有冬典子氏の「リーダーシップに出会う瞬間 -成人発達理論による自己成長のプロセス-」を読みました。
今注目を集めつつある成人発達理論の本です。
この本は、女性マネジャー候補の主人公がマネジャーになるか否かを葛藤しつつ、いろんな社内の人に出会い、発達段階を進んでいくストーリー仕立てになっています。
成人意識の発達理論 発達段階の変遷
利己的段階(道具主義的段階)
他者の捉え方:自己の欲求を満たすための手段・道具
欲求:他者の欲求を退けること
他者依存段階(慣習的段階)
他者の捉え方:自己イメージを形成するための
必要なもの
欲求:集団や組織に従属すること
自己主導段階(自己著述段階)
他者の捉え方:協力者、同僚・仲間
欲求:自己の独自の価値観を求めること
相互発達段階(自己認識段階)
他者の捉え方:自己の変容に貢献するもの
欲求:責任と限界を結びつけて自己を捉えること
ストーリー仕立てなので、「あるある」と思いながら読めますが、やはり自己主導段階に到達するには大企業ではめちゃくちゃ難しいと感じます。
過去に発売されている成人発達理論の本の中では一番読みやすいと思います。
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