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2009/07/31

老子

蜂屋邦夫訳注の「老子」を読みました。





実は、買ってからページを開けるのをずっとためらっていました。漢文がずっと書かれていたらどうしよう、超難しそうと思っていました。

昨日、かばんがいっぱいで、文庫本しか入らないないなあと状況で、50cm積み上がっている読んでいない本の中で、文庫本がこれしかなったので、手に取りました。


手に取ってみると、訳文がとてもわかりやすくて、すらすら読めました。

1つ引用してみますと、


第六十八章

すぐれた武将は猛々しくない。すぐれた戦士は怒りに任せない。うまく敵に勝つ者は敵とまともにぶつからない。うまく人を使う者は、彼らにへりくだる。これを争わない徳といい、これを人の能力を使うといい、これを天に匹敵するという。むかしからの最高の道理である。

善く士為る者は武ならず。善く戦う者怒らず。善く敵に勝つ者は与にせず。善く人を用いる者は之が下と為る。是れを争わざるの徳と謂う。是れを人の力を用いると謂う。是れを天に配すと謂う。古の極なり。



競合他社とまともにぶつからない(強み弱みをしっかり理解し、競合する場面で、うまく使っている)、代理店さんやクラーク(支社事務員)にへりくだる(偉そうせず、うまくコミュニケーションをとっている)。

ソリシターにもいえることだなあと思って読んでいました。

2009/07/30

世界の心理学50の名著

T・バトラー・ボードンの「世界の心理学50の名著 エッセンスを学ぶ」を読みました。




50の本の要点が読めて、十分楽しめます。
ちゃんと全部読みたい本も何冊もありました。

いくつか引用してみます。


どんな仕事でも、十分なコミュニケーションをとることが成功の必要条件となる(P.61)(対人能力)

われわれの感情はすべて「認知」、つまり自分自身の思考によって生み出される。(P.99)(いやな気分よ、さようなら)

感情はフロイトが主張するように抑圧された欲望や要求の結果ではなく、人間の思考、考え方、信条などから直接生まれる。(P.121)(論理療法)

治療では、患者の病歴に関する情報をあれこれ聞き出そうとせず、「ラポール(医師と患者の親密な関係)」を築くことが優先された。物語を聞いている患者のボディー・ランゲージ、呼吸、表情のかすかな変化などをエリクソンは注意深く観察した。(P.128)(私の声はあななとともに)


営業に直接関係あるところで、興味深いところの一部をピックアップしてみました。


私の大好きなマーティン・セリグマン(「世界でひとつだけの幸せ」)やマルコム・グラッドウェル(「第1感―「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」)
上にクルクル回っている「影響力の武器」(ロバート・チャルディーニ)も入っています。





2009/07/29

あなたも魔法使いになれる ホ・オポノポノ

「あなたも魔法使いになれる ホ・オポノポノ」を読みました。

この本の貰ったものです。

amazonで検索できなかったので、市場に流通していないのかもしれません。
(ホ・オポノポノはたくさんあります。)

先週末、経営コンサルタントの方から、セールスパーソンの行動変容を促す仕組みを作られたIT会社の社長を紹介してもらいました。

最初の1時間は、そのソフトの中身を聞いていた(というかこういう風に作ってと要望をいってました)のですが、そのあと、場所を居酒屋に移し、ミッションやビジョン、バリューの話で盛り上がり、この本を2冊もらいました。

新しく開発されたソフトも素晴らしいのですが、社長自身がとても魅力あるしっかりした青年(私より4歳も若い)で、すっかりファンになってしましました。


「ホ・オポノポノ」とは、古くからハワイの少数民族に伝わる伝統的な問題解決メソッドです。
ホ・オポノポノを一言で言うと、以下のようになります。


ごめんなさい。
ゆるしてください。
愛しています。
ありがとう。

2009/07/28

出入り禁止

今日、また出入り禁止の話を聞きました(またか!という感じですけど)。


出入り禁止、もちろん担当する代理店から出入り禁止を食らったという話です。

その代理店さんは、銀行別働隊ということでした。

そのソリシターの方は、代理店さんのアプローチ方法は”お願い”しかないようで、地方で一社専属もしくはそれに近い代理店さんばかり担当している間は、まだよかったようですが、都心部で大きな乗合代理店さんを担当したら、そのようなことになってしまったようです。

そのソリシターの方も、かわいそうと言えば、かわいそうで、大型乗合代理店さんの付き合い方を知らず、いつものように”お願いします、おねがいします”とやってしまい、”前の担当者に戻してくれ!”となってしまったようです。


どうしたら、出入り禁止にならなったのでしょう?

