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2011/07/31

「成功」と「失敗」の法則

稲盛和夫氏の「「成功」と「失敗」の法則」を読みました。





月刊誌に掲載されたものをまとめた130ページ余りの本です。

下記の文章が大きな文字で1ページを使って書かれています。



苦難に対しては真正面から立ち向かい、
さらに精進を積む。
また成功に対して謙虚にして驕らず、
さらに真摯に努力を重ねる。
そのように日々
たゆまぬ研鑽に励むことによってのみ、
人間は大きく成長していくことができるのです。



心のあり方次第で現実の世界に
極楽も地獄も出現するのです。



「他に善かれかし」と願う、美しい「思い」には、
周囲はもちろん天も味方し、成功へと導かれる。
一方、いくら知性を駆使し、策を弄しても、
自分だけよければいいという低次元の「思い」が
ベースにあるなら、周囲の協力や天の助けも
得られず、様々な障害に遭遇し、挫折してしまうのです。



努力して、煩悩を抑えることが必要です。
そうすれば、人間の心の奥底にある、
美しく優しい心が必ず出てくるはずです。
そうした美しい心を持って生きることができれば、
たとえ物質的に恵まれていなくても、
幸せを感じることができるのです。



もし、自分に才能が与えられているなら、
それは従業員のため、お客様のため、
そして社会のために使われなくてはならない。
そのためには、これまでの成功に驕ることなく、
もっと謙虚に、さらに懸命に
努力を重ねなければならない。



人間は弱いもので、困難に遭遇すると
それに正面から挑戦することなく、
すぐに言い訳を考え、逃げ出そうとします。
しかし、それでは決して成功できません。
どのような厳しい状況にあっても、
それを正面から受け止め、誠を尽くし、
誰にも負けない努力を続けることが、
成功するためには必要なのです。



利己にとらわれない
正しい判断基準、価値観を
持つことができるようになってはじめて、
私たちは「足るを知る」ことができ、
心から「豊かさ」を
実感できることができるようになるのです。



一所懸命に働くことが、人生を素晴らしものに
導いてくれたのです。
働くことは、まさに人生の試練や逆境さえも
克服することができる「万病に効く薬」のような
ものです。
誰にも負けない努力を重ね、夢中になって働く
ことで、運命も大きく開けていくのです。



真のリーダーとは、人生において、ひたむきに
仕事に打ち込み、その中で人格を高め続ける
ような人物ではないでしょうか。
そのような人間であれば、リーダーとして権力を
委ねられた後も、堕落することも傲慢になることも
なく、集団のために自らを犠牲にして懸命に
働き続けてくれるはずです。



企業を発展させていこうとするなら、まずは経営者が
人間としての器、言い換えれば、自分の人間性、
哲学、考え方、人格というものを、絶えず向上させて
いくよう、努力を重ねていくことが求められるのです。



美しい心を持ち、夢を抱き、懸命に誰にも負けない
努力を重ねる人に、神はあたかも行く先を照らす
松明を与えるかのように「知恵の蔵」から一筋の
光明を授けてくれるのではないでしょうか。



