フレデリック:ラルーの「ティール組織 -マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現-」を読みました。
話題の本です。
フェイスブックの投稿もこの本のことが非常に多くなってます。
この本の解説をしている嘉村氏のフェイスブックに3刷に入ったとの記載もありましたし、17,000部も刷られてるという話も友人から聞きました。600ページ近くもあるのに。
「ティール」というのは色の名前です(私は英語に疎いので初めて聞きました)。
組織を以下のように色分けしています。
無色(受動的)
マゼンダ(神秘的)
レッド(衝動型)
アンバー(順応型)
オレンジ(達成型)
グリーン(多元型)
ティール(進化型)
レッド組織・・・集団をまとめるために組織トップは
暴力を行使。例えばマフィアなど。
アンバー組織・・・ピラミッド型の方にはまった指示命令。
例えば、行政機関。
オレンジ組織・・・目標は競争に勝つこと。目標達成の
方法は上が決める。例えば、多国籍企業。
グリーン組織・・・ピラミッド組織だが、文化と権限委譲
重視。例えば、サウスウエスト航空など。
ティール組織・・・セルフマネジメントで命令する人は
いない。
私の所属する組織はアンバー組織です。外資系生保はオレンジ組織が多いのではないでしょうか。
大量生産大量消費、供給不足の世界では、売上を上げるという観点では、アンバー組織もうまく機能するかもしれません。
が、働いている人がイキイキと働けるかというと疑問が残ります。
ティール組織が開く三つのブレイクスルー
・自主経営
・全体性
・存在目的
ティール組織がうまくいくのかは疑問の部分も多いですが、恐れやインセンティブ、昇進などで人を導くことには限界がありますし、そんなことで人は楽しく働けないので長く続きません。
ティールの考え方を取り入れる企業が増えて、この本に書いてあることがもっと進化しそうな気もします。
これからもっと注目される1冊だと思います。
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