2009/07/23

全脳思考

神田昌典氏の「全脳思考」を読みました。





神田氏の翻訳した本は、以前に読んだことがありましたが(ザ・マインドマップ、コピーライティング)、神田氏自らが書かれた本は、初めて読みました。








友人から、「U理論」を取り上げていると聞き、すぐに買いに行きました。

「U理論」とは、「出現する未来」の監訳者の野中先生の解説を引用しますと、


U理論は①センシング(現実に埋没し状況と一体となる)、②プレゼンシング(出現する未来の源の内側から見る現在を見直す)、③リアライジング(大きな世界を共に創る)というプロセスをとる。Uを下るときは習慣的な見方を変えるとき、Uの底は中心の中心を見るとき、Uを上るときは意識の源を変えるときなのである。





ほかにも、NLPのテイストが入っていたり、ロジカルシンキングのテイストが入っていたり、ストーリー手リングのテイストが入っていたりと、てんこ盛りの内容です。


流石、売れっ子経営コンサルタントですね。儲かりそうなところへの嗅覚がすごいですね。しかも、わかりやすい、450ページ以上ある本なのにすぐに読めます。てんこ盛りなので、営業にも使えるところがいっぱいあります。

2009/07/22

生命保険販売で難しい3つのこと

先日、担当ではない何人かの代理店さんと食事をしていたあと、こんな悩みが噴出しました。


1.見込客が少ない

2.アプローチがうまくいかない・よくわからない

3.モチベーションの維持が大変


これは、生命保険販売で最も難しいといわれている3つです。
どちらかと言うと、業界の中でも売っている方の代理店さんばかりだったのですが、やっぱり、悩みはここに集中するようです。

この3つは、永遠のテーマで、「これ!」という答えはもちろんありませんが、”ブレインストーミング→KJ法”を次回集まったときはやってみたいですね。

2009/07/20

続・発想法

川喜田二郎氏の「続・発想法」を読みました。





以前に紹介した「発想法」の続編です。





発想法とは、川喜田二郎氏の考案した「KJ法」のことです。


KJ法とは、現場の声の多様さを、その個性のままにとらえ、それを構造的に組み立てて、それが語りかけてくるところにしたがって、問題を把握いていく技法である。


と書いてあります。


この業界は、転職者が多く、社内でも共通言語がなく、コミュニケーションがうまくいっていないことがあると思います。コミュニケーションツールとして、うまく使いたいなあと思って読んでいました。

この本は、事例も多く紹介されており、使いやすいと思います。

2009/07/19

海馬

池谷裕二先生と糸井重里氏の「海馬」を読みました。





この本も先々週いただいたものです。この本は、以前に池谷先生の「単純な脳、複雑な「私」」読んで、ずっと読みたいなあと思っていたので、ラッキーでした。





この本は、池谷先生と糸井氏の対談が本になっています。対談をそのまま本にしていますので、難しいテーマにもかかわらず、とても読みやすいです。読みやすのですが、内容は脳についていろんな角度から触れられています。「やる気」についてや「睡眠」について「脳の解釈」についてなど営業にも参考になる話が多かったです。

2009/07/17

社員の心を温める会社は必ず伸びる

株式会社イマジナの「社員の心を温める会社は必ず伸びる」を読みました。





この本は、買ったのではなく、先週もらったものです。


この本は、コンサルティング会社が宣伝用に書いたもので、30分もあれば読めるようにかかれたものです。
ちょっと宣伝が強く出ているところがありますが、面白い内容でした。

まず最初のページにこんなことが書いてあります。


強いものだけが生き残るとは限らない。
賢いものが生き残るとは限らない。
変化するものだけが生き残る。
(ダーウィン)


