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2016/09/16

「経験学習」ケーススタディ

松尾睦先生の「「経験学習」ケーススタディ」を読みました。


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経験学習入門のケーススタディ版です。


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「経験から学ぶ力」の5つの要素

①高い目標を設定する「挑戦する力」(ストレッチ)
②適切に経験を「振り返る力」(リフレクション)
③仕事の中にやりがいや楽しさを見出す力(エンジョイメント)
④各自が持っている目標、価値観、信念である「思い」
⑤自分を成長させてくれる他者との関係性としての「つながり」


9社のケースが紹介されていますが、その中に東京海上があります(さすがリーディングカンパニー)。

その中で、2015年から中期経営計画に「日本で一番「人」が育つ会社」を掲げているようです。

保険は形のないものを売る商売なので、人の力が重要です。

リーディングカンパニーが人材育成にコミットされると、2番手、3番手とはどんどん距離が離れていくでしょうし、生保業界での地位も上がっていくでしょうね。



このケースは是非読んで欲しいですね。

2016/09/15

「なし崩しの規制緩和」にいかに対応するか

今月号のハーバード・ビジネス・レビューの論文のタイトルのひとつです。


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海軍士官のグレース・マレー・ホッパーの「許可を待ってチャンスを逃すくらいなら、やってしまってから謝罪するほうがよい」の格言に惹かれました。

この論文は、規制に守られた企業目線で書かれていますが、なし崩しの規制緩和をする企業側の目線で読みました。


保険業界でもできないかなあ~


保険業界というか今の日本では考えにくいですが、アメリカでは配車サービスのウーバーや民泊のエアビーアンドビー、動画サイトのユーチューブなどが台頭しています。

日本は人口が減っていきますし、高齢社会まっしぐらで、マーケットは縮小していきます。

次の平野先生の論文に、「企業によるイノベーション不足は、社会全体を需要不足に陥れることになる」とあり、縮小のペースが早くなるのではと思ってしまいます。





保険業界は目新しさがないですもんね。

「なし崩しの規制緩和」

起爆剤のような気がします。

2016/09/05

プロセス・コンサルテーション

エドガー・H・シャインの「プロセス・コンサルテーション -援助関係を築くこと-」を読みました。


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シャイン先生の古典です。


「プロセスコンサルテーションとは、個人、集団、組織および地域社会を援助するプロセスに関する哲学および態度である」

前提として、

「人にできるのは、人間システムが自らを助けようとするのを支援することだけだ」

というものがあります。

人を変えることはできない、支援できるだけということです。

ソリシターの中には、代理店を変えようとしている人もいるのではないでしょうか。



プロセスコンサルテーションの10の原則

 1.常に援助的であること
 2.常に現状を認識しておくこと
 3.無知にアクセスすること
 4.自分のすることはすべて介入であること
 5.問題も解決策も握っているのはクライアント自身で
  ある
 6.流れに身を任せる
 7.タイミングが重要である
 8.対決的な介入で好機をうかがう
 9.すべてはデータの源泉である;誤りは避けられそうに
  ないがそこから学ぶことが大切である
10.疑問がある時には、問題を共有する



計画的なフィードバックの原則

1.発信者と受け手が受けての目標について合意
 しなければならない
2.提供者は説明と好意的評価を強調すべきである
3.提供者は具体的で明確でなければならない
4.受けても送り手も建設的な動機を持つべきである
5.もしそれが関連性を有しているならば否定的な
 フィードバックを差し控えてはならない
6.送り手は観察、意見・判断を自分のものとして
 いなければならない
7.フィードバックは受け手と送り手の準備が整った
 ときのタイミングが重要



コーチング、メンタリングをやっている方、部下や後輩をお持ちの方、組織開発やダイアログに興味のある方などにおススメです。

2016/09/04

法人・富裕層への生命保険セールス術

嶋田雅嗣氏の「法人・富裕層への生命保険セールス術」を読みました。


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久々の保険の本です(笑)。

保険の本は、ミッションやビジョン、価値観など、セールス以前のことや保険セールスで最も難しいファーストアプローチについて書かれたものが多いですが、この本は見込客のことやプランニング、プレゼンテーションを中心に書かれています。

この本はベテランにも若手にも楽しめると思います。

まず第一に、見たことのない資料がたくさん掲載されていて、会社の机の中に入れておく価値があると思います。

2つ目としては、逓増定期のの歴史やマーケットの歴史、チャネルの歴史など、ソリシターとして知識として知っていたことがいい内容がてんこ盛りです。ソリシターのマニュアルに書いている会社もあるかもしれませんが、知らない人が多い内容だと思います。

