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2011/02/27

エクセレントカンパニー

トム・ピーターズ、ロバート・ウォーターマンの「エクセレント・カンパニー」を読みました。





今ごろ読んだの?と言われそうな古典です。超優良企業をたくさん取材して書かれています。さすが、超優良企業に選ばれているだけあります。参考になるところばかりです。


超優良企業をもっとも特徴づける八つの基本的特質

1.行動の重視
  どんどんやれ!

2.顧客に密着する
  お得意様から学ぶ

3.自主性と企業家精神
  社内に大勢のリーダー

4.ひとを通じての生産性向上
  末端の一般社員が品質および生産性向上の源泉

5.価値観に基づく実践
  みずからの位置を明確に認識し、価値観形成

6.基軸から離れない
  自分たちが熟知している業種に固執する

7.単純な組織・小さな本社
  管理層が薄く、本社部門が小さい

8.厳しさと緩やかさの両面を同時に持つ
  中央集権と権力分散の両面を持っている


これが大切ですよね。


生産性に対して意味を持つのは労働条件それ自体ではなく、労働者に対する経営者の配慮なのだ


労働条件を改善してくれるのはありがたいですが、生産性をあげるのは、配慮ですよね。

2011/02/26

四つの約束

ドン・ミゲル・ルイスの「四つの約束」を読みました。





久々にビジネス書ではない本です。


「四つの約束」とは、以下の4つです。


最初の約束
正しい言葉を使うこと

第二の約束
なにごとも個人的に受け取らないこと

第三の約束
思いこみをしないこと

第四の約束
つねにベストを尽くすこと


最初の約束が最も大切で、最も守ることが難しいと書かれています。

「正しい」言葉とは、「罪がない」言葉ということです。
言葉には力があるので、人を傷つけたり、逆に勇気を与えたりします。

私もできるだけポジティブにものごとをとらえ、答えるように心がけています。
つい最近このようなことがありました。


ANP360万円の契約が決まったので、診査手配の連絡がAソリシターに入りました。嘱託医を探し、手配完了の連絡をすると、お客様からもう少し検討したいという申し出。Aソリシターは電話終了後、ブチギレていました。

しかし、よーく考えてみると、実にありがたい話です。

営業なので、決まる・決まらないはあります。
今月決まる・来月以降に延びてしますこともあります。
確かにショックは大きいと思いますが、乗合代理店の店員の方が、当社の商品を選んでいただき、お客様に提案していただいたわけです。
感謝感謝です。

というようなことを切れているAソリシターにお話ししました。



いま精神的にちょっとつらいなあ、という方にピッタリの本だと思います。

2011/02/21

なぜリーダーは「失敗」を認められないのか

リチャード・S・テドローの「なぜリーダーは「失敗」を認められないのか -現実に向うための8の教訓-」を読みました。





この本は、「否認」について書かれています。「否認」とは、目の前の現実を認めないということです。


たとえば、

株や不動産が下がることもあることを「否認」
自社の商品が競争力がなくなることを「否認」
代理店さんがいつかは他社の商品を販売することを「否認」
代理店さんが代理店業を辞めることがあることを「否認」
営業現場で困っていることを「否認」
競合他社がいること自体を「否認」

などなど


どこの会社も「否認」にあふれているのではないでしょうか。
「否認」を回避することができれば、飛躍的に成長できるでしょうね。

組織の否認はさておき、個人の否認は回避していきたいですね。



第1の教訓
危機を待たない。否認に立ち向かうのはまさに今、今日この日である

第2の教訓
それを無視したり、否定したり、理屈をこねたり、ねじ曲げたりすることが、その残酷さを和らげたりしない

第3の教訓
権力は人を狂わせる

第4の教訓
最高意思決定者が、聞く耳を持つ

第5の教訓
長期的な視野に立つ

第6の教訓
相手をバカにするのは、否認の兆候である

第7の教訓
真実を語る

第8の教訓
過去の常識にしがみつかない

2011/02/17

誰かが見ている

「一生懸命やっていれば、必ず誰かがが見ている」


昨日、このような成功体験を聞きました。


年度末に近づいてきて、そろそろ1年を総括する時期に来ていると思います。1年を振り返って、うまくいった方もいらっしゃると思いますが、そうでない方もいらっしゃると思います。うまくいかなかった方も、ここでモチベーションを下げることなく、チャンスが来るまで、一生懸命コツコツやっていくことが重要ですね。

成功している人は、つらい時期でもチャンスを確実につかむために陰で努力をしていますね。

2011/02/14

引き出しはいくつありますか?

