清水幾太郎先生の「本はどう読むか」を読みました。
ここで1,500冊ぐらい本を紹介していると思いますが、本の読み方は全くの我流です。
面白くない本は途中でやめていい。
私は、面白くなくても、よくわからなくても、必ず最後まで読んでいましたが、著者は途中でやめていいと言っています。
「自分の心と噛み合わぬ本は投げ出したがよい。敗北感や劣等感は無用である」
これは気が楽になりました(笑)。
高校の時の数学の先生に「最後まで読め」と言われたのをずっと引きずっていたような気がします。
「何一つハッキリしたことを言わないような本は、いかにもアカデミックに見え、いかにも良心的に見えるが、実は、三流か四流と考えて間違いない。主張がスッキリしているのが、一流の証拠である」
これも気が楽になりました。が、ただ主張がわからないだけかも・・・
「或る本を読んで、一頁でもよい、一行でもよい、一語でもよい、ハッとするところがあったら、読者としては大儲けである」
ここは私も似ていて、一行でも仕事で使える箇所があればいいなと思いながら読んでいます。
「多くの書物は、一度は一気に読まねばいけない」
確かにそう思いますが、私は移動中に読むので、細切れですね。
「なるほど、なるほど」と理解しても、そういう理解は心の表面に成り立つ理解である。浅い理解である。本を読んだことを、下手でもよい、自分の文章で表現した時、心の底に理解が生れる。深い理解である」
たしかに、これも同意します。が、著者も書いている通り、読んでいるときはこういうことを書こうと思いながら読んでいても、実際は読み終わってから、夜中に書くので、何か書こうと思っていたか全く覚えていません(笑)。
メモが大切ですね(笑)。
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