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2011/03/30

使える!バランス・スコアカード

高橋義郎氏の「使える!バランス・スコアカード」を読みました。





キャプラン、ノートンのバランス・スコアカード(BSC)の本です。

バランス・スコアカードは、財務・顧客(社会)・業務プロセス・社員の4つの視点で、目標、成果指標、ターゲット、アクションプランを作成するツールです。

この本で紹介されているように、事業部や営業部で、1日かけてワークショップを行い、シナリオとゴールを見える化することはとても有益だと思います。

今週末から、新年度になりますので、この時期にしっかり時間を取って、「共通言語」を持つということは重要だと思います。

2011/03/28

「できる人」で終わる人、「伸ばす人」に変わる人

吉田典生氏の「「できる人」で終わる人、「伸ばす人」に変わる人」を読みました。





「名選手は名監督にあらず」

言い換えるとこのようになりますかね。

どこの会社の一番の悩みの種ではないでしょうか。

ソリシターから支社長になった人で困っている人がいるのではないでしょうか。自分で担当した方が楽でいいなあ、と。

この本は、コーチングの本なのですが、「コーチング」という言葉は使われていません。「コーチング」という言葉にアレルギーのある方も多いので、面白い書き方だなあと思いました。

「コーチング」と言うと、すべての方が、「知ってるよ」と言いますが、「できる」人にはほとんどお目にかかれません。


著者が実際に使っている質問例がたくさん紹介されてますが、トークスクリプトやスキルだけではなく、在り方も重要ですね。



「四つの対話」

・視点を変える対話
・行動を促す対話
・進捗を管理する対話
・次のゴールを描く対話

2011/03/27

リーダーシップでいちばん大切なこと

酒井穣氏の「リーダーシップでいちばん大切なこと」を読みました。





第1部では、新しいリーダーシップが定義されて、興味深いです。



リーダーというのは、他人がなんと言おうと「孤独」を受け入れて、常に自分の価値観どおりに行動しようとする人々



リーダーシップの話では、このごろ、「フォロアー」が良く取り上げられますが、フォロアーのあるなしは関係なしと言ってます。

第2部では、リーダーシップなしでは生きられないと言っています。たしかに、機械やPCがやった方が効率がいい仕事はとってかわられるでしょうし、誰でもできる仕事は、コストの低いところに流れて行くでしょう。

ソリシターの仕事も、書類のデリバリーやキャンペーンやインセンティブの連絡だけではコストの低い労働力にとってかわられるでしょう。


最終章では、リーダーシップ学習について書かれています。



「学習」とは、人や組織が、様々な経験をとおして、自らの行動の基準や、行動の前提となる「理論」を変更したり修正したりすること


リーダーシップ学習とは、行動の結果を観察しつつ、自らの行動を支える理論を、自分の価値観に従いつつできるかぎり効率的に変化させていくこと



「UP or OUT」

一番最初に書いてありました。

私のいつも心がけています。

「学び続けて向上し続けるか、それともこの業界から去るか」

2011/03/26

「対話」がはじまるとき

マーガレット・J・ウィートリーの「「対話」がはじまるとき -互いの信頼を生み出す12の問いかけ-」を読みました。





「12の問い」とは、以下の通りです。

 1.人間らしく生きたいと感じていますか?
 2.未来における役割は何ですか?
 3.他人を信じていますか?
 4.何に目を向けていますか?
 5.きちんと耳を傾けたのはいつですか?
 6.考える時間をつくっていますか?
 7.地球とどう関わっていきたいですか?
 8.みんなが一つになるために、何ができますか?
 9.みんなのために働いたのはいつですか?
10.神聖な感覚を味わったのはいつですか?
11.変化を生み出すために何ができますか?
12.恐れを乗り越えられますか?



いろんなところで、ダイアログ(対話)の機会が増えてきていると思いましが、ルールが書いてありましたので、抜粋します。



対話のルール

(1)それぞれが対等な立場であることを認める
(2)常にお互いを知ろうという気持ちでいるように努力する
(3)優れた聞き手になるには、お互いの助けが必要であることを
  認識する
(4)語り合いのペースを落とし、じっくり考える時間をつくる
(5)対話は、ともに考えるための自然で人間らしい方法だと思い出す
(6)対話は、ときとして雑然とするものだと覚悟しておく



