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2019/08/15

経験学習によるリーダーシップ開発

シンシア・D・マッコーレイ、D・スコット・デリュ、ポール・R・ヨスト、シルベスター・テイラー編の「経験学習によるリーダーシップ開発 -米国CCLによる次世代リーダー育成のための実践事例ー」を読みました。





百科事典のようなサイズの本です(笑)。

通勤中や移動中に読むには不適な大きさ(笑)で、編集者にお会いしたときに「上下巻に分けるなどして持ち運びできるような大きさにしてください!」と文句言っちゃいました(笑)。


内容もリーダーシップ開発、組織開発、人材育成など82のケースが紹介されています。

今までは、学習は教室で行われるものと思われていましたが、現在は「70:20:10の法則」をよく聞くようになりました。

70%は実際の仕事での経験、20%は他者との関係、10%が教室でリーダー育成は行われると言われています。

この70:20:10が切り離されたものではなく、統合されたものとしてプログラムされることが重要です。



リーダーシップ経験の分類

全般管理的経験
 〇戦略展開
 〇プロジェクト管理と実施
 〇事業開発とマーケティング
 〇事業成長
 〇製品開発
 〇新規事業の立ち上げ
 〇財務管理
 〇業務
 〇支援機能
 〇対外関係

難題や逆境の克服
 〇引き継いだ問題や難題
 〇悩ましい人間関係
 〇業績悪化や事業破綻
 〇困難な財務状況
 〇厄介な人事問題

危機的経験または重大局面の経験
 〇ハイリスクな状況
 〇重大な交渉
 〇危機管理
 〇極めて重大かつ目立つ業務または戦略
 
個人的経験または職務経験
 〇自己啓発
 〇他者の能力開発
 〇国際的または異文化的経験
 〇課外活動



国内の生命保険事業だけでは上の項目のすべてを網羅できませんが、私の周りでは、あまりにも偏った、ほぼ一つのことしか経験しないまま役職が上がっていっているような気がします。

これでは視野が狭い、視座が低い、視点が固定されたリーダーを開発してしまいますね。



PARR学習モデル

Prepare(準備)
「私が習得すべき能力は何か」
Act(行動)
「私が担当すべき業務は何か」
Reflect(内省)
「私は経験から何を学んだか」
Review(レビュー)
「上司や同僚に伝えられる知見は何か」

このPARRモデルが回るように支援するマネジャーもほとんど見かけないですね(悲)。







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