そうだよなあ。変化しないと淘汰されちゃうよなあ、と自省。
また、宣伝が強く出てくる前の最後ページには、


偉大になる人は
常に凡庸な人々から反発にあってきた。
凡人は従来の先入観に
盲目的に従うことを拒否し、
勇気を持って正直に
自分の意見を表明する人を
理解することができない。
(アルベルト・アインシュタイン)


ということが書いてあります。

強い意志を持って、イノベーションを起こさないといけないなあ、と自省。

簡単な内容でしたが、気づきの多い本でした。

2009/07/14

ワーク・モティベーション

ゲイリー・レイサムの「ワーク・モティベーション」を読みました。





本書をよく見ると、日本語には、サブタイトルがついていませんが、英語には、サブタイトルがついているようです。

「History, Theory, Research, and Practice」


1900年から現在に至るまで、のモティベーション理論の変遷が書かれています。

今まで、モティベーション理論と言えば、エイブラハム・マズローの「欲求階層説」、ダグラス・マクレガーの「Ⅹ理論・Y理論」、フレデリック・ハーズバーグの「動機づけ要因・衛生要因」、以前に紹介したエドワード・デシの「内発的動機付け」ぐらいしか研修に行っても出てきませんし、知りませんでしたが、たくさんのTheoryが出てきます。





モティベーションに関しては、いつもいろいろ話題になり、なかなかいいものが見つかりませんでしたが、良い体系書ができました。


(分厚い本で、読むのに抵抗がありましたが、中を見てみると、参考文献のページだけで40ページ以上ありました。)

2009/07/13

セミナー営業⑲

最終日の今日は、保険会社の取り組みを見てみましょう。

ひとつめは、ご存知、ING生命の「SMMS(サクセスフル・マネー・マネジメント・セミナー)」です。
http://www.smms.jp/

テキストをお持ちのソリシターの方も多いではないでしょうか。

すばらしいコンテンツですよね。


ふたつめは、三井生命の「PMM(パーソナル・マネー・マネジメント)」です。
http://www.mitsui-seimei.co.jp/pmm/

乗合代理店さんがセミナーをしているわけではないので、なかなか目にすることはありませんが、コンテンツの量がすごいですね。立ち上げ当初に比べると、PMMをしている拠点も増えているようです。

2009/07/12

ニュー・アース

エックハルト・トールの「ニュー・アース」を読みました。





この本のいちばんの目的は、「読者の頭に新しい情報や信念を付け加えることでも、何かを説得することでもなく、意識を変化させること、つまり目覚めさせること」と書いてあります。


先週、「エゴ」の話をしていたところ、「エゴ」についてもたくさん書かれていましたので、「エゴ」について、気になったところを引用してみますと、



エゴが生まれる最も基本的な精神構造の一つがアイデンティティである。



欲望は構造的なものだから、精神的な構造が変わらない限り、内容がどうであろうと永続的な満足はあり得ない。



エゴとは「自己」という意識、エゴという意識をまとって繰り返し生起する思考の形と条件づけられた精神‐感情パターンの塊なのだ。



すべての心の活動の核心は繰り返ししつこく反復される思考、感情、反応パターンでできていて、人はそこに最も強く自分を同一化している。それがエゴそのものである。



自分のエゴに気づいたとき、それは厳密に言えばもうエゴではなく、古い条件づけられた心のパターンになる。



エゴから解放されるために必要なのは、エゴに気づくことだけだ。



あなたのなかのエゴが強ければ強いほど、人生でぶつかる問題は誰か他人のせいだと思うはずだ。それに、きっとまわりの人たちに生き難い思いをさせていることだろう。もちろんあなたはそれに気づけない。いつも苦しめられているのは自分なのだ。



エゴを乗り越えるとは、中身から脱することである。自分自身を知るとは自分自身であることで、自分自身であるとは心の中身と自分の同一化をやめることだ。



現在という瞬間を友人としようという決断は、エゴの終わりを意味する。



自分にもっと多くの時間を与えるとは、「自己」に多くの時間を与えることだ。この時間とは過去と未来で、心がつくり出した偽りの自己であるエゴが生きる糧であり、その時間はあなたの心のなかにある。



