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2019/09/24

セルフ・アウェアネス

ハーバード・ビジネス・レビュー編集部編の「セルフ・アウェアネス」を読みました。





今、大流行りの「セルフ・アウェアネス」です。

この本は、ハーバード・ビジネス・レビューの論文集です。


ダニエル・ゴールマンはセルフ・アウェアネス(自己認識)を以下のように言っています。


「自己認識とは、自分の感情、長所、短所、欲求、衝動を深く理解することである。自己認識能力が高い人は、必要以上に深刻になることもなければ、楽観的になりすぎることもない。彼らは自分自身に対しても他社に対しても正直である」


どの論文も興味深いのですが、中原先生のまえがきも興味深いです。

日本にビジネスパーソンは、「何ができます」「何をやってきました」というのは答えらえるが、「何がしたいのか」という問いには答えられない人が多いと言っています。

大学生も答えられなく、「何を学べばいいですか?」という人が多いらしい。


私の周りでも、答えられない人が多いと思う。




何か悲しい。

2019/09/19

ザ・メンタルモデル

由佐美加子氏、天外伺朗氏の「ザ・メンタルモデル」を読みました。





今年最高の1冊です。

ビジネス書は読んでいると、最後の方は飽きてくるのですが(恥)、最後までのめりこむように一気読みでした。

この本は大きく分けて3つに分かれています。

・由佐氏のワークショップをそのまま文字にしたパート
・メンタルモデルの解説
・著者二人のメンタルモデル


まず、由佐氏のワークショップの様子ですが、私自身、由佐氏のワークショップに何度か参加したことがあるからかもしれませんが、由佐ワールドの映像が目に浮かびます。

天外氏は第5章がイライラするかもと書かれていますが、第5章が面白い!

ここでのやり取りは、変われない人によくあることで、変われない人(私もその一人)にとって衝撃の章になっています。


次にメンタルモデルの解説です。

由佐氏はメンタルモデルを4つに分けています。


・「価値なし」モデル(私には価値がない)
・「愛なし」モデル(私は愛されない)
・「ひとりぼっち」モデル(私は所詮ひとりぼっちだ)
・「欠損・欠陥」モデル(私には何か足りない・欠けている)


4つのメンタルモデルはキャッチ-なので、これだけが独り歩きするのはこの本が台無しになってしまうので、そうならないことを祈りますが、私とパートナーの関係はこれで腑に落ちました(笑)。

ちなみに私は「ひとりぼっち」モデルで、パートナーは「愛なし」モデルです。


最後に、著者二人のメンタルモデルを自己開示していますが、これだけ赤裸々に描かれるとのめり込まざる得ません。


大手書店でもほとんど置いていないので、手に入れるのが大変なのが玉に瑕ですが、ぜひ読んでほしい1冊です。


2019/09/16

マンガで人生が変わる! 武士道

新渡戸稲造の「マンガで人生が変わる! 武士道」を読みました。





恥ずかしながら「武士道」は読んだことがありません。

これなら読めると思い、手に取りました(笑)。


「武士道」は1900年(1899年という説もあり)にアメリカで出版された本です。

マンガはアメリカ人留学生の女子大生剣士が師匠から渡された「武士道」を日本の大学女子剣道部のエースとイギリス人を文通相手に持つ女子大生の3人で読み解くストーリーです。

アメリカ人とイギリス人が、武士道や日本の文化を学んだり、興味を引いたりする設定になっていて、日本人である私が武士道や日本の文化について全く知らない、わかっていないということに恥ずかしさを感じさせられます。

ただ勝つだけが目的にならない日本の武道や学生スポーツの原点がここにあるなと感じます。


武士道の7つの徳

義(正しさ)
勇(勇敢さ)
仁(情け)
礼(敬意の表現)
誠(誠実さ)
名誉(個人の誇り)
忠義(主君への忠誠)


この中で最も重要なのが「義」「勇」です。



マンガでない「武士道」も読んでみようと思います。

2019/09/13

ソフトバンクの採用は変わり続ける

今月号のハーバード・ビジネス・レビューの論文のひとつです。





今月号のハーバード・ビジネス・レビューは「戦略人事」がテーマです。

私は採用してから教育・研修でなんとかなるのではないかとずっと思っていました。しかし、なかなか成果に結びついていかないこと、採用にに重点を置いている数々の会社の事例などを見るにつれて、採用を変えないといけないなという考えになってきました。

今月号ではソフトバンクやメルカリなど、特徴ある採用を行っている企業が紹介されています。

ソフトバンクは、(自社に興味のない)優秀な人材に如何にアプローチするか、その人たちにどうやって自社に興味をもってもらうかをデータを収集して有効な方法を検証しています。

