守島基博先生の「人材マネジメント入門」を読みました。
かなり古い日経文庫です。
10年近く前に書かれている本なので、古さを感じるかなと思いつつ読みましたが、杞憂でした。
どこの会社も上半期の人事振り返りはもう終わったと思いますが、振り返りの前に読んでおきたかった本です。
私だけかもしれませんが、人事面接は面倒だなあ、評価をするのはお客様(代理店さん)だ、結果がすべてだ、と興味がなかったのですが、人事の立場からみると、見方が変わりました。
入門書で、まとめを書いてくれていますので、とてもわかりやすいです。
・人材マネジメントの役割は、人材を活用して、会社の戦略を
達成し、さらに次の戦略を生み出す人材を提供すること
です。
・人材育成の目的は、①個人の能力を高め、将来にわたっての
貢献可能性を高める、②組織の能力を高めることです。
・人材育成の根幹は、個人の成長です。キャリア開発と研修が
両輪となります。
・育成の基本は、仕事を通じた経験の蓄積です。
・人は人材である前に、自律的な人ですから、個人が企業に
貢献し、エンプロイアビリティ(人材価値)を高めていく
ためには、納得して働くことが必要です。
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