代理店さんと話をしている時に、引き出しが100ある人は、その話の内容にあった引き出しが2つ3つあるかもしれませんが、10しかない人は、その話の内容にあった引き出しがないかもしれません。

引き出しが多い人はおもしろい、役に立つ、引き出しの少ない人は、つまらない、使えないということになってしまいます。

もちろん、知識だけではなくて、スキルも大切ですが、引き出しは多いにこしたことありません。常に引き出しを増やすことをしなければなりません。個人としても、組織としても。



ハンマーしか持っていない人は、なんでも釘に見える。(アブラハム・マズロー)

2011/02/13

マーべリック・カンパニー

ウィリアム・C・テイラー、ポリー・ラバールの「マーべリック・カンパニー -常識の壁を打ち破る超優良企業-」を読みました。





この本は4年ぐらい前に買って、ずっと本棚に眠っていましたが、やっと手に取りました。

マーべリックとは、型破りな、一匹狼的なという言意味です。

IBMやP&G、ピクサー、INGダイレクトなど、マーべリックな企業が紹介されています。

他社と同じことをしていても差別化できないですからね。


前々回に書いたことに近いことがここでも書いていありました。


優秀な人材がなぜわが社で働きたいと考えるのか?将来、自社の製品が業界でどれほどのシェアを獲得できるのかを考える場合、現在、業界内でどれほど才能を獲得しているか、そのシェアこそが最も信頼のおける指標となる。


最高の人材が金銭的な動機で動かないことを理解している。一流の人材はエキサイティングなプロジェクトのために働くことを望む。自分が影響力を発揮できる組織に身を置きたいと考える。そして一流の人材として切磋琢磨したいと願っている。

2011/02/11

知がめぐり、人がつながる場のデザイン

中原淳先生の「知がめぐり、人がつながる場のデザイン -働く大人が学び続ける“ラーニングバーというしくみ”」を読みました。





今日のお昼に手に入れて、移動中に一気に読んじゃいました。

前作の「職場学習論」は学術書だったので、一気読みという本ではなかったですが、この本は、大人の学びに関心がある人向けなので、あっという間でした。

私もラーニングバーには何回か参加させていただいたことがあります。私がはじめて行ったときは競争率は2倍程度だったと記憶してます。会場も工学部の大教室でやってました。今は参加申し込みも800名以上、競争率4倍、会場は福武ホールになってます。福武ホールにも行ったことありますが、とても素晴らしい会場です。

会場だけではなく、細部のこだわり、院生を含めたおもてなしの気持ちが心地よい場です。

この本でも指摘されていますが、最近の参加者は本当に興味関心のある方が少なくなってきているような気がします。最初に参加した時は、もっとディープな人が多かったような気がします。


逆に今はだれでも行きやすいということになりますかね。ただ、抽選が厳しくなってますが・・



私たちは、代理店さんに対して研修をすることがあると思いますが、この本は参考になると思います。多くの場合、一方的に話すという形の研修になっていると思います。もちろん、ここで紹介されているラーニングバーのような仕立てと同じようにはできないでしょうが、大人の学びをどのようにデザインしていくか、取り入れていけるところはあると思います。


最終章は、「学ぶことの意味、そして未来へ」というタイトルで締めてくれています。最初に、新入社員はどうやって一人前になるか、というテーマで書かれています。代理店営業で最も難しいテーマのひとつだと思います。優秀な代理店さんほど要求が厳しく、知識やスキルがないとすぐに出入禁止、担当者変更を余儀なくされ、特定の人に仕事が集中してしまうということが起こりがちです。所属している組織・チームで参考になると思います。

2011/02/07

マネジメント(下)

