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2018/04/22

スーパーストーリーが人を動かす

タイ・モンタギューの「スーパーストーリーが人を動かす -共感を呼ぶビジョン&アクション-」を読みました。





「スーパーストーリーは人を動かす」

生命保険の世界でもそのまま当てはまります。

この本では、企業が商品・サービスを売るのに「スーパーストーリー」が重要であるということです。

「スーパーストーリー」は、今流行りの「ストーリーテリング」ではなくて、「ストーリードゥーイング」です。

「ストーリードゥーイング」とは、実際の行動を通じて語られるもののことです。



スーパーストーリー、4つの真実

・現実の組織の真実
 現在のストーリー
  独自の能力
  独自性
  独自の文化
・参加者の真実
 関わる人々を把握する
  誰のストーリーに加わるか?
  ストーリーをどうやって伝えるか?
  自分たちのストーリーをどうやって伝えてもらうか?
・ステージの真実
 取り巻く環境はどうか?
  文化的背景
  技術開発
  競合の状況
  ビジネスの背景
・探求の真実
 世界に向けた野心と貢献の追求
  文化
  価値観
  より多くの目標


この本では、4つの真実を実際の企業の事例で解説しています。


生命保険業界で自分たちの文化や価値観をストーリーとして届けられる企業は少ないと思います(悲)。

そういう会社から加入したいですけどねえ。




2018/04/21

宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。

長尾彰氏の「宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。」を読みました。





マンガ「宇宙兄弟」の南波六太のリーダーシップを取り上げた1冊です。

マンガを読んでない人、映画を観ていない人はわからないと思いますが、南波六太はグイグイ引っ張るようなかっこいいキャラクターではありません。

優等生タイプの弟とは違い、うだつの上がらないキャラクターです。


著者は「愚者風リーダーシップ」と言っています。

賢者風とは優等生タイプで、愚者風は優秀な人物には見えません。賢者風は優等生でいなければならないので、しんどいですが、愚者風は優等生ではいる必要がないので、自然体でいられます。


「賢者風は、「自分が正しくて相手が間違い」と批判し、愚者風は「全員が正しい」と考える」


「賢者風は、問題を「解決」しようとし、愚者風は、問題を「解消」しようとする」


著者は、Facebookで「賢者風」と「愚者風」の二軸に分けることをたくさんやっていますので、みてみると面白いと思います。



「リーダーとは、「選ばれた優秀な人間」ではなく、リーダーシップを発揮している人のこと」


「相手を自分の都合でコントロールするのはNG!相手の心を震わせることができるのが、リーダーシップ」



「宇宙兄弟」を読んでから読んだ方が面白いと思いますが、この本の特徴といってもいいかもしれません、宇宙兄弟のことを全く知らなくても面白いです。





とても読みやすく、おススメの1冊です。


2018/04/15

変革は企業文化に従う

今月号のハーバード・ビジネス・レビューの論文のひとつです。





「戦略と文化の一致なくして変革は実現しない」

と一番最初に書かれています。


強く同意します。


「戦略」と「変革」という言葉は頻繁に使われますが、「文化」という言葉は滅多に使われません。



文化の属性

・共有される
・広がりがある
・永続性がある
・黙示的である



変化への対応が柔軟か安定か、人間関係が相互依存か独立かの2軸に分けたうえで8つの文化特性を挙げています。

・思いやり
・目的意識
・学習
・楽しさ
・結果志向
・権力
・安全性
・秩序


業界の特徴に影響している部分もあるかもしれませんが、「権力」「安全性」「秩序」を私の周りでは強く感じます。



「研究結果からは、従業員の熱意と最も相関関係が強いのは柔軟性の高さであり、これは具体的には〈楽しさ〉〈学習〉〈目的意識〉〈思いやり〉といった特性として表れることが判明した。顧客志向と、上記4つの特性および〈結果志向〉の間にも、正の相関関係が見られた」



いやー、当たってる(怖い)。
熱意と顧客志向が感じない。



組織文化へのアプローチが重要だということがよくわかります。

非常に興味深い論文でした。

2018/04/09

21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由

佐宗邦威氏の「21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由」を読みました。





「デザイン思考」という言葉をよく聞くようになりました。

しかし、その内容についてはよくわかりませんでした。

この本は、アメリカでデザイン思考を学んできた著者が、学んできた実践知を細かく記載してくれています。

プロトタイピングだけでも、

スケッチプロトタイピング
フランケンプロトタイピング
コラージュプロトタイピング
シナリオプロトタイピング
スケッチモデルプロトタイピング
実物大体験プロトタイピング

というように、細かく、それも写真付きで紹介しています。


1を100にする時代であれば、効率だけを追求してればよかったのでしょうが、多様化の時代、スピードが速くなっているこの時代では、0から1を生み出す仕事が必要です。
ヒエラルキー、上意下達、指示命令ではうまくいきそうにありません。それで「デザイン思考」が注目を浴びていると思います。



デザイナーの常識
□学びやアイデアが見える化できる環境
□ホワイトボードなどの書き込みが自由にできる環境
□体を動かしやすい環境
□刺激物をたくさん置く環境
□ラフなアイデアやプロトタイプを気軽に見せ合う
□メモは手書きでポスト・イットやノートに図で

