏れ、一緒に練習していた仲間が開会式でVサインをしているのを見て、その姿にゴール設定をして、そのゴールから4年間の練習を組立て、見事代表に選ばれたという話です。


その中で、衝撃だったのが、ゴール設定のすごさです。

「4年に一度大舞台の開会式でVサインをする」ということを五感レベル(色や音や臭いまで)で、自分の中にアンカリングし、厳しい練習の前には、その感覚を思い出し、乗り越えたと言うことです。

「東大合格」のような言葉を紙に書いて壁に貼っておくというような臨場感のないゴール設定ではなく、その場にいるような感覚のゴール設定には驚きました。

さすがトップアスリートはちがいます。

今まで、ゴール設定には否定的でしたが、完全に見方が変わりました。



ゴール設定が明確になったことで、4年間の1日ごとの練習まで、明確になったということも言われてました。


ここも凡人とは違います。

2013/03/07

インテグラル理論入門Ⅰ

青木聡氏、久保隆司氏、甲田烈氏、鈴木規夫氏の「インテグラル理論入門Ⅰ -ウィルバーの意識論-」を読みました。






インテグラル理論とは、ものごとを統合的にとらえるための枠組みです。その枠組みを構成する要素として、

・クオドラント(象限)
・レベル(意識構造)
・ステート(意識状態)
・ライン(発達ライン)
・タイプ(タイプ類型)

の5つがあります。


象限は、個人の内面(主観的)、個人の外面(客観的)、集団の内面(社会的)、集団の外面(文化的)の4つの視点で見る必要があると言っています。

通常、ひとつの視点のものごとを見てしまいがちですが、視野を広げて4つの視点で見ないといけないということです。


課題や問題に取り組むときに、特定の立場で考えると後で違った問題がよく出てきますが、そうではなくて、統合的・包括的な視野で対応すると違う結果が出てくるでしょう。



2013/03/06

人を動かすすごい言葉

田村仁氏の「人を動かすすごい言葉」を読みました。


電子書籍のみの発売みたいです。

もちろん85円でダウンロードしました。


昨日の話の続きみたいですが、



「企業が新入社員に求める「最重要スキル」を調べた結果です。「コミュニケーション能力」をあげる企業が、およそ60%で1位。じゅうらい最も大切とされてきた「仕事に対する熱意」をあげる企業が、およそ20%で2位。」


ということが書かれていました。

コミュニケーション能力が高ければ、仕事もできるでしょうから、仕事が楽しくなって、仕事に対するやる気や情熱が高まるでしょう。「仕事に対する熱意」はあとからついてきそうです。

「知識」や「セールススキル」がない人で売れている人はたくさん知っていますが、「コミュニケーション能力」が低くて、売れている人は見たことがありません。



ファンになるための心得

①相手の意見をできるだけ尊重する
②相手のペースに合わせる
③相手の関心事を話題にする



上記を心がけていれば、あなたが代理店さんに好意的な印象を持っていることを分かってもらえると書いてあります。

が、書くと簡単なことなのですが、実践するのは難しいです。

自社の新商品の押し売り、キャンペーンの押しつけが氾濫しています。

全てこちらの意見です(こわいこわい)。


ファンになるために一貫性を持って活動したいですね。



2013/03/05

松下幸之助「商売戦術三十カ条」

板垣英憲氏の「松下幸之助「商売戦術三十カ条」」を読みました。






「商売戦術三十カ条」とは?

昭和十一年(一九三六)年、当時四十一歳の新進気鋭の経営者であった松下幸之助が、現代と同じように不況下にあった時代に、販売店向けとして、三十二年間の自らの経験に基づいて「接客の心得」や「商品展示のポイント」、「仕入れ」、果ては「広告宣伝」にいたるまで、三十カ条にわかりやすくまとめて、商いの心得を配布したものである。



と、冒頭に「商売戦術三十カ条」を説明してくれています。

昭和11年に書かれたものなので、もちろん今では古くなっているものもありますし、電化製品の販売店向けなので、生命保険営業にはそぐわないものもあります。


が、それでもあまりある名言集です。

それ以外にも、ドトールやユニクロ、楽天など、他の優良企業のエピソードがたくさん紹介されているところも興味深かったです。

2013/03/04

先細ってませんか?

