江上広行氏の「対話する銀行 -現場のリーダーが描く未来の金融-」を読みました。
興味深い本です。当たりです。
いろんな銀行の有志が集まって行っている勉強会を本にしています。
私もいろんな保険会社の人勉強会を始めたので、共感します。
この本では、銀行の経営企画が集まっていますが、私たちはソリシターが集まっています。
この本では、講師を招いて講演してもらい、そのあと対話するという勉強会のスタイルです。
講演の内容はさておき、著者はファシリテーターのなので、問いの立て方が秀逸です。
銀行員向けですが、「銀行」のところを「保険」に変えるとものすごく考えさせられます。
いい「問い」は、対話が深まります。
継続対話のための問い
・あなたがもし銀行を辞め事業を始めるとしたら、いまの
銀行をメインに選びますか。それはどうしてですか。
・あなたが、大学3年生の就職活動中の学生に戻る
ことができたとしたら、もう一度この銀行を就職先
として選びますか。それは、どうしてですか。
・銀行のパラダイムの転換を妨げている原因が
「自分自身」にあるとしたら、それはどのようなもの
ですか。
・あなたが銀行の経営者であり、自由に意思決定が
できるとしたらどんな違いを未来にもたらしたい
ですか。
・あなたが思い描く未来の銀行をつくりだすために、
いま、どんなことを始めますか。
上記の問いは、第1章(ひとつ目の勉強会)のおわりに書いてある問いですが、他の章の終わりにも同じように問いが書いてあります。
あとの問はぜひ本で確認してみてください。
おススメの1冊です。
0 件のコメント:
コメントを投稿