今井むつみ氏の「ことばと思考」を読みました。
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心理学の他にもうひとつ気になっている学問が言語学です。
言い回しで相手の受けとり方が全然違います。
この本の中でも有名な例が挙げられてました。
伝染病の話です。
対策Aは、600人の犠牲者が見込まれるうち、200人が救われる。
対策Bは、3分の1の確率で600人が救われるが、3分の2の確率で誰も救われない。
期待値は同じですが、70%の人が対策Aを選んだということです。
対策Cは、400人が死ぬ。
対策Dは、3分の1の確率で誰も死なないが、3分の2の確率で600人が死ぬ。
対策CとDは同じことを言っていますが、75%の人が対策Cを嫌いました。
個人的に面白かったのは、ことばがあるから認識ができる、ことばないと認識ができないということ。
ことばの重要性がよくわかる本です。
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