エドガー・H・シャインの「組織文化とリーダーシップ -リーダーは文化をどう変革するか-」を読みました。
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今は復刊されているようですが、古い本が手に入ったので読みました。
文化という言葉を気軽に使っていましたが、そこから難しい。
「「文化」という言葉は、組織のメンバーによって共有され、無意識のうちに機能し、しかも組織が自分自身とその環境をどうみるかを、基本的で「当然のこととみなされた」方法で定義するような「基本的仮定」や「信念」というより、より深いレベルのものとして使用されるべきなのである」
一次的植えつけメカニズム
①リーダーが注目し、測定し、統制するもの
②危機的事件または組織の危機に対するリーダーの反応
③リーダーによる、慎重な役割モデリング、教育、指導
④報奨や地位を与える基準
⑤募集、選抜、昇進、退職、免職の基準
文化の一次的植えつけメカニズムを読んでいると、昨日の元銀行員の話を思い出しました。
不良債権処理、公的資金を入れるという危機的事件に対する反応として、売上を上げることよりも、粛々と不良債権処理をする、売上を上げるよりも不良債権処理が評価される。
保険業界も不払問題とか業務改善命令などで同じような反応があったのでしょうかね。
⑤で文化に適合する人を採用すると、永続する、進行中の文化を変革するのは、適合しないので困難、昇進によってフォローアップされると強化されると書かれていて、文化が変わりにくいことがよくわかりました。
25年前に出版された本ですが、全く古さを感じません。
中途入社が多い保険業界では、中途入社の人は、前に属していた会社から持ち込んだアイデンティティがあり、新しい会社で新しいアイデンティティを構築し、相互に受け入れていき、文化的経験が持ち込まれ、新しい文化の形成になる
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