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2017/07/30

セルフ・コントロール

池見酉次郎先生、杉田峰康先生の「セルフ・コントロール -交流分析の実際-」を読みました。





古典です。

バザーで100円でした(笑)。

サブタイトルにある通り、交流分析(TA)の本です。

前半では、交流分析の基本的なことが書かれており、後半では交流分析をベースにしたセルフ・コントロールが書かれています。


交流分析は、ご存知の通り、P(親)A(大人)C(子供)の三種類の私(自我)状態の分析です。



「本書で述べる自己分析の最終ゴールは、人格の本来的な部分、現実的な部分、さらに日常の行動との間に、能うかぎり自由なコミュニケーションをうちたて、それらの統合をはかることである」


仕事をしていると、いろいろな葛藤の中で、精神状態がニュートラルにしておくことができないことが多いですが、俯瞰して上手に統合する一助になる本だと思います。




2017/07/25

静かなる改革者

デブラ・E・メイヤーソンの「静かなる改革者 -「しなやか」に「したたか」に組織を変える人々-」を読みました。





タイトルもサブタイトルもいいですね。


本書の成り立ちに、

「四半期ごとの収益に追われる組織で理念を追求したいと考える男女、(中略)「静かなる改革者」である彼らを特徴づける理念やアイデンティティ、価値観は多様だが、共通するのは同調と逸脱、服従と実験とのバランスを慎重にとっている点だ」


この文章にある通り、葛藤があります。

価値観やアイデンティティをしっかり持ちつつ、現実とのバランスを取りながら、チャンスを待っています。


この本では、8人の「静かなる改革者」の事例を中心に構成されています。

古い体質の会社では、いろんな葛藤を持ちながら仕事をしているもたくさんいると思いますが、あきらめたら終わりなので、ずっとファイティングポーズをとり続けられるようにしたいですね。



と自分に言い聞かせながら書いています(笑)。



力をもらえる本だと思います。

2017/07/23

仕事人生のリセットボタン

為末大氏、中原淳先生の「仕事人生のリセットボタン -転機のレッスン-」を読みました。





このタイトルはいつも考えていることです。

ソリシターのリテンションはかなり悪い(特に外資系)と思います。

同業他社に移る人もいれば、代理店に移る、独立する人も多いです。

私は毎年10人ぐらいの人に「辞めたらどう?」と言われ続けています。

周りから「リセットボタンを押せ」と言われています。

本書で指摘の通り、右肩上がりの単線エスカレーター人生は終わっていますし、本書ではテーマになっていませんが、60歳の定年から20年以上の人生があります。


この本では中原先生が為末さんの人生の転機の話を聞きながら、自分年表を作っていっています。



私はリフレクションをしながら、過去の年表を作ることとフューチャーサーチが必要です。

2017/07/17

起業家型リーダーを見極める方法

今月号のハーバード・ビジネス・レビューの論文の1つです。





この論文では、起業家型リーダーをステレオタイプと600人を分析した結果を比較しています。

その前に、普通の人と起業家との違いは・・・


1.不確実な状況下で成功する能力
2.プロジェクトを自ら始め、自分のものにしたいという強烈な願望
3.他人を説得できるスキル




起業家は驚くほど創造力が豊か
     ↓
起業家は冒険、学び、チャンスを求める好奇心が豊か


起業家はリスクをみずから求め、楽しむ
     ↓
起業家はゼネラルマネジャーほどリスクを不快に感じない


起業家はほかのリーダーよりも個人的な野心が強い
     ↓
起業家は製品、プロジェクト、取り組みを所有したいという思いに駆り立てられる


起業家は生まれながらの営業マンである
     ↓
この印象は正しい




保険業界でも起業家型リーダーの特性を持ったを人を採用すると新しいことができるかもしれません。

2017/07/09

拡張による学習

ユーリア・エンゲストロームの「拡張による学習 -活動理論からのアプローチ-」を読みました。





拡張による学習って何と思いながら読みました。

学校でのお勉強や一人で机に向かってするお勉強というようなものではなく、システムやプロセスの中で、集団的に学びなおす、新しく学ぶということで「拡張」となっていると思います。


グレゴリー・ベイトソンの「ダブルバインド」について書かれている書籍に初めて出会いました。

また、ヴィゴツキーの「最近接発達領域」について書かれている書籍も初めて読みました。


最近接発達領域やダブルバインドからも「拡張による学習」を紐解いています。


学術書なので難しかったです(汗)。

2017/07/08

経営戦略の授業

名和高司先生の「日本企業をグローバル勝者にする 経営戦略の授業」を読みました。





この本は、6年前の講演がベースになっているのですが、ものすごく古さを感じます。

逆の言い方をすれば、時代の流れが速い。

この本の狙いである「自社のDNAを基軸とした環境適応力(adaptability)」がないと生き残れないということですね。

このフレーズの中で、キーワードが2つ。「環境適応力」と「DNA」です。

この本の最初は、「change or die」がタイトルになっています。たった6年でも変わらないと一気に沈んでしまいます。

もう一つが「DNA」です。

DNAに欠陥があると、長く生きられません。




日本の企業経営における弱点

マーケティング力
事業モデル構築力
経営レベルでの決断力



私の周りでもこれがありません(笑)。


2017/07/02

シリコンバレー式 頭と心を整えるレッスン

木蔵シャフェ君子氏の「シリコンバレー式 頭と心を整えるレッスン -人生が豊かになるマインドフルライフ-」を読みました。





今流行のマインドフルネスの本です。

グーグルで取り入れられていることは有名ですが、日本企業でも取り入れて始めている企業が増えています。



マインドフルネスの四つの定義

1.超シンプルバージョン
  マインドフルネスとは、「今ここに集中し、
  かつリラックスしている状態」
2.鳥のメタファー
  二つの翼。一方はクリアの注意力、もう一方は
  コンパッション(深い思いやり)
3.気づき
  息を吸っていることに気づき、息を吐いていることに
  気づく
4.学問的定義
  マインドフルネスとは、意図的に批判・判断すること
  なく、今の瞬間に注意を向けることから浮かんでくる
  気づき



マインドフルネス瞑想

呼吸に注意を向ける
   ↓
注意がそれる
   ↓
注意がそれたことに気づく
   ↓
注意を取り戻す




辛いことがあったり、集中できないときなどは、上記を少し意識するだけで、気持ちが安らぎますし、集中できます(今ここに戻ってこれます)。

この本を読んでいるだけでリラックスできます。

最近調子が良くなかったのですが、この本を読んでいるとスッキリしてきました。



仕事や人間関係が辛い人にはぜひ読んでほしい1冊です。