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2012/05/31

ゲームストーミング

デイブ・グレイ、サニー・ブラウン、ジェームズ・マカヌフォの「ゲームストーミング -会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム-」を読みました。






先日紹介した「アイデアバイブル」のような本です。







サブタイトルに、「87のゲーム」とありますが、ファシリテーションのツールと読み替えていいと思います。なので、87のゲームは、「アイデアバイブル」同様、辞書のように使うのがいいと思います。
87のゲームの中には、知っているものもありましたが、初めて見るものがたくさんありました。中には、これは使える、おもしろい、というものもいくつもあります。



「ゲーム」と「遊び」は違います。ゲームには、ゲーム空間、境界、ルール、道具、ゴールの構成要素があります。
 
不確実性が高い現在、プロセスを守ってコツコツやればよいという時代ではありません。イノベーションを起こすには、それがゲームのような感覚が必要だということです。
 
 
 
ゲームストーミングの10のポイント
 
 1  開幕と閉幕
 2  発火
 3  道具
 4  結節点作り
 5  意味空間
 6  スケッチとモデル作り
 7  無作為性、逆転、再構成
 8  即興
 9  選択
10  新しいことに挑戦する
 
 
 
この本は、会社に置いておいて、会議のときなどにちょと使ってみると、今までとは違うアウトプットが出てくると思います。

2012/05/30

サーバント・リーダー

ジェームズ・ハンターの「サーバント・リーダー -「権力」ではない。「権威」を求めよ。-」を読みました。





 
絶版になっていた「サーバント・リーダーシップ」が新たに発売されました。アマゾンの中古で買おう買おうと思っていたのですが、結構高かったので躊躇していました。
 
この復刊はうれしい。
 
サーバントリーダーは私の理想です。
 
つい最近も、自分が死んだときに、墓石に何と書いてほしいかという質問に対して、「サーバント・リーダーここに眠る」と掘ってほしいと答えたところです。
 
 
この本は、修道院での7日間でサーバント・リーダーシップを学んでいく物語になっています。
 
 
サブタイトルの「権力」と「権威」の違いは、以下のように定義されています。
 
 
権力:たとえ相手がそうしたがらなくても、地位や力によって、自分の意思どおりのことを強制的にやらせる能力
 
権威:個人の影響力によって、自分の意思どおりのことを誰かに進んでやらせる技能。
 
 
 
権威は「技能」と言っています。
 
 
 
サーバント・リーダーシップは逆三角形で以下のようにモデル化しています。
 
リーダーシップのモデル
 
リーダシップ
   ↑
  権威
   ↑
奉仕と犠牲
   ↑
   愛
   ↑
  意志
 
 
 
リーダシップは、意志から始まって、意志は意図と行動を足したものということです。

2日連続の超おススメの本です。



上でクルクル回っている「シンクロニシティ」とこちらの本もあわせておススメです。


 
 

2012/05/28

自分の小さな「箱」から脱出する方法

アービンジャー・インスティチュートの「自分の小さな「箱」から脱出する方法 -人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!-」を読みました。








