堀公俊氏、加藤彰氏の「アイデア・イノベーション -創発を生むチーム発想術-」を読みました。
昨日のお約束通り、お二人の最新刊です。
この本は、今シリーズのいつもの体裁のとおり、挿絵と写真がふんだんに使われていて、右脳に訴えてくれます。
最近発売されている本では、「アイデア」や「イノベーション」のタイトルがつく本が多いですが、両方付けるというチャレンジングタイトルです。
「アイデア・イノベーション」を起こすプロセスが、章ごとに書かれています。
第1章 チームでアイデアを出そう
↓
第2章 素材をインプットする(Field Work)
↓
第3章 アイデアを発想する(Brainstorming)
↓
第4章 アイデアを編集する(Idea Development)
↓
第5章 アイデアを表現する(Prototyping)
↓
第6章 アイデアを評価・選択する(Evaluation)
アイデアが出ない3つの症状
・天才待望論
・ガンバリズム依存症
・土壌の硬化症
アイデアを生み出す3つの要素
・発想力豊かな個人
・相互作用のあるチーム
・創造的な組織風
アイデアを生み出す3つの原理
・インプット→アウトプット
・発散→収束
・仮説→検証
アイデアを出すときも困っているのではないでしょうか。
推進策を考えるときに、すぐに「手数料アップ」とか「何か商品をあげる」など、毎回変わり映えのしない施策ばかりではないでしょうか。
挙句の果てには、「何かインセンティブがないとやらない」というような外発的動機付けの弊害、システムシンキング的にいうと「エスカレーション」で悩まされているのではないでしょうか。
プロセス立てて、ていねいに書かれているので、使えると思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