この中で、今年一番気になっている言葉が、この文章の中にも出てきました。

「足るを知る」です。

人の欲求は、際限を知りません。いくら給料をもらおうと、満足をすることがありません。満足するためには、「足るを知る」ことが必要です。

2011/07/29

ツキの大原則

西田文郎氏の「ツキの大原則 -面白いほど成功する努力が「すぐ報われる人」のマル秘ノウハウ-」を読みました。





かなり多いんですが、60の原則をあげてみます。



原則 1  ツイている人間は、必ずツキを大切にしている
原則 2  千円札しか拾えないのは、ツイていない人間である
原則 3  今ツイていなければ、一生ツキを逃し続ける
原則 4  自分の力だけに頼る者は、ツキや運をつかみ損ねる
原則 5  頭のいい人間ほど、成功するのが難しい
原則 6  熱意のない人間ほど適応能力に優れている
原則 7  ツキのない人間ほど、「プラス思考になろう」
       「プラス思考でなければいけない」と努力している
原則 8  ツキのなさ、運の悪さは伝染る
原則 9  成功できる人間は、夢を抱き、その夢を語り続け、
       その夢の話を真剣に聞いてくれる友を持っている
原則10  成功しない人間には、不平不満やグチ、悪口、
       ねたみを語り合う友がいる
原則11  ツキのある人ほど、自分に味方する不思議な力を
       感じている
       何でも理屈で割り切ろうとする理屈人間は、絶対に
       ツキを逃す
原則12  当たってほしくない予感ほど見事に的中する
原則13  「良い予感」をより多く持った人間が勝つ
       「悪い予感」をより多く持ってしまった人間が負ける
原則14  ツキがなく、ツキが必要な人ほど、ツキを大切にしない。
       ツキがあり、もうこれ以上のツキはいらないと思える
       人ほど、ツキを大切にする
原則15  失敗は「失敗の母」。成功は「成功の母」
原則16  今のあなたは一〇年前にあなたが予感していた
       とおりのあなたである
       一〇年後のあなたは、今あなたが予感している
       とおりのあなたになる
原則17  ツキのある人間は、すでに充分自分を変えてきたのに、
       まだ変われる、もっと変われると思い込み、常に自分を
       変革し続けていく
原則18  この世には、次の三種類の人間しかいない
       「できる予感する人間」「できないかもしれないと予感
       する人間」「できっこないと予感する人間」である
原則19  「仕事を好きになろう」と努力すると、どんどん仕事が
       嫌いになる
       美人と一緒に仕事をするだけで、仕事が大好きになる
原則20  「難しい」と人が思うのは、「できなくてもいい」「わから
       なくてもいい」と心が判断したものに対してだけである
原則21  「快」と感じるか「不快」と感じるか。「好き」と感じるか
       「嫌い」と感じるか、それによって脳全体の働きが、
       まるで違ってくる
       天才と凡人の違いは、そこにある
原則22  成功する人間の脳には「成功するためのソフト」が
       入っているから、イヤでも成功してしまう。失敗する
       人間の脳には「失敗するためのソフト」が入っている
       から、どんなに成功したくても成功できない
原則23  脳にインストールされたソフトで、人生が決まってしまう
原則24  金持ちになれない人間には「お金は汚い」という潜在
       意識がある
       金持ちになる人間ほど「お金は素晴らしいものだ」と
       思っている
原則25  金儲けが上手な人は、金儲けが大好きで、儲ける
       ことは簡単だと思っている
       金儲けが下手な人は、金儲けはとてつもなく難しい
       ことと思い込んでいる
原則26  お金が一番大切だと思う人間は魅力がない
原則27  お金があり、しかもお金以上の価値を知る人間は
       魅力がある
原則28  金持ちになる人間を見分ける方法は「お金を大切に
       しているかどうか」である。お金を大切にせず、お金に
       感謝しない人間は、絶対に金持ちになれない
原則29  「感謝した者」が勝つ
原則30  「万馬券」を当ててしまうのは、よほどお金にツキの
       ない人間だ
       お金にツキのある人間は、「一番人気」を買う
原則31  お金のある人のところには、儲け話が次々にくる
       お金のない人のところには、一見儲かりそうな話が
       次々にくる
原則32  成功できなかった人-能力があると信じられなかった
       だけ
       成功した人-能力があると信じただけ
原則33  自分で思う「中身」より、「評判」のほうが大切である
原則34  ツイている人間を見て、「あんなふうになりたい」
       「すごい」と思う=ツイている人間になれる要素がある
       ツイている人間を見て、「しんどそうだ」「イヤなやつだな」
       と思う=一生ツキから見放される要素がある
原則35  「熱意」と「感動」は「ツイている人間を引き寄せる磁石」
       である
原則36  ツキのない人間と付き合うのはラクだ
       ツキのない人間は、付き合うのがラクな相手と付き合って
       いる
       ツキのある人間は、付き合ってためになる相手と付き
       合っている
       だからツキのある人間と付き合うときには、向上心が
       必要になる
原則37  成功する人間は、付き合う人間を選ぶ-
       脳というスーパーコンピュータが、付き合う相手のマネを
       してしまうから
原則38  自慢してしまえば、弱点は強さになる
原則39  まず目立て
原則40  自信のある長所は、他人の目には短所となって映る
       短所は、それに自信を持てば、他人の目に長所としてして
       映る
原則41  弱点や短所は、自慢してしまえ
原則42  一〇〇回マイナス思考になったとしても、一〇一回プラス
       思考になればいい
原則43  不調のときは反省するな。反省は絶好調のときにせよ
原則44  不調のときは、考えれば考えるほど、ますます不調にある
原則45  「ツイている人間」は、忘れることが得意で失敗などすぐに
       忘れてしまう
       「ツイていない人間」は、記憶力が良すぎて失敗を忘れ
       られない
原則46  「ツイていない人間」は、知らないうちに「ツキの暗示」を
       自分にかけている
原則47  感謝するから「その対象が素晴らしいものに見えてくる」
原則48  できる男は、ウソをついてでも女性を幸せな気持ちにして
       しまう
       できない男は、相手の心を見ないからウソがつけない
原則49  「ツイている女性」は「成功してしまう予感」を男に抱かせる
原則50  「女性にツイている男」は、モテるための努力を厭わない
       「女性にツイてない男」ほど、努力なしの運命的な
       出会いに期待する
原則51  ウソもつき続ければ、いずれモンモノになる
原則52  ツイている人間は、七〇点を取ったら七〇点を喜べる
       (加点法)
       ツイていない人間は、九〇点取っても残りの一〇点で
       喜べない(減点法)
原則53  目標意識が人生を決める
原則54  「四〇〇〇万円のマイホーム」などという、小さな夢は
       持つな
       「一〇憶円のマイホーム」をイメージできれば、
       「四〇〇〇万円のマイホーム」などラクラク実現してしまう
原則55  ホメられた、期待された→そのとおりになろうとする
       叱られた、期待されなかった→そのとおりになろうとする
原則56  私の成功を、自分のことのように喜んでくれる人がいる
原則57  自分のことだけを考えていると、夢が持てなくなる
原則58  「心の支え」がある人は強い
       人や環境に対する感謝の感情は、強い自分をつくる
原則59  「現状を超えるにはどうしたらいいか」と考え続ける人間
       だけが成功する
原則60  「ツキのある人間」の脳は、人生は楽しいものだと思って
       いる 



