平田オリザ先生の「わかりあえないことから -コミュニケーション能力とは何か-」を読みました。
冒頭にコミュニケーション能力のハウツウ本ではないと書いてあります。ハウツウ本ではありませんが、セールスパーソンにとって興味深いことが書いてあります。
「まったく文化的な背景が異なるコンテクストの「違い」より、その差異が見えにくいコンテクストの「ずれ」の方が、コミュニケーションの不全の原因になりやすい」
例えば、日本では、靴を脱いだら、出口に向けてそろえますが、韓国では早く帰りたいのかと嫌がれるそうです。これが「ずれ」。日本で普通のことでも韓国では非常識、これは気づきません。
コミュニケーションの「ずれ」というのは初めて知りました。確かに言われてみればそうですね。
タイトルにある通り、話せばわかるというより、「わかりあえないことから」初めて見たほうがいいですね。
先日紹介した「ていねいなのに伝わらない「話せばわかる」症候群」にかぶるところはありますが、おもしろいし、参考になると思います。
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