最後にまとめてくれていました。



「対話」がはじまるとき

「何がいけないのか?」ではなく、「何ができるのか?」と問い続けよう。

心を曇らせている問題に目を向けよう。
自分は一人ではなく、同じ夢を抱いている人は大勢いるのだと信じよう。

気がかりな問題があるなら、思い切って語り合おう。
  知っている人に話し、
  知らない人にも話し、
  そして、口をきこうと思わなかった人にも声をかけてみよう。

違いに興味をもとう。
  驚きを楽しもう。
  確信よりも好奇心を大切にしよう。

可能性を実現するために行動したい、という人はだれでも歓迎しよう。
  だれもが何かしら役立つ知識や経験をもっている。
  突破口は常に新しい人間関係から見つかる。

覚えておこう。身の上話を聞いた相手を恐れることはできないということ。
親身になって耳を傾ければ、その人との距離は必ず縮まるということ。

本物の語り合いによって世界は変えられると信じよう。

人間の善良さを信頼し、再び寄り添おう。



素晴らしい本です。この時期には染みわたります。特に以下のところに惹かれました。



ただ苦しんでいる人に寄り添い、その人の苦しみをありのままに認め、目をそらさずにいるだけの勇気をもつ、(中略)苦しんでいる人と向き合い、相手の思いを感じ取ろうとする。その人の経験に心を開き、目をそらさないようにする。そうやって苦しみに立ち会うのです。




このような時だからこそ対話が必要ですね。

2011/03/25

お食事会

今日、久々に担当ではない代理店さんとお食事させていただきました。

この方は、ソリシター出身で、10年ぐらい前に独立されています。ソリシター時代は伝説のソリシターで、噂も何度も聞いていて、もちろん名前も顔も存じ上げていましたが、会ってそうで会っていない方でした。


たくさんの保険会社の乗り合いをされていて、かなりの売り上げの代理店さんです。新契約高がすごいのは知っていましたが、お話を伺っていると、未入金や立替、失効、継続率などの契約管理や面談履歴、情報端末などの情報管理など、そんじょそこらの保険会社よりもすごいのではないかと思うぐらい投資もされているし、意識もされています。


新契約偏重ではなくて、契約管理、情報管理もしっかりやっていただける代理店さんとながーくお付き合いしたいですね。

2011/03/23

カエルを食べてしまえ!

ブライアン・トレーシーの「カエルを食べてしまえ!」を読みました。





すごくインパクトのあるタイトルですが、「カエル」とは、メタファーで、最も難しく重要な仕事のことです。

一番最初に「カエル」を食べてしまう(最も難しく重要な仕事を終わらせる)ことが成功につながると言っています。

21章に分かれていて、その章のタイトルがうまくやり遂げるために重要なことになっています。


 1.目標をはっきりさせる
 2.一日の計画を立てる
 3.「80対20の法則」をすべてに当てはめる
 4.結果を考える
 5.常に「ABCD法」を実践する
   (優先順位をつける)
 6.カギとなることに専念する
 7.能率の法則にしたがう
 8.周到に準備する
 9.宿題をする
   (常に学習する)
10.才能を掘りおこす
11.足をひっぱているものは何か?
12.一度に一樽ずつ
   (一口ずつ食べる)
13.自分を追い込む
14.最大限の力を発揮する
15.自分を奮い立たせる
16.後回しにすべきもの
17.最も難しいものから始める
18.仕事をこま切れにする
19.まとまった時間をつくる
20.切迫感をもつ
21.仕事を中断しない


1~2時間程度で読めるように分かりやすく書かれています。


なかなか難しい仕事から着手するという気持ちにはなれないですが、そこを避けていると成果にはつながりにくいですね。

相互扶助

3月も下旬を迎え、最も忙しい時期になりました。

東北では、営業活動どころではなく、復興に日々奮闘されていると思います。

いろんなコミュニティから連絡があり、毎日のように募金させていただいています。大変な状況が続いている聞いていますが、逆にいうと募金ぐらいしかできてません。

現地に支援に行かれている方もいらっしゃると思います。




生命保険は、お客様から保険料をお預かりして、困っている人たちの保険金をお届けするという「相互扶助」の精神で成り立っています。こういう時だからこそ、東北以外で仕事をしている人たちが、一生懸命仕事をしないといけないですね。

節税系の保険ばかりを販売されている方も多いと思いますが、「相互扶助」の精神は忘れないで仕事したいですね。

2011/03/22

不都合な真実

アメリカ合衆国元副大統領アル・ゴアの「不都合な真実 -地球温暖化の危機- ECO入門編」を読みました。





昨日の広瀬氏とは反対の立場のアル・ゴアの本です。

このタイトルの映画をご覧になった方もいるのではないでしょうか?(私もずいぶん前に観ました)

