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2015/10/31

リーダーシップの哲学

一條和生先生の「リーダーシップの哲学 -12人の経営者に学ぶリーダーの育ち方-」を読みました。


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12人のエグゼクティブのストーリーテリング集です。

すでに本を書かれている人、雑誌でインタビューや特集が組まれている人もいらっしゃいますが、初めて目にする方も何名かいらっしゃいます。

保険業界からは、東京海上の永野社長の「超保険」のストーリーが掲載されています。


ストーリーテリングについては何度も書いていますが、やはりパワーがあります。背景がわかるので見る目が変わりますし、そのストーリーに引き込まれます。


著者の言葉で言うと、


「われわれは過去の出来事を変えることはできないが、物語を語り直すことによって、過去の出来事を再構築することが可能なのである。」



多くの人を感動させるストーリーにまとめることができるのは、語り手自身にリーダーシップの自覚があるからと著者は言っています。


12名は全員自覚のある方ばかりということですね。




2015/10/29

売上が伸びる接客

鈴木比砂江氏の「元ルイ・ヴィトンの販売実績No.1が伝える 売上が伸びる接客」を読みました。


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高額商品の「販売」と一般消費者向けの「営業」で異なるところはありますが、参考になるところ非常に多い本です。


差がつく基礎準備

入りやすい

笑顔で挨拶してくれる
すぐに気付いてくれる
声をかけやすい
清潔感がある
必要な時に声をかけてくれる
テキパキ動いている
商品について詳しい

入りにくい

店員同士が私語をしている
暇そうにしている
ピッタリ後を付いてくる
入っても気づかない
挨拶がない
声をかけてほしいのにかけてくれない



接客基礎

笑顔=親しみやすさ

・人は笑っているかどうかを、口角と目で判断する
・口角を上げて、「い」という感じ

姿勢=自信

・手はへその前あたりで、軽く握る
・鼻から「スッ」と息を吸うと、胸が張って、背中が伸びる感じ
 その姿勢をキープ

お辞儀=誠実さ

・頭だけが下がらないようにする
・1で頭をさっと下げ、2で止まる。
 3、4でゆっくり頭を上げる
・お辞儀の前後はアイコンタクト

話し方=安心感

・口を大きく開ける
・語尾が小さくならない
・不必要に「すみません」を使わない



アプローチするタイミング

キョロキョロしているとき
商品から頭を上げたとき
1つの商品から5秒以上視線が止まったとき
店内を1周回って、もう一度同じ商品に戻ったとき



会話に困らないための引き出し

7つのおすすめネタ

1 お天気
2 ニュース情報
3 お客様の持ち物
4 お連れ様
5 近所の催しもの情報
6 お客様の仕事
7 地域のグルメ情報



「販売」も「営業」もファーストアプローチが非常に難しいことが共通しています。そこに対して、どうしたらいいかを常に問題意識を持ち、貪欲にトーク、テクニックを蓄積していったことがNo.1につながった要因の一つだと感じました。

リクルートに行く前には特におススメです(笑)。

2015/10/26

みんなのきょうしつ

岩瀬直樹氏、中川綾氏の「子どもが学ぶ、先生も学ぶ みんなのきょうしつ」を読みました。


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全く偶然なんですが、2日連続の先生向けに書かれた本になってしましました。

この本は、小学5年生の担任1年間の学級運営とメンターとのやりとりが書かれています。

これだけ読むと、学級運営の本なので、小学校の先生向けの本なのですが、心温まる物語の数々、朝の満員電車で読んで読んでいると、一人だけ?温かいいい気分になれました。


支社運営、後輩の指導、代理店さんとの関係など、自分の関わり方は正しかったのだろうか、他の方法があったのではないかなど、いろいろ考えさせられます。


例えば、


「「自立」って言葉を簡単に私たちは使ってしまうけれど、「自分で判断して、自分とみんなにとってよいと思うことをする」ってことでもあると思うから、そのチャンスを私たち大人は簡単に奪えてしまう立場にいるということを忘れちゃいけないね」



そういった意味では、小学校の先生だけではなく、ビジネスパーソンにも読んでほしい1冊です。


2015/10/25

教えるということ

大村はな先生の「教えるということ」を読みました。


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昭和48年に発売された大ベストセラーです。

学校の先生の著者が学校の先生向けに講演した内容を収録した本です。

先生・教師のところを、上司だったり、ソリシターにして、生徒・子どものところを部下や代理店にして読むと、身が引き締まります。



「私はまた、「研究」をしない先生は、「先生」ではないと思います。(中略)なぜ、研究をしない
先生をは「先生」と思わないかと申しますと、子どもというのは、「身の程知らずに伸びたい人」のことだと思うからです。(中略)研究をしている先生はその子供たちと同じ世界にいるのです。研究をせず、子どもと同じ世界にいない先生は、まず「先生」としては失格だと思います」