今年に入って50冊ぐらいは読んでいると思いますが、いちばんの衝撃作です。

昨夕、この本の存在を教えてもらい、早速、夜買いに行き、読みはじめました。今もスリッパで頭をはたかれたような衝撃が続いています。


この本は、「自己欺瞞」について、フィクションで書かれています。、この本の中では、自己欺瞞のことを「箱に入っている」というメタファで表現しています。

「自己欺瞞」を引き起こす原因は、自分の感情に背くことだと言っています。

自分の感情に背くと、どのような人間関係になっていくかを以下のようにまとめてくれています。



自分への裏切り

1 自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背く行動
  を、自分への裏切りと呼ぶ。

2 いったん自分の感情に背くと、周りの世界を、自分への
  裏切りを正当化する視点から見るようになる。

3 周りの世界を自分を正当化する視点から見るようになる
   と、現実を見る目がゆがめられる。

4 したがって、人は自分の感情に背いたときに、箱に入る。

5 ときが経つにつれ、いくつかの箱を自分の性格と見なす
  ようになり、それを持ち歩くようになる。

6 自分が箱の中にいることによって、他の人たちをも箱の
   中に入れてしまう。

7 箱の中にいると、互いに相手を手ひどく扱い、互いに
   自分を正当化する。共謀して、互いに箱の中にいる
   口実を与えあう。



私は、思い当たる節が大ありなので、ショックを受けました。

すべて自分が源なんだ・・・


箱から出るには、どうしたらいいんだ・・・



箱の中にいるときに、しても無駄なこと

1 相手を変えようとすること

2 相手と全力で張り合うこと

3 その状況から離れること

4 コミュニケーションを取ろうとすること

5 新しいテクニックを使おうとすること

6 自分の行動を変えようとすること



たしかに、行動を変えても箱からは出られないよな。



最後に箱から出る方が書いてあります。が、是非読んでほしいので、そこは書かないことにします。

2012/05/25

人を生かす

稲盛和夫氏の「実学・経営問答 人を生かす」を読みました。





大好きな稲盛さんの本です。

稲盛さんが盛和会の会員(中小企業の社長や役員など)の質問に答えている本です。

歯に衣着せぬ物言いで、面白いです。言いすぎでしょ、というぐらいズバズバ答えています。


言っていることは、至極まともなことで、単なる金もうけではなく、企業の存在理由や従業員を思う気持ち、謙虚に学ぶこと、率先垂範など、盛和会の会員が多くなる理由がわかります。



久々に、ピーター・センゲの「学習する組織」の「自己マスタリー」の章をパラパラめくっていたら、稲盛さんのことが何度も取り上げられてました。





 

2012/05/23

裏方ほどおいしい仕事はない!

野村恭彦氏の「裏方ほどおいしい仕事はない!」を読みました。






この本は、会社を動かす裏方の仕事「事務局力」をテーマにしています。


 
「事務局力」の7つの仕掛け
 
①「ケア」するメール
②アガペー(神の愛)モード
③鍋奉行ホワイトボード
④付箋ワークセッション
⑤内職プレゼンテーション
⑥あれこれベンチマーク
⑦あとづけバイオグラフィー
 
 
 
これだけではよくわからないと思いますが。
 
この本は、ズバズバ書いてあって面白いです。たとえば、管理職は目指すな!と言ってます。
 
 
「管理職を目指す人」の行動指針
 
業績目標の達成に躍起
残業をたくさんする
上司の好きなタイプになる
部門利益に貢献する
無理な挑戦はしない
 
 
「自分の価値観に従って生きる人」の行動指針
 
理想の実現に真剣
社外の人と活発に会う
他部門の上位層にメンターを持つ
会社利益を考えて行動する
挑戦して失敗してもめげない
 
 
上の行動指針では、課長にはなれても、それより上にはなれないと言っています。下は(少なくてもうちの会社では)課長にもなれない可能性が高いと思うので、正しいとは思いませんが、下のような生き方は大好きです。
 
上のリストにもう一つ付け加えるなら、上は「上司に気に入られ、同僚から嫌われる」、下は「上司から嫌われるが、同僚から好かれる」という感じでしょうか。
 
 
他にも、こんな記述があります。
 
 
タコツボ化した組織のもとで、「自分の仕事をスピーディにこなしている人」=「生産性の高い人」という認識がまかり通っていることは、恐ろしいことだ。組織全体でみると、何も変化が起こせないような危機的状況に陥っているときに、その最大の加担者である「自分の仕事しかしない人々」が、最も生産性が高い人だと認識され、評価され、昇進しているのだから。
 
 
このタコツボ乗り越える力が「事務局力」ということです。
 
 
 
コンサルタントである著者が、興味深いことをいっています。新しいことをチャレンジしている人は参考になると思います。
 
 
通常、フォーマルな提案の場では、意思決定者は提案者よりも情報を持っていない。「このアイデアはいかがですか?」と言われても、決定者は判断の基準を持っていないので、過去の経験で判断することになる。そうなると、どうしても保守的な判断になりやすい。(中略)提案が通るかどうかは、「参加者の心理プロセス」である。提案を一発で通せる人と、通せない人の最大の違いは、そこの理解の差にある。
 
 
おススメの1冊です。
 

2012/05/22

僕がリクルートトップセールスマンからMBAになった訳

江草三四朗氏の「僕がリクルートトップセールスマンからMBAになった訳」を読みました。





 
MBAの内容について書いてある本かなと思い、電子書籍をダウンロードしましたが、MBAを目指す人の情報・解説書でした。
 
思っていた内容とは違いましたが、刺激を受けました。
 
リクルートのような厳しい会社で営業をしながら、平日夜、土曜日に大学院に通い、MBAを取得する人がいる中で、かたや何も学ばずに無駄な時間を過ごし、のほほんとしている私がいるということ、深く反省しながら書いています。
 
