ソリシター、サポーター、MR、プロモーター、AAC、代理店、代理店担当、ホールセラー、生命保険、ANP、リクルート、稼働、KASH、AC、セールスプロセス、来店型、セミナー、定期保険、養老保険、終身保険、ASR、銀行窓販、全額損金、象の背中、MDRT

2020/06/24

問いのデザイン

安斎勇樹氏・塩瀬隆之氏の「問いのデザイン -創造的対話のファシリテーション-」を読みました。





この本のタイトルは私がずっとテーマにしていたタイトルです。

「問い」の力はものすごいと感じていて、何か「公式」のようなものをずっと探しています。


問いの基本性質
(1)問いの設定によって、導かれる答えは変わりうる
(2)問いは、思考と感情を刺激する
(3)問いは、集団のコミュニケーションを誘発する
(4)対話を通して問いに向き合う過程で、個人の
  認識は内省される
(5)対話を通して向き合う過程で、集団の関係性は
  再構築される
(6)問いは、創造的対話のトリガーになる
(7)問いは、創造的対話を通して、新たな別の問いを
  生みだす


この本はファシリテーションの中での「問い」ですが、営業でも「問い」で(1),(2),(4),(6)が言えますので、成約率に劇的に影響を与えると思います。

この本では、残念ながら「公式」は見つかりませんでしたが、これだけまとまっている本は初めてです。



良い課題の判断基準
①効果性
②社会的意義
③内発的動機


良いアイスブレイクの問いのポイント
①固定概念を揺さぶる
②集団の関係性を揺さぶる
③警戒と緊張をほぐす
④テーマと接続させる


ファシリテーターのコアスキル
①説明力
②場の観察力
③即興力
④情報編集力
⑤リフレーミング力
⑥場のホールド力



これがベストかどうかは検証が必要だと思いますが、「買い」の1冊です。



2020/06/22

ビジョナリーカンパニー 弾み車の法則

ジム・コリンズの「ビジョナリーカンパニー 弾み車の法則」を読みました。





ビジョナリーカンパニーシリーズなので、楽しみして読みました。

が、期待外れでした。


過去に紹介されている「弾み車の法則」で、かつ100ページに満たない本で、内容がないよーと言いたいです(笑)。

弾み車の法則はシステム思考の強化ループであり、一流企業が一流になったことを弾み車の法則として紹介していますが、どうみても後付けの理論だと思います。弾み車の法則を活用して一流になるのは、少なくてもこの本の情報だけでは不可能だと思います。


残念な1冊でした。

2020/06/17

リーダーの信頼を支える3つの力

今月号のハーバードビジネスレビューの論文のタイトルの一つです。





今月号のテーマは「答えのない時代をともに切り拓く リーダーという仕事」です。

たくさん興味深い論文がありますが、これを取り上げます。



リーダーシップに必要不可欠な「信頼」を高める3つのドライバーを示しています。

オーセンティック
 あなたが嘘偽りのない本心で接してくれている
 ことがわかる

ロジック
 あなたならできるとわかるのは、あなたの思考と
 判断が理にかなっているからだ

共感
 あなたは、私のことや私の成功を気にかけて
 くれている


「信頼」を高めるドライバーを示してくれたのはありがたいです。

どれかが強くなれば、どれかが弱くなる可能性があります。どれかが弱い人向けに対策も書いてくれていますので、使い勝手がいいと思います。

リーダーはこうあらねばならぬと取り繕っている人もたくさん見られますが、「信頼」を高めることができないことは明らかです。



今月号は「買い」だと思います。


2020/06/16

センスメーキングインオーガニゼーションズ

カール・ワイクの「センスメーキングインオーガニゼーションズ」を読みました。





古典的名著です。

センス(意味)メーキング(形成)を表しています。

センスメーキングとは、人が経験から意味を与える過程です。

気づいて、意味づけてして、行動する。

正確性というよりも、スピードやストーリーを重要視しています。

VUCAの時代に適した理論だと思います。



センスメーキングの7つの特性

1.アイデンティティ構築に根づいた、
2.回顧的、
3.有意味な環境をイナクトする、
4.社会的、
5.進行中の、
6.抽出された手掛かりが焦点となる、
7.正確性よりももっともらしさ主導の、
プロセスである。





2020/06/02

PRINCIPLES

レイ・ダリオの「PRINCIPLES -人生と仕事の原則-」を読みました。





コロナ禍のこの時代
節税商品終了のこの時代
売上至上主義のこの時代

「PRINCIPLES」の立ち返るいい時期なのかなと思いながら書いています。

来週、ソリシターを対象にワークショップをやることが決まっていて、「なぜこの仕事しているんだろう?」

お金のため?生活のため?それとも?いろいろ考えてしまいました。



私たちは次の3つのことを得るために働く

1)選択した使命を、
  1人でするよりも大きく、
  よりよく達成するための
  レバレッジ

2)素晴らしい組織を築く、
  質の高い人間関係

3)自分や他人が必要なもの、
  欲しいものを買うためのお金



ぜひ自分も含めて、ソリシターに問いかけてみたいですね。


この本は全世界100万部以上売れているらしく、考えさせられるフレーズ、名言がてんこ盛りで、ここでは紹介しきれません。

600ページ近い本ですが、難しくなく、飽きずに読めると思います。




「人生に何を求めるか、
何を与えるかは
あなた次第だ」