「子どもは「文章は書くもんだ」と心得ておりますから、先生がかりに来てくれなくたってうらみはしません。それどころか書けない自分が悪いと思っているでしょう。かわいそうですね。(中略)だのに書く時には黙って書かせてしまって、それから集めて「これは下手だ、これは上手だ。」と言う。検査官になったわけです。指導者ではなく、批評家、こわい先生だと思います。でも、批評家ではないんです。私たちは。」


「教師は専門家ですから、やっぱり生徒に力をつけなければだめです、ほんとうの意味で・・・。」


「人に世話をやかれず、教室にはいつも自分一人、相手は自分よりも年の小さい弱い人ばっかりというぐあいで、しかも子どもがどんなに喜んだような顔をしていても、それに惑わされず、ほんとうによい仕事をしているかどうか、きびしく自己規制ができる人、それが先生です。」


「私たちは生徒に何も求めるべきでないと思います。」




深く反省。


是非読んでほしい1冊です。

2015/10/23

実践行動経済学

リチャード・セイラー、キャス・サンスティーンの「実践行動経済学 -健康、富、幸福への聡明な選択-」を読みました。


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原著のタイトルは「nudge」(ナッジ)。nudgeは「注意や合図のために人の横腹を特にひじでやさしく押したり、軽く突いたりすること」です。


タイトルをほぼ頭文字で作られた原則です。


良い選択アーキテクチャーをつくる六つの原則

centives(インセンティブ)
nderstand mappings(マッピングを理解する)
efaults(デフォルト)
ive feedback(フィードバックを与える)
xpect error(エラーを予期する)
tructure complex choices(複雑な選択を体系化する)



行動経済学のベストセラーとあって、読み物として純粋におもしろいです。


「現状維持バイアスとは「惰性」のしゃれた言い方である」

「人はハウスマネー(儲けたばかりのお金)とみなすお金については積極的に賭けることが実験で確認されている」

「保険に入って得られる便益は遅れて現れ、保険金の支払いを請求する確率は分析するのが難しく、消費者は保険を購入して良いリターンを得られているかどうかに関する有益なフィードバックが与えられず、消費者がなにを買って、なにを得ているのかというマッピング(対応関係)が不明瞭な傾向がある」



私たちは自分で選択していると思っていても、実は選択させられていたりすることがあることを理解しておかないといけないということと、逆のこともできるということも知ってないといけないということですね。

2015/10/22

密談

某社の部長と甘物をいただきながら、密談(情報交換)させていただきました。


MDRTレベルの人でも困っている3つのこと

・見込客発見
・(ファースト)アプローチ
・モチベーション維持


接待や手数料アップ、握りによるボーナス、定員の固定費支援など、お金のバラマキをしてる保険会社が多いですが、代理店の困っているところにソリューション提供していくことが、サスティナブルであり、真のビジネスパートナーということでまとまりました。


ソリューション提供のヒントとして、

・ラポール(代理店との関係構築)
・プロファイリング(代理店の実状調査)
・ロールプレイング(代理店を「わかる」から「できる」へ)

の3つが上がりました。


ポイントは、ソリシター教育です。


これからの展開が楽しみです。


2015/10/16

法人営業では5人の味方をつくれ

今月号のハーバード・ビジネス・レビューの論文のタイトルの一つです。


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「購買の決め手となるキーパーソンは一人ではない」


ベンダーや代理店さんが保険会社に何かを売りにきた時、何かを売りに行きたいと相談を受けた時、いつも言っていたことです。

一次審査をする私に提案する資料と私の上司が承認するための資料を用意してくださいと。

私の選択基準と上司の選択基準は違います。

私向けに書かれた提案書を稟議書に添付しても上司には刺さらないということです。


ここで書かれているのは、平均5.4人のキーパーソンが意思決定に関与しているということです。

5.4人、複数いるという前提でアプローチすると、やることが変わってくると思います。




2015/10/13

マインドフル・リーダーシップ

田口力氏の「マインドフル・リーダーシップ -”今”に集中するほど、成果が最大化される-」を読みました。


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マインドフルというのは、「”今”に集中すること」です。

「マインドフル」になることで、自己認識を高められ、本物のリーダーシップの土台になると言っています。


特徴としては、以下のようなものです。

・自らの確固たる信念や価値観に従い、行動・実践する
・目的を達成するために大いなる情熱を持っている
・他者に対する思いやりを持つと同時に、果敢な決断が
 できる
・謙虚さと自信に裏付けられた、幅広い人間関係を
 構築・維持できる
・品性と倫理観、厳しい自己統制力を持っている