4年ぐらい前から大学院に行きたいと思っていますが、いまだ実現していません。私の周りでは、大学院にいっている人が数人いるのですが・・・
 
 
代理店主と一緒に仕事するに当たって、経営を勉強するというのは非常に役に立つと思っています。というか、代理店主の一番大きな悩みではないかと思います。
 
学ばないと。

2012/05/21

知識創造経営のプリンシプル

野中郁次郎先生、紺野登先生の「知識創造経営のプリンシプル -賢慮資本主義の実践論-」を読みました。





 
野中先生、紺野先生ペアの最新作です。かなり気合が入った1冊だと思います。
 
ものすごい数の企業の実践例が紹介されており、書きあげるまでに相当の時間が費やされたと思われます。
 
なので、滅茶苦茶内容が濃い。この頃簡単な本ばかり読んでいたせいかもしれませんが、滅茶苦茶読むのに時間がかかりました。
 
 
 
私が気になって、どうしても書きたかったところは、以下です。
 
 
 
 「モノづくり」モデルを基本としてきた日本企業には、特にビジネスモデルイノベーションが求められるだろう。確かに日本製の部品や技術力の高さは依然根強い。しかし、製造業にしても、流通業や情報通信サービス業にしても、従来日本はキャッチアップ型の事業(すでにある事業や市場)を基盤にして、その上に改善を重ねることが得意であった。
 しかし、それも限界を迎えている。キャッチアップ戦略は必ず後発のキャッチアップ戦略に抜かれる、というのが定石だ。これを避ける道はイノベーションしかない。(P.216)
 
 
「日本は技術で頑張れ」といわれながら「技術だけでは儲からない」といわれ、「新規事業で頑張れ」といわれながら「それで本当に大丈夫か?」と聞かれるような、矛盾したメッセージの板挟みになるのが日常化している。「自分の考えでやってみろ」と上司に言われて実際にやってみると、「そこまでやれと言った覚えはない」と怒られる。(中略)ひたすらこうした組織の内向きで曖昧な関係が継続されたままなので、企業が柔軟性を失っていったのも事実だ。これが、いわば「組織的ひきこもり」のような内向きの精神的症状をもたらしている。
 ダブルバインドを打ち破るには、母親(支配者)から逃げ出すか、第三者とのつながりを築くか、あるいは新たに第三の道を見出さなければならない。それには閉塞的な企業の枠を超えた対話、現状から逸脱した未来創出のための場の構築を経て、結果的に自らのあり方を生み出すこと、あるいは再構築するプロセスが必要である。(P.24-25)
 
 
閉塞していて、相互に対話の起きない内向きの社会や組織では、知識創造は起きない。こうした状況を転換するには、意識的な境界の融合や境界間の創発が生み出されなければならない。システム間、組織と環境との間での相互作用、創発が起きる媒介が必要となる。(中略)「フューチャーセンター」やリヴィングラボ(イノベーションのための都市などにおける社会実験)などの協業的な試みは、こうした場のデザイン例であると考えられる。(P.33-34)
 
 
新たなビジネスは閉じられた企業組織内部からではなく、社会的な関係性を持った「個」の気づきからしか生まれないとさえいってよい。個の力を集めて社会の問題を解決してビジネスにつなげていく新たな機能が企業に求められている。有力な存在として期待できるのが、フューチャーセンターという場である。(P.305-306)
 
 
 
ということで、私がやりたい「フューチャーセンター」に(無理やり?)こじつけてしまいました。
 
いつもならば、オスターワルダーのビジネスモデル・デザインのフレームワークを紹介して、商品競争ではなくて、ビジネスモデルを考えましょう、とするところですが、今日はがっつり書いちゃいました。
 
 
他にも読みどころたくさんの超お買い得な1冊だと思います。

2012/05/20

一瞬でお客の心をつかむ飛び込み営業術

細見昇市氏の「一瞬でお客の心をつかむ飛び込み営業術」を読みました。






元リクルートの営業マンの本です。リクルート出身の人はたくさん本を書かれていますし、どの方もすごい人ばかりですね。

私のまわりでもリクルート出身の人がたくさんいますが、すごい人ばかりです。

この本も読んでいると、引いちゃうぐらいすごいです。飛び込みを続けられる人はそれだけで尊敬してしまいます。著者がいう「心のリセット」が自由にできないので、断られたことを引きずってしまいます。


