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2015/08/09

哲学用語図鑑

田中正人氏の「哲学用語図鑑」を読みました。


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哲学の世界は難しくて、とっつきにくくて、勉強しないとなあと思いつつ、敬遠していました。

この本は350ページ近くありますが、ほとんど絵です(笑)。

用語辞典だと、文字ばかりで挫折してしまいそうですが、かわいらしい絵が中心なので、読み進められます。

古代から現代まで時系列で、哲学者ごとに用語が解説されています。


知徳合一
二元論
弁証法
無意識
現象学
パラダイム
構造主義
二項対立
脱構築

など



用語は1ページか2ページで解説されているので、営業の移動中にも読みやすいと思います。

2015/08/06

日本のこころの教育

境野勝悟氏の「日本のこころの教育」を読みました。


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高校での講演が本になっています。

話の中心は、言葉の意味です。

「さようなら」

「お母さん」

「お父さん」

「今日は」

など。


言葉から日本の文化・歴史、日本の「こころ」に近づいています。


西洋文化がかっこいい?からかぶれている部分があるので、古き良き日本のソースが伝承されていません。

著者の言うように、西洋のものを取り入れても、日本のこんていにあるものは分かっているということは大切かもしれません。



この本を読んでいると、日本のことを全く知らないと改めて気づかされます。


2015/08/05

ポスト資本主義

広井良典先生の「ポスト資本主義 -科学・人間・社会の未来-」を読みました。


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このところ、「資本」に関する本が多くなってますが、限りない成長・拡大の資本主義では行き詰まり、定常化への移行を指摘しています。

3つの観点から論じていますが、社会の部分では、ピケティと同様のことを言っていることもあるが、興味い深かったです。

税というのは、富の再配分なので、富に対して、税をかけないといけない。つまり、圧倒的に「土地」にかけないといけない。

しかし、現在は所得や消費にかけられるようになった。


経済成長がすべてを解決してくれるという考え方から、税の再配分や格差の縮小、著者のいう「持続可能な福祉社会」への道を志向することが良いと言っています。


高齢社会、有限の化石資源など、成長の限界はあるので、「ポスト資本主義」を考えていないといけないんでしょう。

2015/08/02

人の心を一瞬でつかむ方法

ジョン・ネフィンジャー、マシュー・コフートの「人の心を一瞬でつかむ方法 -人を惹きつけて離さない「強さ」と「温かさ」の心理学-」を読みました。


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テーマはサブタイトルにある「強さ」と「温かさ」です。

この2つを身につければ、人の心をつかむということです。

「強さ」を感じさせると、人の尊敬を集めます。

「温かさ」を感じさせると、人が集まってきます。

「強さ」は「能力」と「意志の強さ」から成り立っています。

「温かさ」を感じさせ感情は、「共感」、「親しみ」、「愛」の3つです。


この本は、マネジャー、セールスパーソンなど、身につけていると非常に役に立つと思います。


役に立ちそうなところをピックアップしますと、


「単なる「敬意」を「称賛」にまで引き上げるためには、人々の好感を得なければなりません」

「ある人が一つの側面において優れている場合、別の側面も優れていると見なされがちである」

「テストステロン濃度の高さは「高圧的な態度」や「危険をいとわない姿勢」と結びついています」

「エストロゲンは「オープンな感情表現」や「人との触れ合いを好む性質」と結びついており、オキシトシンには心地良い一体感(=温かさ)をもたらす働きがある」

「テストステロンの値の高さは「肉体的な強さ」や「決断力」と関連していますが、その半面、「他人への無関心」にも結びついています」

「エストロゲンは「他者への共感」と結びついています」

「人はみな、なじみの深い顔に基づいて、自分だけの美の基準を作り上げているのです」

「男性でも女性でも言えるのは、小柄の人は、その体格のせいで見くびられる恐れがあるということです」

「人格とは、もって生まれた容姿や性格などによって決まるものではなく、自分自身でつくり上げていくものです。人物評価の決め手となるのは、あなたの行動、とりわけ他人との接し方なのです」

「真の笑顔は「口元」と「目元」の二つの部分によって生み出されているからです」

「「一貫性」の高い話し方は「強さ」を感じさせます」

「心が温かくならなければ、笑顔は出てこないのです」

「聞き手が本当に求めているのは、あなたが「自分と同じ目線に立った人間」であるという確信です」

「冒頭の「温かさ」のアピールが強力であればあるほど、私たちの言葉はより大きな説得力をもつようになるからです」

「何よりも大切なのは、相手に感情移入することです」

「相手が敵意に満ちている場合は、感情そのものを共有するのではなく、そうした敵意の底にある「フラストレーション」のほうに理解を示すようにしましょう」

「「強さ」と「温かさ」を同時に自ずと発揮できるレトリック形式が二つあります。それは「物語」と「ユーモア」です」

「物語という形式には、私たちの批判精神を和らげ、警戒心を解く働きがあります」

「私たちは人を笑わせる能力のある人、とりわけそれを武器にできるほど頭の回転が速い人に対して一目置いています」



超おススメの1冊です。

2015/07/30

出現する未来から導く

C・オットー・シャーマー、カトリン・カウファーの「出現する未来から導く -U理論で自己と組織、社会のシステムを変革する-」を読みました。


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この本は、次の3つの問いの答えを探す作りになっています。