3つ目としては、宗教法人やアパマンオーナーなど、顧客の属性について詳しく分析してあり、ソリシターの引き出しを増やしてくれると思います。

4つ目としては、ハンドリング(契約者貸付やコンバージョン、払済など契約後の保険の使い方)について詳しく書かれているので、若手の方には勉強になると思います。



買いの1冊だと思います。


2016/08/29

行動分析入門

杉山尚子氏の「行動分析入門」を読みました。


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好きなタイトルです。

行動随伴性がベースとなって書かれています。

行動随伴性とは、行動の原因を分析する枠組みで、行動とその直後の状況の変化との関係のことです。

本書ではマトリクスで書かれていますが、好子・嫌子、出現・消失の4つの随伴性があります。



好子(こうし)出現の強化:
行動の直後に好子が出現すると、その行動は将来繰り返される

嫌子(けんし)消失の強化:
行動の直後に嫌子が消失すると、その行動は将来繰り返される

嫌子(こうし)出現の弱化:
行動の直後に嫌子が出現すると、その行動は将来しなくなる

好子(けんし)消失の弱化:
行動の直後に好子が消失すると、その行動は将来しなくなる



直前→行動→直後
インプット→行動→アウトプットと言ってもいいと思いますが、このように行動を見ていくと、無理なこじつけはなくなりますね。

2016/08/28

組織の罠

クリス・アージリスの「組織の罠 -人間行動の現実-」を読みました。


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人は言ってることとやってることが違うことが良くあります。

会社の中では、「やれー!俺はやらないけど。」みたいなのは日常茶飯事です(笑)。


モデルⅠ:防衛的思考
 1.一方的に統制せよ
 2.勝て負けるな
 3.弱気は見せるな
 4.合理的に振る舞え

モデルⅡ:建設的思考
 1.根拠の確かな情報を集めよ
 2.十分な情報のもとで選択せよ
 3.誤りを発見し修正するよう常に監視せよ


人はモデルⅡを標榜しながら、実際の行動はモデルⅠになっています。これを著者は「罠」と言っています。どの学者もこのことに触れていないと痛烈に批判しています。


この「罠」から抜け出す方法を具体的に書いてくれはいませんが、モデルⅠとモデルⅡがあることを認識すること、モデルⅠなのかモデルⅡなのかを対話すること、防衛的思考を排除する仕組みをつくることをしないといつまで経っても何も変わらない気がします。




2016/08/18

大企業のジレンマ回避

今月号のハーバード・ビジネス・レビューの論文のタイトルの一つです。


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今月号は、クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」の特集です。

20年以上前に発表された輪ですが、色あせないですね。


タイトルの論文はマイクロソフトの樋口会長が書いています。

マイクロソフトとパナソニックの例を挙げて、破壊的イノベーションが起こらない理由を3つ挙げています。


1.株主のプレッシャー
2.新製品開発使命
3.組織のタコツボ(サイロ)化


もちろん、対策も書いていて、

1.秘密の組織をつくる
2.評価のバランスを変える
3.ダイバーシティ


日本の大企業(タコツボ企業)では、1と3も難しい気がするので、ジリ貧(保有契約高の低下)になりますね。

2016/08/13

TED TALKS

クリス・アンダーソンの「TED TALKS -スーパープレゼンを学ぶTED公式ガイド-」を読みました。


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TEDは今NHKで「スーパープレゼンテーション」という名前で放送されているので、観ている人も多いと思います。


TEDの代表がプレゼンの極意を書いています。


「まずいちばん大切なのは、わかりやすいことだ」

「演劇や映画や小説の分析に使われる言葉がある。スルーラインだ。つまり、一つひとつの物語の要素をひとつにまとめる、一貫したテーマのことだ。どんなトークにも、このスルーラインが必要になる」


ストーリーを語るときの4つの大切なこと

・観客が共感できるような登場人物を主人公にすること
・好奇心、社会的な関心、実際の危険を通して緊張を
 盛り上げること
・適度な量のディテールを盛り込むこと
・最後に笑いや感動や驚きできちんと締めくくること


優れたビジュアルに共通の要素

・表に出す力
・説明する力
・目で楽しませる力



TEDのようなプレゼンをする機会はないと思いますが、人前で話すことのある人には参考になることがてんこ盛りです。

是非読んでほしい1冊です。