高巖氏の「女子高生と学ぶ稲盛哲学 -豊かな社会と人生の方程式-」を読みました。
タイトルからマンガが多いのかなと勝手な先入観で読み始めましたが、全く違いました(笑)。
女子高生に向けて授業をしている体で経済哲学と稲盛さんの哲学を語っています。
稲盛哲学では、4つのキーワードを挙げています。
「自由」
「考え方」
「正義」
「豊かさ」
「「物理法則や欲望の鎖から、理性の力をもって自らを解放し、自身のやるべきことを自律的に決定し、行動することだとしたんです。稲盛さんがいう『自由』とは、まさにこのカント流の自由なんです。」」
「「信頼できる関係を築くには、どうすればよいのでしょうか。私の場合はまず、信じられる仲間をつくろうと思いました。つまり自分の外に信頼関係を求めたのです。しかし、私は間違っていました。自分が信頼される人間にならないと、本当の信頼関係は築けないことに気づいたのです。第一に自分自身の心がほかの人たちから信頼されなければ、仲間さえ引き付けることはできないのです。信頼関係は自分自身の心の繁栄だったのです。」」
「「反省ある人生とは、毎日さまざまな判断をしていく中で、それが果たして人間として正しかったのかどうかを絶えず真剣に反省し、常に自分を戒めながら生きてゆくことです。つとめて冷静に謙虚に反省するのです」」
「「これに対し、稲盛さんが提唱する『考え方』とは、対立の図式を持ち込むものじゃありません。自らの正統性を強化しようとするものでもありません。むしろ、各自の独善を排するものであり、各自が暴走することを戒める思想になっています。」」
いちばん興味深かったのは「正義」の部分だったのですが、ここでは割愛しまーす(笑)。
タイトルを変えた方がもっと読んでもらえるような気がします。
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