ドナルド・マケイン、デボラ・デイビス・トビーの「ラーニング・ファシリテーションの基本 -参加者中心の学びを支援する理論と実践-」を読みました。
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「ファシリテーションは、成人が自己発見を通じて学ぶように手助けをし、彼らが共に学ぶよう導く技法です」
「成人の学習者は受動的に教えてもらうのではなく、能動的に学習する場合に最もよく学ぶことができます」
私たちは、小さいころから教えてもらうことばかりをしていて、学ぶということに慣れていません。
これは、学び支援する側も数が少ないというか支援する側もしえんすることに慣れていないということでもあります。
小学校であれば、先生が圧倒的に知識があり、小学生が知識が不足しているので、知識の転移をすればいいのですが、成人では、教える側に圧倒的知識があるとは限りません。
また、答えがあることばかりではありません。答えがない問題(ビジネスの現場ではこれが多いと思います)に対しては、学習者同士で学ぶことが重要です。
ラーニング・ファシリテーションの根底になる原理
1.ファシリテーションによる学習は学習者中心で
あり、ファシリテーター中心ではない
2.ファシリテーターは学習経験の渦中にいるので
あって、単なる観察者ではない
3.ファシリテーターのゴールは学習を起こすことで
ある
4.学習においては学習者ができるだけ最初に殻を
破ることができるようにする
5.成人の学習者は具体的なニーズをもっている
ので、ファシリテーターはそのニーズを満たして、
学習が起きるようにしなければならない
6.ファシリテーターは、学習者が自分の経験や
専門知識を共有する機会をつくらなければならない
7.学習イベントの中では、すべて参加者が学習の
源となる。ファシリテーターだけが専門知識を
もっているわけではない
8.ファシリテーターはアイデアを守り、肯定する
9.ファシリテーターは演者ではない。ファシリテー
ターの仕事は興味をもつことであり、自分が
興味の対象になることではない
10.ファシリテーターは学習者全員がバランス良く
参加できるように奨励し支援する
11.ファシリテーターは、学習者がリスクを取ることが
でき、快適で支援的な環境を整える
12.ファシリテーターは学習のプロセスから障害を
取り除く
会社においておきたい1冊です。
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