中原淳先生、関根雅泰氏、島村公俊氏、林博之氏の「研修開発入門 「研修評価」の教科書 −「数字」と「物語」で経営・現場を変える−」を読みました。
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研修実施についての本は星の数ほどありますが、実施した研修を評価する本はほとんどありません。平易に書かれたものは全くと言っていいほどありません。
なので、実施することがゴールになっていたり、受講者の行動変容や成果ではなく、反応が評価の対象になっていたりすることがほとんどです。
成果は行動変容の結果なので、間接的な効果のため、行動変容をゴールに研修をしようとするとなると、行動を明確化しなくてはいけません。
ソリシターの世界では、行動の明確化、形式知化されていないことが多いのではないでしょうか。
行動変化が起きる4つの条件
⑴個人が、「変化したい」という欲求を持つこと
⑵個人が、「何をどうやればよいか」理解していること
⑶個人が、「適切な雰囲気」で働いていること
⑷個人が、変化することで評価されること
受講者の行動変容を左右する「職場の雰囲気」
抑止的・・・学んできたことの活用を上司が禁止している
やる気をそぐ・・・「やってはいけない」と直接的にはいわないが、上司が快く思っていないことは確実に伝えられている
中立的・・・研修を受けてきたという事実を上司が無視している
職務が今までどおりに完了するのであれば、何もいわない
奨励的・・・学んだ成果を職務に活用することを奨励している
要求的・・・部下が何を学んできたかを上司は把握していて、それを確実に仕事に転用させたいと思っている
この本をきっかけに、研修開発の捉え方が変わるのではないかと思います。