実践のステップは以下です。


「超飛び込み営業マン」への実践7ステップ

ステップ1  狙いを定めて飛び込む!
ステップ2  門前払いはもう食わない!
ステップ3  チャンスは一度きりじゃない!
ステップ4  めげない!あきらめない!
ステップ5  商品は「自分自身」!
ステップ6  小さな手抜きで被る損失は大!
ステップ7  「自分なしではいられない状態」を作る!



この本は、飛び込みの精神的なこと以外にも、いろんなテクニックが紹介されています。

代理店設置で飛び込みをしている人は読まれるといいかもしれません。

2012/05/18

終末患者からの3つのメッセージ

大津秀一先生の「終末患者からの3つのメッセージ」を読みました。





 
大津先生の本はこれで3冊目です。
 
 

 
 

 
 
今までで一番考えさせられました。
 
・死ぬときに何を「後悔」するのか
 
・死ぬ直前に「死」をどのように捉えているのか
 
・死の直前、どのような「つながり」を感じているのか
 
・足るを知ることができるのか
 
・生涯をどう生きたのか
 
 
 
これを読まれている皆さんが、日ごろ「死」について語ったり、考えたりするかどうかわかりませんが、たまには、代理店さんと一緒に考えてみるのもいいと思います。
 
 
 
ちなみに3つのメッセージは以下の通りです。
 
①しかるべきとき
②つながりを編む
③2周目に見つけたもの

2012/05/16

マーケティングのコツ32

経沢香保子氏の「マーケティングのコツ32」を読みました。





 
著名な女性社長の本ですが、初めて読みました。
 
「32のコツ」というタイトルになっていますが、32の事例紹介といった感じです。
 
その中で、外資系生保のライフプランナー採用のマーケティングの事例も載っていました。こんなことやってるんだー、と驚きです。
 
リクルートよりも見込客発見+ニード喚起に使うと面白いと思って読んでました。
 
保険業界では、マーケティングは代理店、ライフプランナーの仕事という位置づけになっていますが、マーケティング会社と一緒になって、もっと真剣に取り組んでもいいかもしれませんね。
 
 
著者がネットワーク化している「F1層」(20~34歳のキャリア志向高い女性たち)というのは、生命保険業界にとっても非常に面白いと思います。

2012/05/15

魔法の即決営業術

吉野真由美氏の「魔法の即決営業術」を読みました。


この本は電子書籍だけのようです。

この著者の本は初めて読みました。

この本は使えます。セールス本で、生保で使えるものは少ないですが、著者は生保で営業経験もあるようで、生保営業で使えるトークも満載です。


まだ、無料動画は見ていないのですが、たくさんの無料動画が見られるようです。


一部紹介しますと、


売れない人が大好きなのが商品説明だけというバージョンです。これは先ほどの第3象限ならOKです。第4象限の商品・サービスで、商品説明だけしていたら先ほどの絵が売れなかった営業になってしまいます。


お金の話をしたら最後、人は二度と本音では語らなくなるからです。


初回面談の最初に悔しい体験をご本人の口から2つ話してもらうようにしていました。


「もっと〇〇できたらいいなと思った事ありますか?」「それはどんなときでしたか?」「ほかにありますか?」


「検討しやすいように私の方からもう少し、情報提供させていただきますね!」


人は良い想像しながら物を買うのだとはっきり分かったのです。




おススメの1冊です。

2012/05/14

アッという間の説得術

内田賢司の「たった20秒!”アッ”という間の説得術」を読みました。




これも電子書籍で読みました。



5つのツールとして以下が紹介されています。


説得の第1ツール  時間のかけ方を工夫する
説得の第2ツール  断りにくい状況をつくる
説得の第3ツール  相手の性格を逆手にとる
説得の第4ツール  駆け引き上手になる
説得の第5ツール  ときには自己犠牲を買って出る


