中原淳先生の「知がめぐり、人がつながる場のデザイン -働く大人が学び続ける“ラーニングバーというしくみ”」を読みました。
今日のお昼に手に入れて、移動中に一気に読んじゃいました。
前作の「職場学習論」は学術書だったので、一気読みという本ではなかったですが、この本は、大人の学びに関心がある人向けなので、あっという間でした。
私もラーニングバーには何回か参加させていただいたことがあります。私がはじめて行ったときは競争率は2倍程度だったと記憶してます。会場も工学部の大教室でやってました。今は参加申し込みも800名以上、競争率4倍、会場は福武ホールになってます。福武ホールにも行ったことありますが、とても素晴らしい会場です。
会場だけではなく、細部のこだわり、院生を含めたおもてなしの気持ちが心地よい場です。
この本でも指摘されていますが、最近の参加者は本当に興味関心のある方が少なくなってきているような気がします。最初に参加した時は、もっとディープな人が多かったような気がします。
逆に今はだれでも行きやすいということになりますかね。ただ、抽選が厳しくなってますが・・
私たちは、代理店さんに対して研修をすることがあると思いますが、この本は参考になると思います。多くの場合、一方的に話すという形の研修になっていると思います。もちろん、ここで紹介されているラーニングバーのような仕立てと同じようにはできないでしょうが、大人の学びをどのようにデザインしていくか、取り入れていけるところはあると思います。
最終章は、「学ぶことの意味、そして未来へ」というタイトルで締めてくれています。最初に、新入社員はどうやって一人前になるか、というテーマで書かれています。代理店営業で最も難しいテーマのひとつだと思います。優秀な代理店さんほど要求が厳しく、知識やスキルがないとすぐに出入禁止、担当者変更を余儀なくされ、特定の人に仕事が集中してしまうということが起こりがちです。所属している組織・チームで参考になると思います。
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