1 破壊に直面する今、出現する未来から導くには
 どうすればよいのか。
2 前進するための旅を導いてくれるのは、
 どのような進化的な経済の枠組みか。
3 我々が全体を移行させる媒体として機能するのを
 助けれくれる戦略は何か。


出現する未来というのは、私たちは、過去のパターンに反応しがちであり、判断を保留し、ひたすら観察し、意識の方向を変え、過去を手放して内省し、内なる知を出現させることをいいます。



「出現する未来」や「U理論」も一緒に読まれることをお勧めします。


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出現する未来というか、U理論は最近注目されているような気がします。
過去のパターンでは解決できない問題が増えていますので、時代の流れなんでしょうか。

2015/07/25

トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術

浅田すぐる氏の「トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術」を読みました。


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紙1枚にまとめる文化の会社の多いと思います。

トヨタのそのようです。

この本は、白い紙1枚(大きさはA3もA4もありのようです)の使い方が書かれています。

もちろん下記のようなレポートとしての使い方も書いてありますが、マンダラート的な使い方やマインドマップ的な使い方など、いろいろな使い方が示されています。


トヨタの1枚に共通して掲げられている5つのテーマ

①目的
②現状
③課題
④対策
⑤スケジュール



内容的には薄いのですが、この一文はビビッときました。


「「動詞」でごまかさず、「動作」に落とし込む。そうやって初めて実践が可能になります」

2015/07/24

ラーニング・ファシリテーションの基本

ドナルド・マケイン、デボラ・デイビス・トビーの「ラーニング・ファシリテーションの基本 -参加者中心の学びを支援する理論と実践-」を読みました。


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「ファシリテーションは、成人が自己発見を通じて学ぶように手助けをし、彼らが共に学ぶよう導く技法です」


「成人の学習者は受動的に教えてもらうのではなく、能動的に学習する場合に最もよく学ぶことができます」


私たちは、小さいころから教えてもらうことばかりをしていて、学ぶということに慣れていません。

これは、学び支援する側も数が少ないというか支援する側もしえんすることに慣れていないということでもあります。

小学校であれば、先生が圧倒的に知識があり、小学生が知識が不足しているので、知識の転移をすればいいのですが、成人では、教える側に圧倒的知識があるとは限りません。

また、答えがあることばかりではありません。答えがない問題(ビジネスの現場ではこれが多いと思います)に対しては、学習者同士で学ぶことが重要です。



ラーニング・ファシリテーションの根底になる原理

 1.ファシリテーションによる学習は学習者中心で
  あり、ファシリテーター中心ではない
 2.ファシリテーターは学習経験の渦中にいるので
  あって、単なる観察者ではない
 3.ファシリテーターのゴールは学習を起こすことで
  ある
 4.学習においては学習者ができるだけ最初に殻を
  破ることができるようにする
 5.成人の学習者は具体的なニーズをもっている
  ので、ファシリテーターはそのニーズを満たして、
  学習が起きるようにしなければならない
 6.ファシリテーターは、学習者が自分の経験や
  専門知識を共有する機会をつくらなければならない
 7.学習イベントの中では、すべて参加者が学習の
  源となる。ファシリテーターだけが専門知識を
  もっているわけではない
 8.ファシリテーターはアイデアを守り、肯定する
 9.ファシリテーターは演者ではない。ファシリテー
  ターの仕事は興味をもつことであり、自分が
  興味の対象になることではない
10.ファシリテーターは学習者全員がバランス良く
  参加できるように奨励し支援する
11.ファシリテーターは、学習者がリスクを取ることが
  でき、快適で支援的な環境を整える
12.ファシリテーターは学習のプロセスから障害を
  取り除く



会社においておきたい1冊です。

2015/07/22

ジョン・P・コッター 実行する組織

ジョン・P・コッターの「ジョン・P・コッター 実行する組織 -大組織がベンチャーのスピードで動く-」を読みました。


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組織変革で有名なコッターの新刊です。


伝統的な階層組織はルーティン業務をこなすには適していますが、今日のような変化の激しい時代には適していません(私の所属組織も意思決定があまりに遅すぎて止まっているように見えます)。

本書では、従来の階層組織にネットワーク組織を融合したデュアル・システムを提案しています。


ネットワーク組織は官僚的な階層も上下関係もなく、個人主義、創造性、イノベーションが許される組織です。

デュアル・システムはマネジメントのための組織ではなく、戦略イニシアティブを主導して大きなチャンスをつかみ、脅威を回避する組織構造です。



デュアル・システムを成功に導く五つの原則

・社内のさまざまな部門からたくさんのチェンジ・
 エージェントを動員する
・「命じられてやる」ではなく「やりたい」気持ちを
 引き出す
・理性だけでなく感情にも訴える
・リーダーを増やす
・階層組織とネットワーク組織の連携を深める



ネットワーク組織を機能させ、加速させる八つのアクセラレータ

1 危機感を高める
2 コア・グループを作る
3 ビジョンを掲げ、イニシアティブを決める 
4 志願者を増やす
5 障害物を取り除く
6 早めに成果を上げて祝う
7 加速を維持する
8 変革を体質化する



数時間前まで、公務員の方とコッター、組織変革の話をしてました。旬なのか、ただシンクロしただけなのか、どちらなんでしょうかね。