佐宗邦威氏の「21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由」を読みました。
「デザイン思考」という言葉をよく聞くようになりました。
しかし、その内容についてはよくわかりませんでした。
この本は、アメリカでデザイン思考を学んできた著者が、学んできた実践知を細かく記載してくれています。
プロトタイピングだけでも、
スケッチプロトタイピング
フランケンプロトタイピング
コラージュプロトタイピング
シナリオプロトタイピング
スケッチモデルプロトタイピング
実物大体験プロトタイピング
というように、細かく、それも写真付きで紹介しています。
1を100にする時代であれば、効率だけを追求してればよかったのでしょうが、多様化の時代、スピードが速くなっているこの時代では、0から1を生み出す仕事が必要です。
ヒエラルキー、上意下達、指示命令ではうまくいきそうにありません。それで「デザイン思考」が注目を浴びていると思います。
デザイナーの常識
□学びやアイデアが見える化できる環境
□ホワイトボードなどの書き込みが自由にできる環境
□体を動かしやすい環境
□刺激物をたくさん置く環境
□ラフなアイデアやプロトタイプを気軽に見せ合う
□メモは手書きでポスト・イットやノートに図で
ビジネスマンの常識
□会議室は、意思決定のために大人数が入る場所が良い
□会議室は必要に応じて取ればよい
□椅子や机を配置する
□必要ではない資料は用意しない
□アウトプットの議事録を大事にする
□メモはパソコンで
上から下に変更するには、今までの価値観を180度変えることになるので、なかなか受け入れるのが難しいと思います。特に大企業だと、それが文化のようになってます。
どんどん取り残される、新しいものができてこない、衰退するという流れになりそうで怖いです。
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