ソリシター、サポーター、MR、プロモーター、AAC、代理店、代理店担当、ホールセラー、生命保険、ANP、リクルート、稼働、KASH、AC、セールスプロセス、来店型、セミナー、定期保険、養老保険、終身保険、ASR、銀行窓販、全額損金、象の背中、MDRT

2019/11/28

ザッソウ

倉貫義人氏の「ザッソウ ー結果を出すチームの習慣-」を読みました。





ザッソウとは、「雑談」と「相談」のことです。

ザッソウをホウレンソウに変わるものとして提唱しています。

私もホウレンソウ(「報告」「連絡」「相談」)にはずっと違和感がありました。

「報告」「連絡」は、報告・連絡をする側と受ける側に分かれている(分断されている)ような気がします。

私の周りでは、報告・連絡を受けることが仕事だと勘違いしている人もたくさん見受けられます。報告・連絡を受けただけでは何の生産もされていませんし、売上があがることもありません。

著者が言うように、重要なのは「相談」で、相談をしやすくするには、相談の前に「雑談」、雑談から知らず知らずの間に「相談」に変わっているというのが一番効果がありそうです。

大量生産・大量販売の時代では、ホウレンソウで仕事が回るような気がしますが、今の多様性の時代、イノベーションが求められる時代には合わないような気がします。


今まで、ホウレンソウで育ってきたエライ人はホウレンソウしか知りませんし、報告・連絡を受けるという権限を手放すのも勇気がいいると思いますので、「ザッソウ」はなかなか浸透しないと思いますが、「ザッソウ」組織は高いパフォーマンスを上げるでしょうね。


2019/11/26

あたらしいしょうがっこうのつくりかた

中川綾氏の「あたらしいしょうがっこうのつくりかた」を読みました。






長野に日本初のイエナプランの小学校をつくるまでのストーリーです。


イエナプランとは、ドイツのイエナ大学のペーター・ペーターゼンが1926年に、イエナ大学での教育実践について「人間の学校」として発表したのが始まりで、”生命への畏敬”を主に、共に生きることを学ぶ(生と学びの共同体)ことを重視し、自律的な学びや、異年齢グループでの学びの実践が特徴です。



8つのミニマム条件

①インクルーシブに基づく教育
②民主的で秩序のある学校
③対話の重視
④学校は経済、宗教、政治の何らかの利益に
 関わる道具になってはならない
⑤学校の真正性
⑥共同的で自律的秩序に基づく自由
⑦批判的思考を育てる
⑧創造の重視



自分たちの使命は何か、どうありたいか、どのような価値観で学校を運営していくのかなど、全員で対話を重ね、言語化しています。

こういう会社でい働きたいなあと純粋に思いますし、働きがい、やりがいも感じると思います。

トレース・トレース・トレース、指示・命令・報告ばかりでは働きがい、やりがいを感じることは難しいと思います。

生命保険業界も参考になるところがたくさんあると思います。



感動しました!