また、内定者のフォローもどうすれば辞退率を下げられるかまで、採用のプロセスを細分化して、ひとつひとつクオリティをあげていっています。



マイナーな企業でも自分たちにできることは何かを考え、データを取って検証し、どんどん新しいことにチャレンジしていかないといけないと感じさせてくれます。

2019/09/09

僕らはそれに抵抗できない

アダム・オルターの「僕らはそれに抵抗できない -「依存症ビジネス」のつくられかたー」を読みました。





悪癖を常習的に行う行為(「行動嗜癖」(こうどうしへき))がテーマです。

電車に乗ると、SNSや携帯ゲーム、インターネットをずっとやっている(依存症)人をたくさん見かけます。ゲームは依存症になるようにうまく作られているようです。

本を読んでいる人はほとんど見かけませんね(悲)。



「依存症ビジネス」が人を操る6つのステップ

1.ちょっと手を伸ばせば届きそうな魅力的な目標が
 あること(目標)
2.抵抗しづらく、また予測できないランダムな頻度
 で、報われる感覚(正のフィードバックがあること)
 (フィードバック)
3.段階的に進歩・向上していく感覚があること
 (進歩の実感)
4.徐々に難易度を増していくタスクがあること
 (難易度のエスカレート)
5.解消したいが解消されていない緊張感があること
 (クリフハンガー)
6.強い社会的な結びつきがあること(社会的相互作用)



人を依存症にするゲームがもつ3つの特徴

1.没入感
2.達成感
3.社会的要素があること



行動嗜癖の親せきとして、「強迫性の情熱」というものがあるらしいです。

「強迫性の情熱」とは、ロバート・バレランド教授らが情熱という概念には2種類(調和性の情熱・強迫性の情熱)あり、そもそも情熱とは、自分が好む活動や、重要だと思う活動、自分が時間とエネルギーを注いでいる活動に対する強い思いのことと定義していて、健全な活動を自主的に行うことを「調和性の情熱」とみなし、情熱を注ぐ活動をせずにはいられない、情熱の方が主導権を持っていて、アイデンティティを失い、他の活動にも齟齬をきたすものを「強迫性の情熱」であると言っています。

このブログも寝る時間を削っているので「強迫性の情熱」になるのかな(笑)



携帯やタブレットなど、生活に切り離せないものになっていますので、依存症から逃れることは不可能です。


新しい依存症に立ち向かうための3つの解決策

1.予防はできるだけ早期に
 1歳から操作できるデバイスから子どもを守る
2.行動アーキテクチャで立ち直る
 「依存症を克服できないのは意志が弱いから」は間違い
3.ゲーミフィケーション
 依存ビジネスの仕掛けを逆手にとって悪い習慣を捨てる


「依存症」を味方につけて人生を送りたいですね。

2019/09/04

世界トップ1%の”一生断られない”営業法

牧野克彦氏の「世界トップ1%の”一生断られない”営業法 -ストレスゼロ、”魔法の一言”で契約数が劇的に伸びる!-」を読みました。





久々に保険の本です。

久しぶりに牧野さんの本を読みました。

セールスパーソン向けの「保険」の本が珍しく本屋に平積みされてました。

中身は保険の本ですが、どの業種の営業の方が読んでも参考になると思います。

その理由は、「営業は科学」ということを思い知らされる内容になっています。

ワンフレーズワンフレーズ、ワンワードワンワードごと言葉を選んで、「断られない」トークになっています。

お客様が「No」という言葉を発するときは、セールスが「No」という言葉を発する質問をしている、フレーズを発しています。

お客様から「No」という言葉が出ないような質問やフレーズを考えて、実践(営業)に使う。そうすれば、断られることは極めて少なくなると思います。

売れないセールスパーソンがセールストークを考えるのは、ほぼ不可能だと思っていますので、セールスパーソンに「トークを考えてください」という保険会社、ソリシターは無責任だと思いますし、職務放棄だとも思います。

セールスパーソンから見ると、こんなありがたい本はないと思います。


事務所備付マストの本だと思います。






2019/09/02

あなたはあなたが使っている言葉でできている

ゲイリー・ジョン・ビショップの「あなたはあなたが使っている言葉でできている」を読みました。





タイトルに惹かれて買いました。

思っている内容と全然違いました(笑)。

元気が出る言葉(名言)集という感じです。

この本では、「あなたが内に秘めた本当の能力に目覚め、自分を責めるのをやめて、輝かしい人生に歩み出すのを手伝う」と言っています。

自分との内部対話(セルフトーク)を会話型から主張型(アサーティブ)に変えることを勧めています。

アサーティブな言葉とは、現在形の力強い断定的な言葉を使うことです。


7つのアサーティブな言葉

「私には意志がある」
「私は勝つに決まっている」
「私にはできる!」
「先がわからないからおもしろい」
「自分は思考ではなくて行動だ」
「わたしはがむしゃらになる」
「私は何も期待せず、すべてを受け入れる」



名言は多いのですが、本としては物足りない印象です。