そのツールの中でも、説得のスキルと話し方のポイントが細かく紹介されています。

そのほとんどが、生命保険営業でよく言われていることです。

生命保険営業のトークスクリプトが載っているわけではないので、分かりにくいかもしれませんが、まとまっているので、一度読まれてみるといいかもしれません。

2012/05/13

なぜ日本企業は有能な女性を失うのか

今月号のハーバード・ビジネス・レビューの最初のページの論文のタイトルです。

前にも書いたことがあると思いますが、私の周りでは、優秀な女性が多いのですが、全くと言っていいほど管理職に登用されていません。


この論文の中で、


「ゴールドマン・サックスが二〇一〇年に行った調査によると、日本が高学歴女性をフル活用すれば、GDPは一五%増加するという」



優秀な中途入社の人も登用されることが少ないですね。

古い考え方を捨てて、もっと優秀な女性が登用されるといいですね。

2012/05/11

お金のIQお金のEQ

本田健氏の「お金のIQお金のEQ -世界の幸せな小金持ちが知っている「お金の法則」-」を読みました。






久々の本田氏の本、久々のマネー本です。これも電子書籍です。

昔は好きでたくさん読みましたが、今ではほとんど読まなくなりました。昨年も150冊以上紹介しましたが、1冊も読んでないかもしれません。


久々にマネー本を読んで、このごろお金に関して無頓着すぎたことが浮き彫りになりました。この本のタイトルになっているお金のIQ、EQが欠如していました。

お金のIQとは、実務面の知識や知恵のことで、お金のEQはお金に関する感性と言っています。
どちらも4つの原則があると書かれています。


お金のIQ四原則

原則1 たくさん稼ぐこと
原則2 「生き金」を使うこと
原則3 守ること
原則4 増やすこと



お金のEQ四原則

原則1 受け取ること
原則2 感謝して、心から味わうこと
原則3 信頼すること
原則4 分かち合うこと
 
 
この8つの原則だけではよくわからないと思いますので、読まれることをお勧めします。

2012/05/08

サラサラの組織

野村恭彦氏、仙石太郎氏、荒井恭一氏、紺野登先生、荻野進介氏の「サラサラの組織 -あなたの会社を気持ちいい組織に変える、七つの知恵-」を読みました。






大きく分けて2つの手法で書かれています。
1つが組織変革の「フィクション」で、もうひとつが9社の組織変革「実践事例紹介」です。
 
七つの知恵は、最初のフィクションの中で紹介されています。
 
第一の知恵  「正当な意志」をもつこと
第二の知恵  「現場の観察」から始める
第三の知恵  「暗黙知」を引き出してつなぐ
第四の知恵  「自発の活力」をじっくりと待つ
第五の知恵  「相互の共感」を演出する
第六の知恵  「矛盾の超越」に挑戦する
第七の知恵  「変化の継続」を仕掛ける
 
 
最後に紺野先生がまとめてくれています。
 
 
サラサラの組織変革とは、分析的な戦略が組織構造やその変革の手順を決めるのではなく、外部・内部にネットワークをもった意志ある個が、相互作用によって組織を変革していくプロセスである。そこでは個が相互作用できる「場」を形成し、知識創造のプロセス(方法論)を共有することが肝要である。
 
 
 
サラサラの組織の反対のメタファで、ドロドロをいう言葉で、最近私の周りで気になっている「ダブルバインド」を紹介しています。
 
たとえば、「それぐらいじぶんで考えてやりなさい」と言っておいて、あとから「そこまでやれと言った覚えはない」というようなことです。
 
結局、やってもやらなくても怒られるというわけです。こういうことが組織内で続くと、メンタルになる人が出てきてしまいます。
 
 
 
もう一つの実践事例紹介では、保険業界から2社が紹介されています。 そのうち1社は、先日紹介したフューチャーセンターでも紹介されていた、組織開発・人材育成系の本・雑誌等の常連企業です。
 

どこの組織でも困っていることのような気がしています。おススメの本です。

2012/05/06

創造的福祉社会

広井良典先生の「創造的福祉社会 -「成長」後の社会構想と人間・地域・価値-」を読みました。





 
経済成長時代の終焉後の日本を以下の3つの軸で論じています。
 
・時間軸/歴史軸
・空間軸
・原理軸
 
 
「時間軸/歴史軸」では、これから実現していく社会像を、「空間軸」では、グローバル化からローカル化を、「原理軸」では、人間と社会についての探究を行っています。
 
 
おもしろい提案がたくさん書かれています。
 
 
今後の社会保障財源として、①消費税、②相続税、③環境税(ないし土地課税)
 