新しく担当になりました。

なので、代理店さんに訪問します。

最初は挨拶だけなので、ラポールがとれることなく終わります。

2回目の訪問ですが、「コミュニケーション力不足」のため、価値観を共有できず。

3回目の訪問をしようとしたが、アポイントが取れず。

そのまま疎遠に。



新しく担当になりました。

なので、代理店さんに訪問します。

最初は挨拶だけなので、具体的な話のないまま終わります。

2回目の訪問ですが、「知識不足」のため、質問にほとんど答えられず。

3回目の訪問をしようとしたが、アポイントが取れず。

そのまま疎遠に。



新しく担当になりました。

なので、代理店さんに訪問します。

最初は挨拶だけなので、名刺交換ぐらいで終わります。

2回目の訪問ですが、「セールススキル不足」のため、支離滅裂。

3回目の訪問をしようとしたが、アポイントが取れず。

そのまま疎遠に。




3つも揃ってしまうと、だんだん行き先がなくなって、それでも受け入れてくれる数少ない代理店に頻繁に訪問することになります。

このようになってしまうと、すぐに挽回することは難しいでしょう。

3つを身につけて、担当をかえてもらい、心機一転リセットした方がよいかもしれません。

2013/03/03

あなたは生命保険で損をしている?

亀甲来良氏の「あなたは生命保険で損をしている?」を読みました。






この名字でお察しの通り、著者はT代理店の社長の御子息です。

前半が個人保険、後半が法人保険について消費者向けに書かれています。

前半の個人保険のところは、保険業界の人には、耳の痛いというか、書いてほしくない?というか、辛辣な内容です。

逆に、後半の法人保険のところは、セールス色が強くなっています。


最も大変な見込客発見について、本や雑誌を見込客発見、マーケティングに使うというのは、良い方法だと思いますけど、あんまり使われてないですよね。

2013/03/01

神話の法則

クリストファー・ボグラーの「神話の法則 -ライダーズ・ジャーニー-」を読みました。






以前チェックした時は、高くて高くて手が出なかったのですが、手ごろな値段(それでも高ーい)になっていたので、買っちゃいました。


神話には法則があることを初めて知りました。



ヒーローズ・ジャーニーのステージ

ステージ1:ヒーローは、オーディナリー・ワールド(日常の世界)
       で紹介される。
ステージ2:コール・トゥ・アドベンチャー(冒険への誘い)を
       受ける。
ステージ3:彼らは最初その冒険に気乗りしないか、リフュー
       ザル・オブ・ザ・ゴール(冒険への拒絶)をする。
ステージ4:しかし、ミーティング・ウィズ・ザ・メンター(賢者との
       出会い)で励まされる。
ステージ5:クロッシング・ザ・ファースト・シュレスホールド
       (第一関門突破)して、スペシャル・ワールド(特別な
       世界)へと足を踏み入れる。
ステージ6:そこで、彼らはテスト・アライズ・エナミーズ(試練、
       仲間、敵対者)に遭遇したり、挑戦されたりする。
ステージ7:次に、彼らはアプローチ・トゥ・ジ・インモウスト・ケイヴ
       (最も危険な場所への接近)して、第二の試練を乗り
       越えなければならない。
ステージ8:そこにはオーディール(最大の試練)が待ち受けている。
ステージ9:彼らはリウォード(シージング・ザ・ソード)(報酬)を得る。
ステージ10:オーディナリー・ワールド(日常の世界)へのザ・ロード・
        バック(帰路)を探し求める。
ステージ11:彼らは第三の関門を通り抜け、リシュアラクション
        (復活)を経験し変貌を遂げている。
ステージ12:そして、彼らはリターン・ウィズ・ジ・エリクサー(宝を
        持っての帰還)を果たし、オーディナリー・ワールド
        (日常の世界)に恵みと宝を持ち帰る。



7つのアーキタイプ(典型的なキャラクター)

1.ヒーロー(英雄)
2.メンター(賢者)
3.シュレスホールド・ガーディアン(門番)
4.ヘラルド(使者)
5.シェイプシフター(変化する者)
6.シャドウ(影/悪者)
7.トリックスター(いたずら者)



上記は公式ではなくて、「原型」と言っていますが、ストーリーテラーには参考にあると思います。
生命保険の営業で言うと、「例話」を話すときに話の構成とか、以下に抜粋している部分とか、参考にあると思います。



「ストーリーは私たちの個人的なアイデンティティーの一部をヒーローに反映させている。その結果、ヒーローに共感し、感情移入して、まるでヒーローになったように感じる。そのことによってヒーローの精神に自分自身を投影し、ヒーローの目を通して世界を見ている。」



映画が上記のようなステージで構成されていることを、「スター・ウォーズ」や「タイタニック」、「ライオン・キング」などなど、例を示しながら書かれていますので、映画好きの方には相当楽しめると思います。