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2020/10/29

事実はなぜ人の意見を変えられないのか

 ターリ・シャーロットの「事実は人の意見を変えられないのか」を読みました。



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このような本を待っていました。


生命保険営業に携わる人には必読の書です。


「生命保険は損をする」「生命保険はよくわからない」「生命保険はしつこくされる」というのが一般的に言われる生命保険が嫌がれる三大要素です。


この3つを払拭するのが、いわゆる「アプローチ」とか「ニード喚起」などと言われるプロセスです。



「不安を植えつけるというのは、人を説得するアプローチとしては弱い。実際のところ、希望をもたらす方がずっとうまくいく場合が多い」


「結局のところ、人間がどんなにデータ好きであろうと、脳がそのデータを評価して判断を下すときに用いている価値基準は、私たちの多くが脳はこれを使っているに違いないと信じている価値基準とまったく別物だ。情報や論理を優先したアプローチは、意欲、恐怖、希望、欲望など、私たち人間の中核にあるものを蔑ろにしている」


「実のところ、自分の意見を否定するような情報を提供されると、私たちはまったく新しい反論を思いつき、さらに頑なになることもある。これを「ブーメラン効果」という」


「自分の意見を裏づけるデータばかり求めてしまう傾向は、「確証バイアス」と呼ばれている」


「定まってしまった意見を変えるというのは、たとえそれが間違いだったとしても、一筋縄ではいかないものなのだ」


「間違いを証明しようとするのではなく、共通点に基づいて話をすることで、相手の行動に影響を与える」


「脳が「一つになる」傾向が強くなるのは、映画の中で感情を掻き立てられる瞬間だった」


「影響を与え合う最も強力な方法の一つが、感情を用いることだ」



生産性の高いと言われている保険会社では上記に書かれていることを理解していて、しっかり教育されていますが、保険会社によっては、上記に書かれていることを一切無視した、ただ単なる情報提供だけを指導している会社もあります(悲)。



絶対買いの1冊だと思います。

2020/10/27

認知症予防フレンドテキストブック

浦上克哉先生、川瀬康裕先生、西野憲史先生、辻正純先生、児玉直樹先生編の「認知症予防フレンドテキストブック ー開かれた地域社会をめざしてー」を読みました。



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認知症とは、「一度発達した認知機能が後天的な障害によって持続的に低下し日常生活や社会生活に支障を来すようになった状態」です。


「日常生活や社会生活に支障をきたす」ということなので、定年退職したお年寄りでは支障がないが、ビジネスパーソンだと支障がある場合、前者は認知書に該当せず、後者は認知症に該当するということです。


同じ状態でもその人の環境によって該当したりしなかったりするとは全く知りませんでした。


この本のテーマ「予防」についてもあまりわかっていませんでした(恥)。


一次予防:生活習慣病の治療など

二次予防:活発なくらし

三次予防:人とのつながり


運動は生活習慣病の予防や改善につながると思いますので、一次と二次は近いもののような気がします。

運動と社会とのつながりがポイントになるのでしょうか。

この業界の人(自分に言い聞かせています)は、労働時間が長く、家と仕事場の往復人も多いと思います。仕事以外での社会とのつながりや運動習慣を若いうちから持つことが大切ですね。





2020/10/26

日本語が世界を平和にするこれだけの理由

 金谷武洋先生の「日本語が世界を平和にするこれだけの理由」を読みました。



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元モントリオール大学日本語科長が書かれた「日本語」の本です。


外国人からみた日本を取り上げたテレビ番組が好きです。

日本にいると、日本人ばかりと話していると、見方・考え方が固定してしまっていたり、偏っていたりすることがあります。

外国人の視点を聞くと、ハッとすることが多々あります。


著者はカナダで25年間日本語を教えており、カナダからみた日本は刺激的です。

ここではカナダの公用語、英語・フランス語からみた日本語が主題になっています。



聞き手と話し手を分離せず、共存・共視の思想が日本語にはあるということです。


言葉は未来を創る

日本語がほんとに世界を平和にするかもしれません。

2020/10/21

プレイフル・シンキング【決定版】

 上田信行先生の「プレイフル・シンキング【決定版】 ー働く人と場を楽しくする思考法ー」を読みました。



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名作「プレイフル・シンキング」の【決定版】です。


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「プレイフル」とは、本気で物事に取り組んでいるときのワクワクドキドキする心の状態のことです。


具体的には、以下のように働くことということです。


①プレイフルとは、真剣に向き合いやってみること

②プレイフルとは、柔軟に変わっていくこと

③プレイフルとは、メタ認知すること

④プレイフルとは、HOWの精神で共創すること

⑤プレイフルとは、実現できそうな予感にワクワクすること


大切な4つのPとして、ミッシェル・レズニックの「創造的な学びを生み出すためのガイドライン」を使って置き換えています。


Projects

与えられた課題を、自分の課題として再設定する

Passion

課題が自分事になり、見通しが見えてくれば、「やりたい!」という情熱がわいてくる

Peers

共感してくれる仲間が集ってくると、情熱が一層燃え上がる。すると、ひとりではできないことも、誰かと一緒ならできるかもしれないという協同的自信(joint confidence)が生まれ、課題への挑戦に一歩踏み出す事ができる

