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2015/06/30

ナラティヴ・セラピー

S・マクナミー、K・J・ガーゲン編の「ナラティヴ・セラピー -社会構成主義の実践-」を読みました。


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社会構成主義はここでも何度も出てきていますが、「自然や自己についての〈正確〉で〈客観的〉説明というものは、実は社会過程の産物であり、人々の間で構成されたものと考える」という考え方です。

タイトルの「ナラティヴ・セラピー」との関係では、以下のように書かれています。


「自己と他者、そして、世界をどう捉えるかは、人々の間で共有されている言葉のやりとりや語り方の慣習によって決まってくる。したがってたとえば、ある人間やある国の歴史を「実際に起こったこと」に基づいて記述することはできない。むしろストーリーを語る形式や物語りの形式といった道具立てが先にあって、それが過去にあてはめられ、形をなす。もし、物語るという昔ながらの方法を用いなければ、(たとえば、成長や変化や失敗について、また、始まりと終わりがあり独自の論理展開をもつ物語について)納得のゆく説明はできないだろう。実際、われわれが「本当」とか「良い」とか思うことの大部分は〈歴史というコンテクスト〉の産物なのだ」


今流行りのストーリーテリングや保険の世界で言うと、「例話」が有効なことがよくわかります。

というより、ストーリーで語らないと、納得のいく説明はできないということです。


一部の会社では、「例話」が重要視されていますが、多くの会社で蔑にされているのではないでしょうか。


2015/06/28

無気力なのにはワケがある

大芦治先生の「無気力なのにはワケがある -心理学が導く克服のヒント-」を読みました。


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タイトルそのままですが、マーティン・セリグマンの学習性無力感をテーマにした本です。

学習性無力感とは、自分の力ではどうすることもできない、コントロール不可能性を学習して意欲を失って無気力になってしまうことです。

会社にいると、学習性無力感との戦いです(私だけですかね)。

私は、「今はどうすることもできない」「たまたまタイミングが悪くてどうすることもできない」など思いつめないようにしています(笑)。



人や動物はコントロール不可能な事態に置かれると、無気力になるだけはなく、体も壊してしまう

コントロール不可能な状況に置かれることで、深刻な胃潰瘍を発症する可能性がある


当社にはメンタルへルス不全で休んでいる人が多いですが、この学習性無力感の影響は大きいと思います。

2015/06/27

未来が見えなくなったとき、僕たちは何を語ればいいのだろう

ボブ・スティルガーの「未来が見えなくなったとき、僕たちは何を語ればいいのだろう -震災後日本の「コミュニティ再生」への挑戦-」を読みました。


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アメリカ人ファシリテーターの著者が、震災後の東北を中心行われたワークショップや震災後の活動が紹介されています。

ファシリテーターにとって、上手い下手のようなスキルも知識ももちろん重要ですが、あり方が非常に重要であること、あり方を問われるなあということを感じさせてくれる内容です。

この中に知り合いが何人も登場しますが、皆すばらしい方ばかりです。



「僕はただ「場」に現れ、耳を傾け、とにかく傾聴を重ね、次のステップがどこにあるのかを見つけてきた。今の瞬間に、何度も戻らなければならなかった。人や、場の中に在る事柄に。それはすばらしくもフラストレーションに満ち、疲労をもたらすが活気ももたらす。喜びと悲しみに満ちている。道を進むにつれ、「諦める」ことと「明け渡す」ことの違いを学んだ。明け渡すこと、それは実は自分が顕現することだ。諦めるのではない。本当に在るところのものに自分を顕現させることだ。」



ファシリテーションをする人、人前で話す人、部下を持つ人には是非読んでほしい1冊です。

2015/06/23

身近な人が亡くなった後の手続のすべて

児島明日美氏、福田真弓氏、酒井明日子氏の「身近な人が亡くなった後の手続のすべて」を読みました。


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生命保険の営業は、保険金をお届けするところまでだとよく言われます。

保険金をお届けするところ、最期に寄り添うことに力を入れている会社もあります。

そのような人、会社にピッタリな本です。

直後に行う手続き、落ち着いてから行う手続き、遺族年金や名義変更(もちろん保険以外)など、知らないことのオンパレードでした。


司法書士、税理士、社会保険労務士の3名で書かれていることもあって、偏らずに書かれていると思います。


会社に備えつけておきたい1冊です。

2015/06/22

ハーバードはなぜ仕事術を教えないのか

佐藤智恵氏の「ハーバードはなぜ仕事術を教えないのか」を読みました。


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ハーバードの先生の名言や思考などを120項目にまとめた本です。

もっとしっかりした文章がかかれているのかと思い、ネットで大人買いした1冊ですが、ちょっとがっかり。

しかし、2ページで1項目なので、非常に読みやすい。電車で移動中に読むにはピッタリです。


「自分が成功した時、今まさに成功しようとしている時に、一歩下がった謙虚な行動をとることはとても大切です。ある意味、謙虚な行動ができるかどうかは、その人の人格を表わしますから」(スティーブン・ロジャーズ教授)

「リーダーシップを学ぶということはラーニング(学習)とアンラーニング(学んだことを捨てる)のプロセスを繰り返すことです」(リンダ・ヒル教授)

「現在の日本の企業文化と社会は、3000年の歴史の集大成です。最高のものだけが残っていると言ってもいいのです。高い品質へのコミットメント、社会への義務感、使命感。そして家族や組織への帰属意識と責任感。こうした文化は日本企業がビジネスを遂行する上で基本となるものでしょう。重要なのは、日本企業が進化していく上で、これを強みだと認識して、失わないでおくことです」(カシーク・ラマンナ教授)