読み終わるときには目頭が熱くなりました。





2019/11/24

不動産オーナーが知りたい 法人設立・生命保険による相続対策

相続支援隊編の「不動産オーナーが知りたい 法人設立・生命保険による相続対策」を読みました。





最近、生命保険と不動産の両方を取り扱う代理店さんや不動産から生命保険につなげる代理店さんと仕事をする機会が増えています。

不動産も住宅購入から生命保険につなげる代理店さんもあれば、不動産賃貸から生命保険につなげる代理店さんもあります。

住宅ローン、アパート・マンションローン、団体信用生命保険、火災保険、相続などがわかっているとより生命保険につながりやすいと思い、読みました。


内容は極基本的なことばかり書いてあり、ソリシターの皆さんは特に生命保険の部分は読む必要はないと思います。

不動産所有法人設立など、ソリシターの仕事ではあまり関与することのない部分だけで大丈夫だと思います。


もう少し突っ込んで書いてほしかったなぁ。




2019/11/20

神経科学が解き明かす信頼のメカニズム

今月号のハーバード・ビジネス・レビューの論文のタイトルのひとつです。





今月号のテーマは「信頼される経営」です。

この論文では、「信頼」を科学しています。

脳内物質オキシトシンから紐解いています。

オキシトシンは分泌されている時、共感力が強まるということ、他者に囲まれている時でも不安を和らげること、互いに協力して助け合うことを促すということです。


私の周りでよく見ます(悲)が、恐怖マネジメントはテストステロン値が上昇し、オキシトシンの分泌が阻害され、共感力や共同作業の意欲が減退します。

恐怖マネジメントは、短期的には効果が出るでしょうが、持続可能かといえば誰もそうは思わないでしょう。


営業場面では、セールスパーソンにオキシトシンが分泌されたら、相手にも伝染することがわかったということです。


昔、ミラーニューロンが他者の意図がわかるという調査結果を読んだことがあります。

セールステクニックも重要ですが、Beはもっと重要ですね。




2019/11/13

マンガでやさしくわかる組織開発

中村和彦先生の「マンガでやさしくわかる組織開発」を読みました。





今回のマンガはでディーラーの営業店が舞台です。

・社員間の会話がない、コミュニケーションをとうろしない
・活気がない雰囲気
・休職者・退職者の数が多い
・営業とエンジニアの間でトラブルが起こっている


こんな設定です。

どこの会社でもあるような景色ではないでしょうか?

どこにでもあるような問題ですが、手付かずになっていると思います。手付かずになっている理由がどこから手をつければよいかわからないからのような気がします。

このマンガのテーマもそうなっています。

マンガで読みやすいですし、どこの組織にも参考になると思います。



この本で組織開発とは、「職場や組織の人間的側面にも着目した働きかけ」

学術的な定義で組織開発とは、「職場や組織の「効果性」、「健全性」、「自己革新力」を高めることを目指した取り組み」

組織開発の中心的なキーワードは、「対話」と「協働」

組織開発の基本的な3つのステップは、「見える化」、「ガチ対話」、「未来づくり」



組織開発という言葉や考え方はまだまだ浸透していませんが、早帰り(時間)ではなく、働き甲斐(やりがい)、がある仕事が楽しい組織が増えてほしいです。









2019/11/12

デザインシンキング・プレイブック

マイケル・リューリック、パトリック・リンク、ラリー・ライファーの「デザインシンキング・プレイブック -デジタル時代のビジネス課題を今すぐ解決する-」を読みました。





デザインシンキングのマイクロサイクル

理解→観察→視点の定義→アイデア発想→プロトタイプ→テスト



マーケティングでもペルソナを創ることが非常に大切ですが、理解のパートでもペルソナが大切になってきます。



ペルソナをつくる手順

 1.ユーザーを見つける
   どんな人がユーザーか?
 2.仮説を立てる
   それぞれのユーザーの違いは?
 3.確認
   仮説を裏付けるデータは?
 4.パターンを見つける
   ユーザーグループの再考の必要は?
 5.ペルソナを作る
   ペルソナをどのように説明できる?
 6.状況を定義する
   ペルソナにはどんなユースケースがあるか?
 7.検証
   このような人を知っているか?
 8.知識を広める
   どのようにペルソナを発表し共有するか?
 9.シナリオを作る
   ペルソナがこれを使うと何が起きるか?
10.さらに開発を続ける
   ペルソナを定義する必要は?



代理店営業には全く縁がないような思考法、方法論ですが、新しいことをやっていくにあたっては必要かもしれませんね。



このサイズの本が多くなってますが、移動中には読みづらくて大変・・・

どうにかしてもらえませんかね。





2019/11/11

スピリチュアルな生き方原典

脇長生講述、桑原啓善筆録の「スピリチュアルな生き方原典 -日本神霊主義聴聞録-」を読みました。





「あなたはそろそろこの本を読みなさい」と言われ、借りた本です。

日本神霊主義のことは全く知りませんでしたが、浅野和三郎氏が生み出し、後継者がこの脇長生氏のようです。脇氏の弟子がこの本をまとめた桑原氏ということのようです。

この本は、400以上の短い文章からなっています。

私は霊魂というものの存在を信じませんが、そこを除いて読むと、道徳の授業を受けているような感じがします。


「人間は本来、自力的に人間完成をするように創られている。しかし性格の弱さや、欠点のために、なかなか思うようにいかぬ。しかしあくまで、自主的にやりぬこうとする決意がありあえすれば、必ずその心にそって、他力的に援助するものが現れる」


「人間の一生とは、因果律で織りだされる織物のようだ。今日の幸福も不幸も、昨日の自分のつくった原因から織り出されたものだ。だから不幸といっても悲しむな。今日をしっかりやれば、明日は幸福になれる」


「自主性はどうしたら生まれるか。それは心身浄化によって得られる。それには反省と精神統一の二つが必要である。まず自己を省みる。心の奥まで統制する」


「心の働きは結果を生む。たとえば腹をたてれば、自分の一番抵抗力の弱いところ、胃なら胃が悪くなる。すべて不幸は、この原因と結果の所産である。単に自分の心だけの問題ではすまされない」


「人間そのものが幸福である。生きるそのことが感謝である。その心境に達するとき、これが本当の幸福への道である」



たまにはビジネス書以外もいいですね。