昨年の6月に発売されて、すでに10万部を超えているようです。私が買った本はすでに11刷でした。
女優樹木希林さんの本が売れているようですが、精神科医版樹木希林さんのように感じました。
「必要以上に気を張らないで、「ちょっと目の前の人のお役に立てればいいなあ」ぐらいの気持ちで仕事をしてみるのはどうでしょう」
「時間が余ると、人間はろくなことを考えませんのや。気にしないでええことまで気になってくる。余計なことに首をつっこみたくなってくる。暇は、人間にとっては毒にもなります」
「何かをしてくれることはあたりまえでないと考えて生活できると、ちょっとしたことにも感謝できるようになりますわ」
「アドバイスをしたり、目の覚めるような妙案を与えることができなくても、自分と同じところまで降りてくれて、話を聞いてもらえるだけで、人はちょっとラクになるんですわ」
日ごろの仕事や生活の中で正しいと思い込んでいるものごと(メンタルモデル)に気づく、違う選択肢がないかを自問することの必要性に気づかさせてくれます。
現在89歳にして、現役の精神科医。恐るべし。
疲れている人、おススメす。