クレイトン・M・クリステンセン、ジェームズ・アルワース、カレン・ディロンの「イノベーション・オブ・ライフ -ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ-」を読みました。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
毎年、この日は挨拶回りぐらいで、時間に余裕のあることが多いのですが、今年は電話の本数が多かったです。
第3Qから忙しい日々が続いていますが、年始早々、たくさん電話を頂けるなんてありがたいことです。
この本は、クリステンセンのハーバード・ビジネススクールの最後の授業が本になっています。
ハーバードの授業なので、難しいと思われるかもしれませんが、正月ボケした頭にはピッタリです(正月ボケしてなくてもいいですが)。
仕事でもプライベートでも役立つ内容です。
卒業前の学生に伝えたいことがてんこ盛りなので、チェックしたところはたくさんありますが、いちばんは、第6講ですね。
第6講では、IKEAやミルクシェイクの事例から「片付けるべき用事」理論というものが書かれています。こういうことです。
「製品・サービスを購入する直接の動機となるのは、実は自分の用事を片づけるために、その製品・サービスを雇いたいという思いなのだ。」
もちろん、代理店営業に当てはめて読みました。
「代理店さんはどのような用事を片付けるために、私の携帯に電話してくるのか?」
「代理店さんは用事を片付けるために、なぜ私の携帯電話に電話してくるのか?」
↓
「私の携帯電話を選んでいただくためには、何が必要なのか?」
もちろん、商品、手数料はすぐには変えられませんし、なかなかコントロールできないと思いますので、自分自身でコントロールできるものの中で何が必要かということです。
別の講でクリステンセン先生も書いていましたが、自分の売りたい(自分の評価が高くなる)商品の話しかしないセールスパーソンが多いと感じています。
自分の評価が高くなる商品を売るとしても、「選んでいただくことと」と「自分の評価が高くなる商品」一貫性がないと速かれ遅かれ、代理店さんはあなたを使って、自分の用事を片づけることをしなくなるでしょう。
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