人を多く活用し、資源を節約することが重要で、「労働生産性」から「環境効率性(ないし資源生産性)への転換
 
差額ベッド代などの私費医療の拡大は公平性の面からも強く反対
 
 
などなど。
 
 
 
この手の本はほとんど読みませんが、面白かったです。

2012/05/05

仕事が速くなる整理術②

吉越浩一郎氏の「仕事が速くなる整理術 -ロジカル仕事術-」を読みました。

昨日は「書類整理術」でしたが、今日は「ロジカル仕事術」です。

両方ともカードブックで、操作がしにくいのですが、1枚1枚が短いので、ちょっと時間のあるときに読めて便利です。


成果を上げてきた元社長の仕事術なので、こちらの方が面白いですね。
以下のカードがをチェックしました。


11 デイリーワークに引っ張られてはいけない

13 正社員は「仕事を減らす方法」を考える

16 組織の「2対6対2の法則」

20 間違えたら、すぐに方向を修正すればいい



デイリーワークは、マニュアル化して派遣社員に任せ、正社員はマニュアル化、IT化を進め、仕事を減らしていくのが仕事だということ。

部長職、課長職や係長職も2-6-2にわかれているが、本来は、優秀な人が上の役職に就くべき。

成功する確率が60%あれば、GOで、もし間違っていればすぐに修正すればよい。



ロジカルシンキングだけではなく、システムシンキングで気を見て森を見るような方法が必要だと思いますので、個人的にはロジカルシング偏重には賛成しませんが、長い間、成果をが上げ続けてきた社長だけあって、成果を上げるために、非常に細かく考えられています。

2012/05/04

仕事が速くなる整理術

吉越浩一郎氏の「仕事が速くなる整理術 -書類整理術-」を読みました。


これも電子書籍です。

本だと、これになるんでしょうかね。





 
書類整理、残業0などのテーマでたくさん本を書かれていますが、著者の本を初めて読みました。
 
Scansnapは私も使っていますが、Gmail、グーグルカレンダー、デッドライン管理など、あまり書類の整理を意識したことない私にとって刺激的な本でした。
 
もちろん、著者ほど忙しくないので、あまり気にしたことはなかったんですけど。
 
しかし、やりたい事ややらないといけないことを忘れないように、自分自身で管理していく方法として、使えるなと思いました。

2012/05/02

営業のビタミン プラス・アルファ

和田裕美氏の「営業のビタミン プラス・アルファ -「売れる人間力」がつく法則」を読みました。





 
これも電子書籍です。
 
久々に和田さんの本を読みました。
 
 
営業にはつらい時、調子が悪い時など、必ず良かったり、悪かったり、波があります。
 
そのようなときでも、精神状態が一定に保てる方もいると思いますが、落ち込んだり、気分がすぐれなかったりすることもあると思います。
 
そんなときに読むと、気持ちが楽になる本だと思います(タイトルがぴったり)。
 
 
もちろん、和田さんが書いている本なので、営業のことも書いてありますよ。
 
 
 
営業に必要な3つの能力
 
1 知識能力
2 情緒能力
3 意識能力
 
 
誰の中にも必ず眠っている5つの財産
 
時間
エネルギー
集中力
技術
想像力
 
 

2012/05/01

道元禅師の言葉

公方俊良氏の「道元禅師の言葉 -一言一言に救いがある-」を読みました。





 
道元の44の言葉が紹介されています。
 
宗教には疎いので、道元の名前を聞いたことがある程度で、それ以外のことは全くわかりません。
 
が、いいこと言ってます。
 
 
 1.捨て切らなければ、新しく学ぶことはできない
 
 5.我執を捨て、先人の教えに随えば道は開ける
 
27.自分の考えの至らないことを思い、用心して学べ
 
30.過去の栄光をふり回す者は、道心がない
 
 
使われている言葉は難しいのですが、わかりやすく説明してくれています。
 
たとえば、「我執」
 
 
我執には、我見・我慢・我利・我欲の四つがある。我見とは、自分中心のコセコセしたものの見方・考え方であり、我慢とは、うぬぼれであり、我利とは、自分だけの欲得にしがみつくことであり、我欲とは、自分の欲望をゴリ押しすることである。このような姿を総じて、我執というのである。
 
 
 
書きながら、パラパラ読み返しても、自分の至らなさを痛感してしてしまいます。