興味深いことが多いのですが、特に21,22のあたりが惹きつけられました。成功する人間について書いているのですが、セールスのことに読み替えて読んでいました。

保険に加入しないお客さまには、「保険は損をする」とか「保険セールスはしつこい」などのソフトがインストールされています。保険セールスで成功するためには、「成功するためのソフト」をインストールすることが重要ということになります。



「成功するためソフト」をインストールするには、三つのスイッチを「プラス」側にオンすればいいのです。思考、イメージ、感情の三つがプラスに切り替われば、脳というスーパーコンピュータは、「成功するためのソフト」を自動的に実行し始めます。


と書かれています。



共感するところの多い本でした。

2011/07/26

人を活かす12の鉄則

松下幸之助氏の「人を活かす12の鉄則」を読みました。





60ページ超の薄い本です。12章(鉄則)に分かれていますので、移動中の少しの空き時間を有効活用できると思います。



12の鉄則は以下の通りです。


 1.人間の心の動きをつかむ
 2.基本理念を定め、訴える
 3.要望する
 4.適材適所を心がける
 5.率先垂範する
 6.意見を聴く
 7.長所を見る
 8.夢や希望を与える
 9.信頼して任せる
10.寛厳よろしきを得る
11.頼む心、拝む心をもつ
12.根気よく磨く


最近、「聴く」ということが、マイブームになっています。6番目の「意見を聴く」は、社長・上司を主語に書かれていますが、もちろん、ソリシターにも役立ちます。


「部下の知恵をみな捨ててしまうと、たいてい倒れていく。倒れていく会社はみなそうや。(中略)だから諸君の部下の言うことは、わが師の言うことであると考えないといかんわけや。」


幸之助さんいいこと言ってます。

2011/07/25

タヴィストック洗脳研究所

ジョン・コールマンの「タヴィストック洗脳研究所」を読みました。





すごいタイトルの本です。「洗脳研究所」です。

タヴィストック人間関係研究所のことを指しています。1913年にロンドンでプロパガンダの作成と宣伝を手掛ける組織としてスタートしています。


「メディアを使って、洗脳している人がいたら?」と考えると、末恐ろしいですが、著者はホワイトハウスからビートルズまで、洗脳について書いています。

なかなかすべてを信じられませんが、一部のことについては、「方向付け」されているように感じます。

今の原発の報道にしても、何が本当で、何が嘘かよくわかりません。もしかしたら、洗脳研究所ような誰かが、メディアや学者、評論家を使って、「方向付け」しているかもしれません。


