加藤雅則氏、チャールズ・A・オライリー、ウリケ・シューデの「両利きの組織をつくる –大企業病を打破する「攻めと守りの組織」−」を読みました。
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著者の加藤氏は2作とも大当たりですが、今回も大当たりです。
「組織は変われるか」
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「自分を立てなおす対話」
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今回は「両利きの経営」のオライリー先生との共著になっています。
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本書は、AGCでの事例をもとに、理論と実践がバランスよく書かれています。
まず、「両利きの経営」とは、企業が長期的な生き残りを賭けて、既存事業深掘りと新規事業探索という相反する能力を同時に追求することのできる組織能力の獲得を目指すものです。
「成熟企業にとっての最大の壁は、自社の「組織カルチャー」なのだ。「組織カルチャー」とは、事業理念や価値観・社風といった、フワッとした概念のことではない。それは具体的な「仕事のやり方」のことである。組織カルチャーを風土や雰囲気として捉えている限り、具体的な打ち手は出てこない。新しいことを始めるには、新しい「仕事のやり方」が必要なのだ」
「両利きの経営を実現する上でカギとなるのは、組織カルチャーのマネジメントである。(中略)同じ組織の中で異なるカルチャーを併存させるバランス感覚こそが、「両利き」の革新なのである」
営業職員チャネルだけだったところに新たに代理店チャネルを作ったり、代理店チャネルだけだったところに新たに通販チャネルを作ったり、損保代理店だけだったところに生保代理店を加えたり、生保業界でも「両利き経営」が行われています(うまくいっているかどうかわかりませんが)。
AGCの事例がハーバードのケースに取り上げられることが決まっているようで、この本読みながら、問いを立てたり、答えを考えたりするのも面白いと思います。
買いの1冊です。