中村文子氏、ボブ・パイクの「研修デザインハンドブック」を読みました。
「講師・インストラクターハンドブック」に続き、「研修デザイン」版が出版されました。
講師・インストラクターハンドブック
「クリエイティブ・トレーニング・テクニック・ハンドブック」の簡易版とも言えます。
クリエイティブ・トレーニング・テクニック・ハンドブック
「クリエイティブ・トレーニング・テクニック・ハンドブック」は8,640円もしますし(それだけの価値はあります)、かなり分厚いので、なかなか手が出ないと思います。
研修担当者以外で個人で買う人はいないかもしれません。
「研修デザインハンドブック」は比較的薄いです(でも350ページ近くありますが)し、何といってもわかりやすい。
ボブ・パイクの研修を受けていなくてもよくわかります。
飽きさせない、記憶に残す、そして自分の株を上げるために、人前で話す機会のあるソリシターも読むべきだと思います。
インストラクショナルデザインの基本コンセプト
法則1 学習者は大きな身体をした赤ちゃんである
法則2 人は自分が口にしたことは受け入れやすい
法則3 習得はいかに楽しく学ぶかに比例する
法則4 行動が変わるまで学習したとは言えない
法則5 くわっ、くわっ、くわっ
法則5は、これでは何を言ってるかわかりませんが、自分が習得したことを他の人に教えられるようになって初めて習得したといえるという鳥の親子にまつわる中国のことわざからきています。
インストラクショナルデザインの8つのステップ
1.ニーズを分析する
2.参加者を分析する
3.目的を設定する
4.オープニングとクロージングをデザインする
5.研修コンテンツを作成する
6.研修の運営方法を検討する
7.研修後のフォローアップ・効果測定をデザインする
8.資料・会場を準備する
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