この本では、温室効果ガス(二酸化炭素など)が地球温暖化の原因としています。昨日と全く違う主張の本で、どちらが正しいのかと思ってしまいますが、できることをやっていくしかないですね。





私にできる10の事

省エネルギー型の電化製品や電球に交換しましょう。

停車中は、エンジンを切り、エコ・ドライブしましょう。

リサイクル製品を積極的に、利用しましょう。

タイヤの空気圧をチェックしましょう。
車の燃費基準を上げれば、無駄なエネルギー消費を防げます。

こまめに蛇口をしめましょう。
水道の送水に使用されるエネルギーを削減することができます。

過剰包装、レジ袋を断りましょう。
買い物は、このリサイクル・エコ・バックを使いましょう。

エアコンの設定温度を変えて、
冷暖房のエネルギー削減をしましょう。

たくさんの木を植えましょう。1本の木は、
その生育中に1t以上の二酸化炭素を吸収することが出来ます。

環境問題について、もっと学びましょう。
そして、学んだ知識を行動に移しましょう。
子供たちは、地球をこわさないで、と両親に言いましょう。

「不都合な真実」を見て(または読んで)
地球の危機について知り、友に勧めましょう。

2011/03/21

二酸化炭素温暖化説の崩壊

広瀬隆氏の「二酸化炭素温暖化説の崩壊」を読みました。





久々に広瀬隆氏の本を読みました。

読むまで知りませんでしたが、この本は、2部構成で、1部が二酸化炭素による地球温暖化の否定、2部が原発についてです。

かなり強引な書きぶりで論理的に書かれていないところもありますが、一理あるなあと思うところもあります。



こういう時期だから、考えてみたいテーマの本です。

2011/03/17

原発

原発の報道が多くなっていますが、学生のころ、広瀬隆氏の本を読んで衝撃を受けたことを思い出しました。











どの本もすでに絶版のようで残念です。


最近の本は、全く読んでいませんが、ツイッターでダイヤモンドオンラインにレポートが書かれているのを知って、久々に著者の文章を読みました。相変わらず厳しい文章でした。


何もないことを祈ります。

2011/03/16

被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。

これを読んでいる皆様、ご家族の方は大丈夫でしょうか。

とんでもなく大きな被害がテレビの画面にずっと映し出されています。

みなさんの担当する代理店さんの中にも、保険金をお届けしなければならない方がいるかもしれません。

最後のいちばん大切な仕事です。しっかりやり遂げたいですね。

2011/03/10

「つながり」のブランディング

今月号のハーバードビジネスレビューの論文の1つのタイトルです。


消費者の購買行動が変化していて、

①検討
②評価
③購入
④享受・支持・きずな

4つの要素のプロセスになっていると言っています。


マーケティングがテーマになっているので、生命保険のセールスプロセスとは直接関係ありませんが、著者が言っている「ロイヤルループ」(一度購入していただいたお客様を継続的に購入していただけるお客様化する)は取り組んでいかないといけないことですね。

2011/03/09

からだ・演劇・教育

竹内敏晴氏の「からだ・演劇・教育」を読みました。





不良の集まりと言われていた定時制高校に演劇を取り入れ、変化を起こしていく内容です。

インプロを取り入れている会社もあるようですが、劇には力がありますね。

この本は、演劇がテーマになっていますが、演劇がどうこうというより、著者のあり方が生徒との関係性、社会との関係性を変えているように感じます。

あとがきでのコメントがすべてを言い表しているような気がします。

ソリシターと代理店さんとの関係性のメタファーとしてもとらえることができると思います。



 「この数年、こどもが急に変わってきた」と嘆く教員のことばをしばしば聞く。「子どもとまじめに話しあおう、まっすぐ向いあおう、としても、すっと逃げられてしまう。全くジコチュウで、人のことなんか見向きもしない」と。
 しかしこの人に「まっすぐ向きあおう」と迫って来られたら、わるいけど、わたしでも逃げるなあ、と思うことも多いのだ。
 このイッショウケンメイさ。これは結局のところ、教員という任務のワクを背負って相手を操作しようとする熱意の現れだ、とわたしには見える。



サラリーマン根性丸出しで、保険会社の都合を押しつけるソリシターと代理店さんの関係性が良くならないのは当然であり、著者のようなあり方が求められているということを強く感じました。