2015/06/15

アリストテレス無敵の「弁論術」

高橋健太郎氏の「どんな人でも思い通りに動かせる アリストテレス無敵の「弁論術」」を読みました。


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アリストテレスの「弁論術」を分かりやすくしてくれています。

アリストテレスの「弁論術」は読んだことありませんが、凄い本ですね。

セールストレーニング、特に、トークスクリプトを作成する際の参考文献として使われるのではないでしょうか。



「弁論術とは、どんな問題でもそのそれぞれについて可能な説得の方法を見つけ出す能力である」(『弁論術』第一巻第二章)


説得に必要な三大要素

1.話す人の人柄
2.聞く人の気分
3.話す内容の正しさ


ひとつひとつは当たり前のことですが、これを実践できているかと聞かれると、全く話ができていませんでした(反省)。

トーク例もてんこ盛りなので、超実践で役に立つと思います。


これは、久々の大当たりです。


2015/06/14

イノベーション・ファシリテーター

野村恭彦氏の「イノベーション・ファシリテーター」を読みました。


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「フューチャーセンターをつくろう」の第2弾ですかね。


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イノベーション・ファシリテーターとファシリテーターの違い

イノベーションの道筋を描くのがイノベーション・ファシリテーター
場の進行をサポートするのがファシリテーター


イノベーション・ファシリテーターの目的は、達成したい社会的な課題に対して、課題の当事者およびその関係者=ステークホルダーたちの関係に変容を生み出していくことです。


要は、フューチャーセッションをファシリテートすることですね。


この本の中で、生命保険業界でのフューチャーセッションが紹介されていて、驚いてしまいました。

「生命保険に期待することは何でしょうか?」

ここに書かれているように、この問いで、ステークホルダーを集めてセッションを行ってみるのは、未来が出現するかもしれませんね。



2015/06/13

消費者の行動は文脈で変えられる

今月号のハーバード・ビジネス・レビューの論文のタイトルの一つです。


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マイブームのテーマです。

ここでは、消費者行動をマーケティングで変えていった成功事例を用いて説明せしています。

私が興味があるのは、もちろんマーケティングで消費者行動を変えるのではなく、セールストークで変えることです。


ここで挙げられているキーワードである「社会的アイデンティティ」をうまく活用するということですが、生命保険の例で言うと、生命保険に加入する父親は家族に尊敬されたい、しっかりしていると思われたいという社会的アイデンティティに訴求して、クロージングするということです。


このテーマを実現するには、

・社会的アイデンティティの特定
・その社会的アイデンティティのたどり着くための
 プロセスやコンテキスト、例話


生命保険販売も属人的ではなく、科学的アプローチが必要です。


2015/06/07

ジョコビッチの生まれ変わる食事

ノバク・ジョコビッチの「ジョコビッチの生まれ変わる食事 -あなたの人生を激変させる14日間プログラム-」を読みました。


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タイムリーですねえ。

もうすぐフレンチオープン決勝が始まります。ジョコビッチには生涯グランドスラムを達成してほしいですね。


この本は、世界No.1テニスプレーヤーであるジョコビッチの食事法について書かれています。

サブタイトルの14日間というのは、グルテンを14日間摂取しないということです。分かりやすく言うと、「小麦」を食べないということです。

14日間抜いてみて、耐性をみるということです。

ジョコビッチはグルテン不耐症で、小麦を食べている時は試合中に体調が悪くなっていたようです。

今はご存知のように、BIG4の一人です(その中でも圧倒的に強いと思いますが・・・)。


食事法の本なのですが、プロとはこういうものだ、ストイックに食事、睡眠、ストレスなど、追求するところは流石世界No,1だと感じます。


1mmでも見習わないと・・・

2015/06/04

メンバーの才能を開花させる技法

リズ・ワイズマン、グレッグ・マキューンの「メンバーの才能を開花させる技法」を読みました。


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メンバーの才能を開花させる技法として、「増幅型リーダー」と「消耗型リーダー」という2軸をあげて、リーダーシップの違いを書いています。


増幅型リーダーの五つの習慣

①才能のマグネット:人々を惹きつけ、最大限に活用する
②解放者:自由でありながら、緊張感のある環境を作る
③挑戦者:大いに挑戦させる
④議論の推進者:議論を通じて決断する
⑤投資家:オーナーシップと責任を植えつける


反対に、「消耗型リーダー」の習慣としては、

帝国の構築者:人材を囲い込むが、十分に活用しない
独裁者:メンバーの思考と能力を抑圧するような環境を
    作る
全能の神:命令を与え、知識をひけらかす
意思決定者:自分のまわりで素早く決定し、組織を混乱
    させる
マイクロマネジャー:自分の力で結果を出そうとする


結果として、増幅型リーダーは消耗型リーダーの2倍の能力を手に入れるということです。


上記の比較だけではよくわからないとは思いますが、久々の大当たりのリーダーシップ本です。

2015/06/01

福島原発メルトダウン

広瀬隆氏の「福島原発メルトダウン」を読みました。


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会社の近くで、チャリティ古本市をしており、5冊ぐらいまとめて買ったうちの1冊です。


著者は、ご存知の通り、原発反対論者で、読んでいると恐くなってきます。

この本では、福島原発事故は人災だということ、東電・メディアによって事実が隠されていること、
その他の原発の危うさを懇懇と書いています。


今回の原発事故が安全なのか、危険なのか、本当はどちらなのかわかりませんが、チェルノブイリの事故後は、5年後から若年層の甲状腺ガンが増加しているということなので、恐ろしさはこれからも続きます。



仕事もある、家族もある、家もあるなど、この本を読んでどういうアクションの選択肢があるのかと言われると難しい問題です。