人生に言い続けてきたノーがイエスに変わるたび、あるがままのこの瞬間を受け入れるたびに、あなたは時間とエゴを解体する。




他にも取り上げたいところがたくさんあったすばらしい本でした。さすが、アメリカで580万部も売れているだけありますね。

2009/07/07

自由になるのは大変なのだ

今井純氏の「自由になるのは大変なのだ」を読みました。





インプロの本です。

今月、インプロを体験する機会が2回ありそうなので読んでみました。

インプロとは、インプロヴィセーション(即興芝居)です。

このごろ、社員研修でもインプロを導入するような話を聞くようになりました。

以前から興味はありましたが、よく分かりませんでした。

確かにこの本を読んでみて、初めて実感しましたが、「創造力」、「傾聴」、「受容」、「柔軟性」、「ユーモア」、「コミュニケーション能力」、「ポジィティブシンキング」、「自己開放」、「話術」などソリシターに必要なスキルが詰め込まれています。


この本では、どのように研修をデザインするのかは分かりませんでしたが、実践するのが楽しみになりました。

2009/07/06

ソリシターはミッションが大切だ!

今日、元ソリシターの方と食事をしました。彼は、昨年退職され、今は、代理店さんやライフプランナーを支援する会社を立ち上げられ、独立されました。

退職されたことは、連絡をいただいて知っていました、会うのは2年ぶりでした。

生命保険業界で、長年お世話になったので、何か恩返しをしたい、代理店さんやライフプランナーは困っている、このままじゃ生き残れない、何とか力になりたいと強い思いを持って活動されていました。

ソリシター時代から、熱い人間で、官僚的な財閥系の会社の中では、浮いた存在でした。(こういうひとを辞めさせたらいけないのになあ。)


ちょうど私が代理店さんに提案しようと考えていたことを、システム構築したんですと先週電話をいただき、某ホテルの中華を食べながら話を聞きました。(シンクロしてるなあ。)

彼の企画もすばらしかったのですが、何よりも彼のミッションやビジョンに深く心を動かされました。
先日の超優績者と同じにおいを感じました。


今までは、他社のソリシターだったので、敵と味方だったのですが、これからは一緒に仕事ができそうでとても楽しみです。

2009/07/03

さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる

エックハルト・トールの「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」を読みました。





この本すごいです。

この本は、過去や未来ではなく、「いま、この瞬間」を大切に生きる、「いまに在る」ことの重要性を説いています。

最終章に、このごろよく使う言葉の「手放す」ことについて書かれていますので、引用します。


「手放すこと」は、人生の流れに逆らうよりは、身を任せるという、シンプルでありながらとても奥の深い「知恵」なのです。人生の流れを実感できる場所は、「いま、この瞬間」しかありません。「手放すこと」は、「いま、この瞬間」を、なんの不安も抱かずに、無条件に受けいれることです。「すでにそうであるもの」に対する心の抵抗を、捨て去ることです。
 心の抵抗とは、思考の決めつけやネガティブな感情によって、「すでにそうであるもの」を拒絶することです。

(中略)

「手放すこと」をおこなうのは、内面だけでいいのです。なんらかの行動をとって、状況を変えてはいけないという意味ではありません。しかも、手放すときに受けいれなければならないのは、一切合切の状況ではなく、「いま、この瞬間」という、ごく限られた部分だけでいいのです。



監訳者の飯田史彦氏が書かれている通り、宗教っぽく感じられ、抵抗がある方も多いと思いますが、宗教色をできるだけ減らしていただいているとのことで、とても読みやすかったです。


昨日のブログと深い部分でつながっているように感じています。おススメの一冊です。

2009/07/02

自己実現

先日、この業界の超優績者の講演を聴きました。

過去にMDRTの日本大会でも講演された方です。

その方の話を聴くのは、2回目だったのですが、2回とも最後に「なぜ、自分は生命保険を販売しているのか」を自身のお客様の死亡保険金の支払を例に熱く語られました。

マズローの欲求段階説で言うと、優績者の方の多くは、お金や賞(生理的欲求や承認欲求)ではなく、ミッションやビジョンが明確で、それを実現するため(自己実現の欲求)で動いています。


優績者の話を聞いているといつも感じますが、このような人を担当するに私はふさわしいだろうか?私は彼の自己実現に貢献できるのだろうか?と。