2011/03/08

暗黙知の次元

マイケル・ポランニーの「暗黙知の次元」を読みました。





「暗黙知」をテーマにした本です。

「暗黙知」を書いた本は、以前に紹介したと思いますが、野中先生、竹内先生の「知識創造企業」
で「暗黙知」と「形式知」、SECIモデルについて書かれた大ベストセラーです。

ポランニーのこの本は、経営学の本ではなく、哲学的です。



私たちは言葉にできるより多くのことを知ることができる。



言葉や数字にできることだけで仕事を進めがちですが、クリエイティブに新しい可能性を探求したいですね。

2011/03/06

黒板とワイン

熊倉敬聡、望月良一、長田進、坂倉杏介、岡原正幸、手塚千鶴子、武山政直編著の「黒板とワイン -もう一つの学び場「三田の家」-」を読みました。





サブタイトルのある通り、「三田の家」の本です。

前から一度行ってみたいと思っていましたが、まだ行けていません。

慶応大学と三田商店街振興組合が運営している古民家です。

著者たちも「三田の家」を説明するのに苦労していますが、たしかに難しいですね。本の中では写真をたくさん掲載して、イメージを伝えてくれています。

以前に紹介した「comon cafe」に似てますかね。もっと自由な感じですけど。





大学と商店街がコラボして、「場」を作っていくというのはおもしろいですね。読んでいてワクワクする試みです。全国にこのような「場」ができればいいですね。

2011/03/04

「やればできる!」の研究

キャロル・S・ドゥエックの「「やればできる!」の研究」を読みました。





原書のタイトルは、「マインドセット」、マインドセットの本です。

この本では2つのマインドセットについて書いています。

・こちこちのマインドセット
・しなやかなマインドセット

こちこちのマインドセットとは、自分の能力は固定的で変わらないと信じていることです。

しなやかマインドセットとは、人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことができるという信念です。


どちらを信じるかによって、人生が大きく変わってきますね。

「こちこち」と「しなやか」という2つのマインドセットで、わかりやすく説明してくれています。


人間の資質は変わりようがないと信じていると、失敗したら最後、それで自分の評価が決まってしまう。頭が悪かろうが才能があろうが、マインドセットが凝り固まっているかぎり、そこから抜け出す手立ては見い出せない。

うまくいかないときにこそ、粘りづよくがんばるのが「しなやかマインドセット」の特徴だ。

こちこちマインドセットの人は、自分が他人からどう評価されるかを気にするのにたいし、しなやかマインドセットの人は、自分を向上させることに関心を向ける。


最近気になっていたことがあります。

学ぶ人と学ばない人では、ベクトルが右肩上がりと平行なので、どんどん差が広がっていきます。平行と言うとまだ聞こえがいいですが、学ぶ人を平行にすると、学ばない人は退化していっていることになります。


退化している人の話は代理店さんも聞きたくないですよね。

2011/03/03

生きていくことの意味

諸富祥彦先生の「生きていくことの意味 -トランスパーソナル心理学・9つのヒント-」を読みました。





たいそうなタイトルですが、中身はシンプルな心理学の本です。副題にある9つのヒントは以下の通りです。


ヒント1
どんな時も、人生には意味がある

ヒント2
人間の生死の意味は宇宙の自己進化の流れの中にある

ヒント3
弱音を吐き、助けを求めるのも、一つの生きる”能力”である

ヒント4
弱い私。ぐずな私。どんな”私”も大切な私

ヒント5
悩みや問題は人生の大切なメッセージ

ヒント6
人間関係のトラブルは”もう一人自分”の仕業

ヒント7
”病気の気持ち””症状の言い分”に耳を傾ける

ヒント8
昏睡状態は、人生をまっとうする最後のチャンス

ヒント9
この世での宿題をぜんぶすませたら、私たちはからだを脱ぎ捨てる


ヒントの約半分がミンデルのプロセス指向心理学についてです。ミンデルの本は、過去に何冊か紹介していると思います。

プロセス指向心理学について書かれいるところは、とてもわかりやすく、ワークもわかりやすく書かれています。



トランスパーソナル心理学について、以下のように書かれています。


トランスパーソナルとは、個(パーソナル)を越える(トランス)という意味。

トランスパーソナル心理学とは、”個を越えたつながり”を説く心理学のこと。

トランスパーソナル=個を越えたつながり=個が生きるつながり