モノを買うときはこの「方向付け」に気をつけないといけないですね。

2011/07/23

大物たちの人間力

藤木相元氏の「大物たちの人間力 -戦後の傑物から学ぶ習慣づくり-」を読みました。





松下幸之助、吉田茂、本田宗一郎、田中角栄など、17人の「大物」とのエピソードをオムニバスで書いている本です。

「大物」とのエピソードは強烈です。「ほんと?」「これ本にしていいの?」と思わせる話ばかりです。

著者もテレビで観ている印象と違い、波乱万丈の人生でそちらも興味深いです。




嘉祥流開運の習慣

 1.早起きは先ず開運への一歩である
 2.洗顔で清めほほを叩き気を入れる
 3.ヘアーや顔を整えて自分をつくる
 4.鏡の自分に笑いかけ、励まし、褒める
 5.朝の太陽をからだ一杯まで食べる
 6.天に向かい大声で運の誓いをたてる
 7.朝食はゆっくりと頭に栄養を摂る
 8.便所の潔癖が文明と人格を決める
 9.部屋の整理や整頓などは朝決める
10.今日の装いは役柄を明るく決める
11.歩行は近道よりも大道を闊歩する
12.自分の乗り物よりも満員電車による
13.忙しさは逃げないで追いかける
14.家は明るさと風通しと清潔にある
15.置物や飾りは丸か輝きか華とする
16.よく働き遊んでよく笑い泣き怒る
17.明日のことは案じないで笑って眠る

2011/07/22

社長になる人はなぜゴルフがうまいのか?

西田文郎氏の「社長になる人はなぜゴルフがうまいのか? -あなたが変わる最強の集中力-」を読みました。





北京オリンピック女子ソフトボール日本代表のメンタルコーチをされた著者の本です。

ゴルフをテーマにしたメンタルトレーニングについて書かれていますが、いろんな場面で使えます。



半端なく稼ぎ半端なくゴルフがうまい経営者の共通点

・大きな夢を信じる力
・物事を詰める力
・ツキ
・のめり込む力=集中力



集中力を作り出すインターバルトレーニング

1.すぐに忘れる
2.内気を高める
3.イメージを描く
4.呼吸を整えて集中!



メンタルトレーニングは、知ってるだけでは意味なく、実践しないといい状態が作り出せないので、一読されることをおススメします。

2011/07/20

ビッグツリー

佐々木常夫氏の「(新版)ビッグツリー -自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて-」を読みました。





この本はかなり読みにくかったです。

自閉症の長男、うつ病・肝臓病の妻を持ちながら、超有名一部上場企業の役員にまでなられるというのは、この本では書かれている以上にとんでもない努力があったものと推測されます。

人はここまでできるんだというのは、頭が下がりますし、自分ももっとできるよと感じさせてくれます。


読みにくかったのは、以前に講演を聞きに行った時も感じたことなのですが、著者が「悲劇のヒーロー」になっているところです。書き出しが、以下のように始まっています。



「神様は私に試練を与えたというか、ちょっといたずらをされたようだ。」




旦那ががむしゃらに仕事をして、高いパフォーマンスを上げるのは、妻や子供の理解や支援があったというのが大きな要因であり、決して自分だけが頑張ったわけではありません。

先天的に病気を持って生まれてきた子供はともかく、結婚してから、妻が精神疾患になるのは、一人で勝手に病気になるわけではなく、子どもの病気のことで悩んだり、生活の中で他にも悩み事が重なって、病気として発症してしまうわけで、旦那に大きな要因があると思います。

メンタルへルスになる人が、アルコールに頼ってアルコール中毒も併発する(私の元上司も両方の気がありました)ケースが多いことと、妻が精神疾患と肝臓病を併発していることも因果関係があるような気がしてなりません。

私なら、妻を病気になるということは、自分との関係性に病気の要因のひとつがあると感じて、相当落ち込んでしまいそうですが、著者はそこのところは自分には何の責任もないと完全に切り離しているように読みとれます。それがポジティブに何事もこなしていけた原動力にもなっているようなので、なんとも言えませんが、個人的には、そこがひっかかって読みにくかったですね。

