エックハルト・トールの「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」を読みました。
この本すごいです。
この本は、過去や未来ではなく、「いま、この瞬間」を大切に生きる、「いまに在る」ことの重要性を説いています。
最終章に、このごろよく使う言葉の「手放す」ことについて書かれていますので、引用します。
「手放すこと」は、人生の流れに逆らうよりは、身を任せるという、シンプルでありながらとても奥の深い「知恵」なのです。人生の流れを実感できる場所は、「いま、この瞬間」しかありません。「手放すこと」は、「いま、この瞬間」を、なんの不安も抱かずに、無条件に受けいれることです。「すでにそうであるもの」に対する心の抵抗を、捨て去ることです。
心の抵抗とは、思考の決めつけやネガティブな感情によって、「すでにそうであるもの」を拒絶することです。
(中略)
「手放すこと」をおこなうのは、内面だけでいいのです。なんらかの行動をとって、状況を変えてはいけないという意味ではありません。しかも、手放すときに受けいれなければならないのは、一切合切の状況ではなく、「いま、この瞬間」という、ごく限られた部分だけでいいのです。
監訳者の飯田史彦氏が書かれている通り、宗教っぽく感じられ、抵抗がある方も多いと思いますが、宗教色をできるだけ減らしていただいているとのことで、とても読みやすかったです。
昨日のブログと深い部分でつながっているように感じています。おススメの一冊です。
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