ロバート・スレーターの「ウェルチの戦略ノート」を読みました。
GEの前CEOジャック・ウェルチの本です。
ジャック・ウェルチがGEを退職してから10ぐらい経ってると思いますので、相当古いです。
GE、ジャック・ウェルチの本はたくさん読みましたが、この本が一番面白いです。
原書のタイトルは「The GE Way Fieldbook」となっており、「学習する組織 5つの能力」と同じようなレイアウトです。
この本を読んでいると、日本の伝統的官僚企業と全く逆の経営をしているような気がしました。なので、笑ってしまいますし、日本企業がGEの真似をした経営をすることは難しいというか無理だなと感じます。
官僚主義を徹底的に排除し、スピード重視の企業に日本企業が打ち勝つことができるのか、日本企業が持続的に成長できるのか考えさせられます。
GEのリーダーシップの要件
活力(Energy)
溢れるようなエネルギー
活力を引き出す能力(Energizer)
周りの人たちにやる気を起こさせ活力を引き出す能力
鋭さ(Edge)
敢闘精神・・・スピードと影響力を追求する本能
実行力(Execution)
徹底した結果の追求
経営者が自分自身に問いかけていなければならないこと
1.世界的な競合状況はどうなっているか
2.過去三年間の競合他社の戦略は何か
3.これに対する自分たちの対抗策は何だったか
4.今後予想される他社からの攻撃はどんなものか
5.これらの攻撃をかわすためのプランは
上記は社長だけではなく、保険会社でいうと営業推進部で「世界的な」「三年間」を変えるとこのまま使えると思います。
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