2011/07/19

組織は戦略に従う

アルフレッド・D・チャンドラーJrの「組織は戦略に従う」を読みました。





チャンドラーの古典中の古典です。

1900年初めのデュポン、GM、スタンダード石油、シアーズ・ローバックの事例から企業が成長していく中でどのような組織をつくっていったかが書かれています。

ずっと読もう読もうと思っていましたが、500ページ以上あるかなり分厚い(そして高い)本なので、なかなか手が伸びませんでしたが、やっと手に取りました。


読もうと思ったのには、理由があります。

最近私の近くで、「戦略は組織に従う」という事例がありました。組織をつくってから、その組織に何をやってもらおうという議論が盛んに行われて、多くの時間や労力が使われています。



まあ、よくあることですが、もっとお客さまのほうを向いて、どのような戦略を立案して、その戦略を実行するための組織が必要ですよね。

2011/07/18

心を整える

長谷部誠氏の「心を整える」を読みました。





サッカー日本代表の長谷部誠氏の本です。

女子サッカーがワールドカップで優勝したから読んだわけではないです(笑)。

長谷部ファン、サッカーファンの方は必読です。著者の人となりや日本サッカーのことがよくわかります。

それ以外の方ももちろん必読です。著者のプロ意識の高さには甚だ感心してしまいます。


先日、中村文昭氏の講演を聞く機会がありましたが、中村氏は、若いころからグリーン車に乗って、隣に座ったプロ野球選手や企業のエグゼクティブに話を伺って自分のプロ意識の低さを認識したと言ってました。

毎回グリーン車に乗るのは、経済的にも大変です。そこまでしなくても、この本は自分のプロ意識の低さを痛感させられますし、長い間一線で仕事をしたいなら、もっと自分に厳しくいかないといけませんね。



著者がたくさん本を読んでいることにも、衝撃を受けました。

2011/07/15

よいビジネスモデルと悪いビジネスモデル

今月号のハーバードビジネスモデルの論文のタイトルの一つです。

昨日のライフネット生命のお二人が言っていたことが書いてあります。



ビジネスモデルに問題がある場合、その兆候は常にきわめて早い段階で表れますが、たいていの場合、それは無視されるか、否定されます。というのも、大半の企業の経営陣は現行ビジネスモデルの成功を踏み台にして、トップに上り詰めたという経緯があるからです。経営陣にはビジネスモデルの耐久性を疑問視するインセンティブは、まったくと言ってよいほど働きません。



これが時代に追い越された会社を置き去りにして、新しい会社の参入を快進撃を促すんですね。既存の会社はゆでガエルにならないようにしないといけないですね。

2011/07/14

カンブリア宮殿

あまりテレビは観ないのですが、食い入るように観ました。生命保険の革命児、ライフネット生命のカンブリア宮殿。

前にも書いたと思いますが、準備会社のころに、出口氏、岩瀬氏の話を聞いたことがありますが、ビジネスモデルが固まっているような感じがしませんでしたし、とても上手くいくとは、感じませんでした。

もう7万件も保有があるんですね。


出口氏、岩瀬氏の本を読んでも、テレビを観ていてもそうなんですが、ワクワクします。


やりたいことを思いっきりやっているというのが、伝わってくるんでしょうね。

2011/07/13

代理店指導

嫌いな言葉です。

このタイトルにした理由があります。

まだ、保険を扱いはじめて1,2年の代理店さんに話を伺う機会がありました。

どうやって、TELアポしてるか、アプローチしているか、ヒアリングしているかなどなど、1時間半ぐらい聞かせていただきました。

「それ、誰が考えたんですか?」を連発してしてしまいました。

プロセスの詳細のところまで、いろいろトークを考えていて、感動してしまいました。

ここまで語れるソリシターはほとんど見たことがなく、保険会社が「代理店指導」なんて言葉を使っていることが、大きな勘違い、指導されるのは我々だ、もっと謙虚にならないといけないなと強く感じました。

