倉貫義人氏の「ザッソウ ー結果を出すチームの習慣-」を読みました。
ザッソウとは、「雑談」と「相談」のことです。
ザッソウをホウレンソウに変わるものとして提唱しています。
私もホウレンソウ(「報告」「連絡」「相談」)にはずっと違和感がありました。
「報告」「連絡」は、報告・連絡をする側と受ける側に分かれている(分断されている)ような気がします。
私の周りでは、報告・連絡を受けることが仕事だと勘違いしている人もたくさん見受けられます。報告・連絡を受けただけでは何の生産もされていませんし、売上があがることもありません。
著者が言うように、重要なのは「相談」で、相談をしやすくするには、相談の前に「雑談」、雑談から知らず知らずの間に「相談」に変わっているというのが一番効果がありそうです。
大量生産・大量販売の時代では、ホウレンソウで仕事が回るような気がしますが、今の多様性の時代、イノベーションが求められる時代には合わないような気がします。
今まで、ホウレンソウで育ってきたエライ人はホウレンソウしか知りませんし、報告・連絡を受けるという権限を手放すのも勇気がいいると思いますので、「ザッソウ」はなかなか浸透しないと思いますが、「ザッソウ」組織は高いパフォーマンスを上げるでしょうね。
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