鈴木和宏先生の「検討してみよう! 家族信託の基礎知識」を読みました。
生命保険信託がプルデンシャル生命や第一生命で取り扱いが開始され、信託が話題になりました。
ずいぶん前にプルデンシャル生命で生命保険信託を数多く取り扱いされているライフプランナーの話を聞いたことがあり、めちゃくちゃ興味深い仕組みだと感じました。
本当にお金を残してあげないといけない障害を持ったお子様を持つ親御さんにとってはなくてはならない制度だと思います。
家族信託
財産を預かる受託者が財産を預ける委託者の親族である場合
家族信託のメリット
①自分の生存中から死亡後まで、思う存分に自由・柔軟な
設定ができる
②通常の遺言ではできないことができる
③信託は相続人以外に利益が渡らないようにすることが可能
④信託特有の倒産隔離機能
⑤成年後見制度を補うことが可能
⑥確実に利益を渡すことが可能
⑦すぐにでも信託が始められる
⑧確実に贈与が可能
⑨自分の生前から死亡後まで、自由で柔軟な財産管理・
承継の設定が可能
家族信託のデメリット・注意点
①成年後見制度、遺言しかできないことがある
②信頼できる「受託者」の見極めが必要
③遺留分減殺請求は遮断不能
④公正証書で作成が安全
⑤節税対策にならない
⑥受託者への名義変更が必要
⑦極端に細かく将来のことを決めすぎると逆効果
⑧特定障がい者への贈与の優遇が受けられない
⑨受託者の事務処理の負担と責任
信託の知識は持っておかないとお客様のニーズに答えられないですね。
会社に置いておきたい1冊です。
0 件のコメント:
コメントを投稿