われわれソリシターは、考えることが足りてない、もっと勉強しないと本当に要らなくなるなあと感じました。

2011/07/11

タイ焼きのしっぽはあげないと・・

タイ焼きを全部食べて、ひどいことになってしまった話があります。

某代理店の甲支店での出来事です。

A社の商品aとB社の商品bが競合していました。どちらも一長一短あり、他の支店ではどちらも売れています。

しかし、甲支店ではA社の商品aが100%のシェアを取りました。

そうしたら、本店から「B社の商品bも売れ!」と圧力がかかりました。

もちろん、B社が本店に交渉した結果です。


タイ焼きのしっぽだけでも食べていれば、飢えなかったでしょうが、何も食べられないと大胆な行動に出られますね。


調子のいい時ほど、反動のことを考えておかないといけないですね。

2011/07/08

会社を成長させるために絶対に必要なこと

佐藤昌弘氏の「会社を成長させるために絶対に必要なこと」を読みました。





有名コンサルタントの本です。著者も言っていますが、かなり高いコンサルティングフィーを取ると聞いたことがあります。

一度読まないとなあと思っていましたが、やっと読みました。

この本は、中小企業の社長に向けて書かれている本です。

前半は、自身の失敗体験、成功体験を書いており、後半はマーケティングについて書かれています。

前半もそうですが、後半は特に、保険代理店にも参考になるところがたくさんあると思います。


どんな業種でも、見込み客を発見することは、最も重要なことで、最も難しいことということがよくわかります。

2011/07/05

管理される心

A・R・ホックシールドの「管理される心 -感情が商品になるとき-」を読みました。





この本興味深ーい。

感情を売っている仕事についての本です。

たとえば、製造ラインで働いている人は、部品を組み立てるのに感情は関係ありませんが、客室乗務員は、接客には感情が重要になってきます。A航空会社を選ぶのか他の航空会社を選ぶのかの大きな要素になります。

セールスも同じで、感情が大きな要素になります。

代理店と話すのに、無愛想な顔で話していたら、上司から注意されます。「話の内容」ではなく、「感情」を注意されます。

客室乗務員に対して、「感情」のトレーニングをしている航空会社のことが書いてあるのを読んで、ソリシターにも「感情」をコントロールするトレーニングが必要です。


切り口も面白いのですが、中身も面白いです。感情を管理するのに、「表層」と「深層」をうまく使い分けていく、いいこと悪いことをうまく処理していく。


スキル・知識偏重ですが、「感情」も考えていかないといけないですね。

2011/07/03

マネジャーの仕事

ヘンリー・ミンツバーグの「マネジャーの仕事」を読みました。





ミンツバーグの古典です。
なんだかよくわからない漠然とした「マネジャーの仕事」についてわかりやすくまとめてくれています。



マネジャーの仕事は10の基本的役割

対人関係
 フィギアヘッド
  象徴的な長;法的、社会的責任をもった多数のルーチン責務を
  実行する
 リーダー
  部下の動機づけと活性化に責任がある;人員配置、訓練および
  関連責務への責任
 リエゾン
  好意的支援や情報を提供してくれる外部の接触や情報通から
  なる自分で開拓したネットワークを維持する
情報関係
 モニター
  組織と環境を徹底的に理解するため広範な専門情報(ほとんどが
  最新のもの)を探索・受信;組織内外の情報の神経中枢になる
 周知伝達役
  外部や部下から受信した情報を自分の組織のメンバーに伝える;
  事実情報もあり、解釈が入り組織の有力者がもつ多様な価値づけ
  を統合した情報もある
 スポークスマン
  組織の計画、方針、措置、結果などについて情報を外部の人に
  伝える;組織の属する業種に関して専門家の働きをする
意思決定関係
 企業家
  組織と環境に機会を求め変革をもたらす「改善計画」を始動させる;
  特定プロジェクトのデザインも監督する
 障害処理者
  組織が重要で予期せざる困難にぶつかったとき是正措置を取る
  責任
 資源配分者
  実質的に、組織のすべての重要な決定を下したり、承認したりする
  ことによる、あらゆる種類の組織資源の配分に責任がある
 交渉者
  主要な交渉にあたって組織を代表する責任



6つの特徴

①組織の財やサービスの能率的生産を確保すること。
②安定的な組織業務をデザインし維持すること。
③組織を計画的な方法で変化する環境に適応させること。
④組織が組織を動かしている人たちの目的に役立つようにすること。
⑤組織と外部環境をつなぐ重要な情報リンクとして働くこと。
⑥組織の地位体系を操作すること。



マネジャーの仕事は、短時間で、変化に富み、断片的なので、ソリシターからマネジャーになった人は仕事の内容が大きく変わってしまっていまい、戸惑っている方も多いのではないでしょうか。ソリシターのフォローが必要かもしれませんね。