マインドフルというのは、ビジネスの世界ではあまり取り上げていないというか、難しいテーマだと思いますが、GEでは取り上げているんですね。

人材育成、リーダシップ開発のコミットメントが半端ないですね。


2015/10/12

グレートカンパニー

リッチ・カールガードの「グレートカンパニー -優れた経営者が数字よりも大切にしている5つの条件-」を読みました。


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企業の持続的成功の要件として、「戦略的基盤」「ハードエッジ」「ソフトエッジ」の3つがあるとして、前の2つは企業でも分析したり、管理されたりしているが、「ソフトエッジ」はあまり取り組まれていません。

この本は、「ソフトエッジ」の5つの条件について書かれています。



戦略的基盤
 市場
 顧客
 競合他社
 競争優位性
 変革者

ハードエッジ
 スピード
 コスト
 サプライチェーン
 流通
 資本効率

ソフトエッジ
 信頼
 「知性」
 チーム
 テイスト
 ストーリー



ソフトエッジは測りにくいし、真似されにくいし、持続性が高いことはすぐにに想像できます。

私が最も興味のある保険会社が実践例として取り上げられています。


読んでほしい1冊です。

2015/10/06

挑戦する会社

神田昌典氏の「挑戦する会社 -世界を変えるビジネス実践法-」を読みました。


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どの作品を読んでも、この著者すごいなあと感じてしまします。

売るためにどうしたらよいかを徹底的に考えられていますし、先見性も目を見張ります。



これから10年間に重要になる潮流「GRACEFUL JAPAN」(優雅な国、日本)

Graying Society
 高齢化社会、ポスト資本主義のモデル社会
Reuse/Recycle/Reinvent
 循環型社会、物々交換、社会の再創造
Asia/Art
 アジア経済圏、誰もがアーティスト
Community/Care
 コミュニティの時代、ケア・ホスピタリティ尊重
Education/Empathy
 教育の時代、思いやり、共感
Free Agent/Finance
 フリーエージェントネットワーク型社会、
 新たな金融コンセプト
Utilities/Ubiquitous
 エネルギー革命、ユビキタス社会
Legend
 誰もが英雄になる時代



私が新入社員だった頃の課長や課長代理の方々は、どうやったら売れるかを著者のように考えて、突拍子のない営業方法を実践している人がたくさんいました。

今は、マニュアルどおり、セールスプロセスの則って、型にはまった方法しか見ないようになりました。



この本を読んでいると、ただ単に商品供給だけではなく、創意工夫の余地が感じられ、ワクワクします。

2015/10/04

JTのM&A

新貝康司氏の「JTのM&A -日本企業が世界企業に飛躍する教科書-」を読みました。


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著者はJTの副社長で、M&A担当だった方です。

M&Aは保険業界でも頻繁に行われていますが、同業他社がやっているからという面もあるのではないかと思っています(笑)。


JTという会社は、官僚的な会社かと思っていましたが、見る目が変わりました。

厳しい決断が次々行われています。



統合における10の基本原則

 1.One company - one 
   management
 2.Fair and equal treatment
   of all employees,  
   irrespective of company
   of origin
 3.Speed in decision making
   is critical - 80/20 rule
 4.Keep it simple
 5.Plan delivery is our #1
   priority
 6.Strictly minimize 
   disruptions to existing
   business
 7.Capture synergies in 
   a disciplined and
   systematic manner
 8.Separate organization for
   integration management
   but all excom members
   accountable to deliver
   results
 9.In-house management
10.Integration plans will be
   finalized in the first
   100 days after closing



JTの社員向けに書かれてるような感はありますが、保険業界は学ぶべきところが多いと思います。

2015/10/03

オープンダイアローグとは何か

斎藤環先生の「オープンダイアローグとは何か」を読みました。


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オープンダイアローグとは、急性期精神病における開かれた対話によるアプローチです。

対話による心理療法なのですが、組織開発の観点から見ても、参考になります。

患者、家族、治療チームで対話を行う、それだけです。具体的には・・・



実践のための12項目

 1 ミーティングには2人以上のセラピストが参加する
 2 家族とネットワークメンバーが参加する
 3 開かれた質問をする
 4 クライアントの発言に応える
 5 今この瞬間を大切にする
 6 複数の視点を引き出す
 7 対話において関係性に注目する
 8 問題発言や問題行動には淡々と対応しつつ、
   その意味に注意を払う
 9 症状ではなく、クライアントの独自の言葉や物語を
   強調する
10 ミーティングにおいて専門家どうしの会話
   (リフレクティング)を用いる
11 透明性を保つ
12 不確実性への耐性


企業でも、「対話」が叫ばれていますが、心理療法の世界でも薬物ではなく、「対話」です。




人は、自分の言葉がきちんと聴いてもらえていることがわかれば、自身も他者の経験や意見に耳を傾け、関心を持つようになるものです