ピーター・F・ドラッカーの「マネジメント -課題、責任、実践- 下」を読みました。





下巻は、トップマネジメントが中心でした。トップマネジメントは、トップマネジメントで興味深かったですね。

しかし、ドラッカーすごい。40年近く前にこれを書いたなんて信じられませんね。


少し抜粋してみますと、


トップマネジメントの仕事は、少なくとも四種類の人間であることを要求する。「思考する人間」「行動する人間」「人間的な人間」「代表する人間」である。

大企業は自らの閉鎖性と戦わなければならない。マネジメントの人間のほとんどが、外部との接触を著しく欠いている。

イノベーションのできない組織は、たとえいま確立された地位を誇っていても、やがて衰退し、消滅すべく運命づけられている。

イノベーションの戦略において第一に重要なことは、古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てることである。イノベーションを行う組織は、昨日を守るために時間と資源を使わない。

2011/02/06

マネジメント(中)

ピーター・F・ドラッカーの「マネジメント -課題、責任、実践- 中」を読みました。





相変わらず興味深いことが書いてあります。



マネジメントの仕事には目的、目標、役割がなければならない。

マネジメントの仕事は、下から決めていかなければならない。生産、販売、設計の最前線の活動からスタートしなければならない。

マネジメントとは行動志向たるべきものである。哲学ではないし、哲学たらんとしてもならない。

成長は、常に自己啓発によって行われる。企業が人の成長を請け負うことなどということは法螺にすぎない。成長は一人ひとりの人間のものであり、その能力と努力に関わるものである。

キャンペーン型マネジメントなどは、最も避けるべき悪習である。

多くのマネジメントが、キャンペーンでは何事もなしえないという当然の結論を出せていない。

組織の目的は、凡人をして非凡をならしめることにある。

優れた仕事ぶりとは、長期にわたり、多様な仕事で成果を生んでいくことである。

理想的な組織とは会議なしに動く組織である。



特に興味深かったのは、以下の2つです。


仕事をもたないことは耐えがたい。特に働くことが習慣になっている者にとってはそうである。やがて働く感覚を忘れ、尊さを忘れる。

組織に依存し、組織での次の昇進を心待ちにし、組織に新しい仕事を期待し続けるのではなく、自らの人生は自らの手でつくれるよう人間として成長することは、自らの務めであり、組織への務めである。


1つ目は、特に転職されて、このような状態に陥っている方を見かけます。少数精鋭でやってこられて、たくさんの権限を委譲されてやってこられた方が、仕事量も減り、指示命令のみのもとではもったいないですね。

2つ目は、次の昇進のみを待ち焦がれて、それしか見えていない方を見かけます。次の昇進がないと、急激にモチベーションを下げてしまいます。井(会社)の中だけにいると、視点を広げることは難しいですが、もったいないですね。

2011/02/02

マネジメント(上)

ピーター・F・ドラッカーの「マネジメント -課題、責任、実践- 上」を読みました。





このごろ、ドラッカーが多いです。

どの本読んでもいいですねえ。

ツイッターのドラッカーBOTみたいになりますが、気になったセンテンスをいくつかピックアップしてみました。




マネジメントとは仕事である。

人としてのマネジメントのビジョン、献身、真摯さが、マネジメントの成否を決める。

マネジメントとは実践である。

成果のあがる事業であることが繁栄の条件である。

企業の目的は顧客の創造である。

真のマーケティングは、シアーズが顧客の人口構造、顧客の現実、顧客のニーズ、顧客の価値からスタートしたように、顧客からスタートする。

利益とは、目的ではなく結果である。

リスクとはアラビア語で「今日の糧を稼ぐ」ことを意味する。確かに今日の糧を得るのはリスクをとることによってである。

顧客が見、考え、思い、欲しがるものを、客観的な事実として、営業マンの報告、技術者の実験、会計士の数字と同じように正面から受けとめなければならない。しかも、顧客の心を読もうとするのではなく、顧客自身から直接答えを得なければならない。

顧客が買うものは製品ではない。欲求の充足である。

仕事とはプロセスである。プロセスはすべて管理しなければならない。

アメとムチによるマネジメント、すなわちX理論によるマネジメントはもはや無効である。

マネジメントたる者は、人を知らなければならない。少なくとも、人が人として行動することを知らなければならない。

人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。



生命保険会社の事例が書かれているところもいくつかあり、上に抜粋したところ以外も興味深いところがたくさんありました。

(中)も楽しみです。