蜂屋邦夫訳注の「老子」を読みました。
実は、買ってからページを開けるのをずっとためらっていました。漢文がずっと書かれていたらどうしよう、超難しそうと思っていました。
昨日、かばんがいっぱいで、文庫本しか入らないないなあと状況で、50cm積み上がっている読んでいない本の中で、文庫本がこれしかなったので、手に取りました。
手に取ってみると、訳文がとてもわかりやすくて、すらすら読めました。
1つ引用してみますと、
第六十八章
すぐれた武将は猛々しくない。すぐれた戦士は怒りに任せない。うまく敵に勝つ者は敵とまともにぶつからない。うまく人を使う者は、彼らにへりくだる。これを争わない徳といい、これを人の能力を使うといい、これを天に匹敵するという。むかしからの最高の道理である。
善く士為る者は武ならず。善く戦う者怒らず。善く敵に勝つ者は与にせず。善く人を用いる者は之が下と為る。是れを争わざるの徳と謂う。是れを人の力を用いると謂う。是れを天に配すと謂う。古の極なり。
競合他社とまともにぶつからない(強み弱みをしっかり理解し、競合する場面で、うまく使っている)、代理店さんやクラーク(支社事務員)にへりくだる(偉そうせず、うまくコミュニケーションをとっている)。
ソリシターにもいえることだなあと思って読んでいました。
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