ビジネスマンの常識
□会議室は、意思決定のために大人数が入る場所が良い
□会議室は必要に応じて取ればよい
□椅子や机を配置する
□必要ではない資料は用意しない
□アウトプットの議事録を大事にする
□メモはパソコンで


上から下に変更するには、今までの価値観を180度変えることになるので、なかなか受け入れるのが難しいと思います。特に大企業だと、それが文化のようになってます。

どんどん取り残される、新しいものができてこない、衰退するという流れになりそうで怖いです。







2018/04/06

なぜ部下とうまくいかないのか

加藤洋平氏の「組織も人も変わることができる! なぜ部下とうまくいかないのか -「自他変革」の発達心理学-」を読みました。





キーガンの発達理論をストーリー仕立てで分かりやすく紹介しています。

キーガンの本はかなり注目を浴びましたが、この本から読んだ方がわかりやすいと思います。






発達段階1 具体的思考段階
 言葉を覚えたての子供に見られる
 具体的な物事を思考することはできるが、抽象的な概念は扱えない

発達段階2 道具主義的段階(利己的段階)
 成人の10%に見られる
 自分の欲求を満たすことに焦点が当たり、他者の感情や思考の理解は難しい

発達段階3 他者依存段階(慣習的段階)
 成人の70%に見られる
 自らの意思決定基準を持っておらず、他者の基準によって自分の行動が規定される

発達段階4 自己主導段階
 成人の20%に見られる
 自分の価値観で、自律的に行動できる

発達段階5 自己変容・相互発達段階
 成人の1%未満
 自分の価値観にとらわれることなく、多様な価値観を汲み取り、的確に意思決定できる



発達段階は何年もかけて、1つずつ、段階を踏んでいきます。
私の周りには発達段階2と思われる人がひとりいます。
他の人も気持ちが全く理解できず、すぐにキレて暴れてます(悲)。
キーガンは自分より上の発達段階の世界観は理解できないと言っていますので、自分の価値観で自律的に動く人は理解できないということになります(悲)。

発達段階3の人は私の周りでも非常に多いと思います。
3の人は、変革、イノベーション、アイデアは出ないということなので、発達段階をあげていかないと組織としては難しくなりますね。


このごろ、私の周りでは発達段階4の人を見たことないでやばいかも・・・



おススメの1冊です。

2018/04/04

幹細胞を利用したインターナルアンチエイジング 身近になった再生医療

吉田治先生の「幹細胞を利用したインターナルアンチエイジング 身近になった再生医療」を読みました。






最初は、幹細胞やES細胞、iPS細胞など、細胞に関して詳しく書かれています。
最後は、幹細胞を使ったアンチエイジングの治療の宣伝になっています。

中盤は、病気に関する詳しい説明が載っているので、ソリシターの知識アップとして有効だと思います。



「慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、たばこの煙を主とする有毒物質を長期間吸入することで肺に炎症を起こす病気です」


「パーキンソン病は、脳の黒質という場所から出る神経伝達物質であるドーパミンが出にくくなるために神経細胞の連絡がうまくいかず、からだが動きにくくなる病気です。(中略)パーキンソン病はその約40%に認知症が合併していることが報告されており、8年間追跡調査した研究では、78%が認知症を発症していたことが明らかになっています」


「筋萎縮性側索硬化症(ALS)は筋肉の萎縮と筋力低下を起こす神経変性疾患で、運動ニューロン病の一種です。(中略)非常に進行が早く、半数ほどが発症後3年から5年で呼吸筋麻痺により死亡します」


「肝炎はA型、B型、C型などがあり、約80%がC型肝炎ウィルスといわれています(中略)C型肝炎の場合は、ほかの肝炎より症状が軽いのも特徴で、発症しても気がつかないことが多く、治りにくいため7~8割の人が慢性肝炎になっていきます(中略)肝硬変はC型肝炎が進行して起こることが多く、全体の6割以上を占めています」


「炎症性腸疾患(IBD)は消化管のどこにでも炎症を起こす可能性のある「クローン病(CD)」と病変が大腸に限定した「潰瘍性大腸炎(UC)」の2つをいいます」



他にもたくさんの病気が紹介されていて、ここでは書ききれません。


この本でのメインテーマである幹細胞やES細胞、iPS細胞などで、病気や障害が治る時代が早く来ればいいなと思います。






2018/04/02

まんがで人生が変わる! 自助論

サミュエル・スマイルズ著、竹内均訳、嶋津連まんがの「まんがで人生が変わる! 自助論」を読みました。





大ベストセラー「自助論」のまんがです。





本は読んだことありません(笑)。

引っ込み思案の貧乏女子高生が自助論に出会い、アイドルになる夢を実現していく物語です。

表紙がオタク系のマンガ本のようで電車の中で読んでいるのは恥ずかしかったですが、漫画としても面白いです。

解説もたくさんありますが、ベースはマンガなので、1時間もあれば読めます。

日ごろ本を読む習慣のない人にとっては、マンガから入って、実際の本に進むという読み方もあるなあと思い読んでました。


また、

もっと積極的に、もっとポジティブに、卑屈にならないで、困難に挑戦していかないといけないなと強く感じさせられるストーリーでした。