Play

冒険心をもって、新しいことに挑戦し、自分の限界を試し、リスクを取りながら何回もやりなおす



楽しく仕事をしているなと、見てて感じる人が少なくなってきていると思います。

規制が厳しくなってきているからかもしれません。

やらされ仕事を●●●の仕事(●●●は自分がやりたい!と思えるもの)にしたいですね。


2020/10/20

入門 インテグラル理論

 鈴木規夫氏、久保隆司氏、甲田烈氏の「入門 インテグラル理論」を読みました。



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難解な「インテグラル理論」をわかりやすく書いてくれているありがたい本です(それでも難解)。


インテグラル理論は「象限」「レベル」「ステート」「ライン」「タイプ」の5つの基本要素からなります。


象限

・個人の内面(内面的・個的・主観的)

・個人の外面(外面的・個的・客観的)

・集団の内面(間主観的/文化的・内面的・集団的)

・集団の外面(間主観的/社会的・外面的・集団的)


どこかの視点で見てしまいがちですが、他の視点のある、統合的な視点が必要です。



レベル

衝動的(本能的)段階/インフラレッド

呪術型段階/マジェンダ

利己的段階/レッド

神話的合理性段階(順応型段階)/アンバー

合理性段階(達成型段階)/オレンジ

相対主義型段階(多元的段階)/グリーン

統合的段階(進化型段階)/ティール




2020/10/15

幸福を見つめるコピー完全版

 岩崎俊一氏の「幸福を見つめるコピー完全版」を読みました。



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クリエイティブな仕事している人って、ホント尊敬します。よくこんなにたくさんのコピーが書けるなと思います。


帯にコピーライターの岡本欣也氏が何十年経っても古くならないコピーだとコメントを書いていますが、私は人の温かさを感じるコピーが多いなという印象でした。


「生で食べると、生きものをいただいていることが、よくわかる」


「自然には敗けたほうがいい。」


「食べる物に、世界一臆病な企業でありたい。」


「父は君が好きです。ただ、それだけです。」


「本を読めば、顔がよくなる。」



コピーだけではなく、エッセイも書かれており、深く楽しめると思います。


「」


2020/10/13

日立は世界中の才能を束ねて「社会イノベーション」を実現する

 今月号のハーバード・ビジネス・レビューのインタビューのタイトルの一つです。



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日立のことはよく知りませんでしたが、大企業らしからぬ革新的な考え方にびっくりしました。


「会社の資産である社員が本当にわくわくする、働きたいと思うかどうかが重要です」


「社員の意欲の低下です。上意下達で収益性を追い求めた結果、仕事の「やらされ感」が強くなってしまったのです」


「「やらされ感」をぬぐうには、「利他」の精神を持ち、社会とのつながりを感じること」


「今後、社員がリモートで働き続けると、会社との距離がだんだん開いていく可能性があります。そこで重要なのは、社会的にこういう貢献をする会社だというメッセージをよりクリアに伝えること。つまり、パーパスを明確に打ち立てるということです」



多くの大企業、生保業界で「やらされ感」が強いのではないかと思っています。「パーパス」を明確に打ち立てている企業も聞いたことがありません。「ワーク・フロム・ホーム」の時間が長くなっている中で、「パーパス」に光があたってこないと、生産性向上は難しいのではないでしょうか。


2020/10/05

場から未来を描き出す

 ケルビー・バードの「場から未来を描き出す ー対話を育む「スクライビング」5つの実践ー」を読みました。



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「How To ファシグラ」「How To グラフィックファシリテーション」の本かと思いきや全く違いました。

著者はオットー・シャーマーと共同でプレゼンシング・インスティチュートを創設していることもあり、「U理論」のような概念的な本でした。



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スクライビングとは、「人々が対話している間に、発言者の話の内容や考えを視覚的に表すこと」と言っています。


オットー・シャーマーの序文によれば、要約ではなく、人々の意識にまだ上がってきていない、言葉になっていない、見に見えない何かのトーンや質感を捕まえて描くだと言っています。


ファシグラでも効果はあると思いますが、スクライビングがメタファーとなって、新しいものが生まれやすくなるような気がします。



スクライビングの4つのレベル


①言葉を聞く(絵にしてみる)

②言葉を解釈する(話に流れを見つける)

③背景や思いを紡ぎ合う(意味づける)

④見られたがっているものを表に出す(見せて知らせる)



「スクライブは、共に観ること、人が進む方向を見出すことを、アートという形で補助します」