スチュアート・ダイアモンドの「ウォートン流 人生のすべてにおいてもっとトクをする新しい交渉術」を読みました。
この本すごいです。
読み進めると、「ヤカラ」じゃないか、こんなこと言えないよ、冷静でいられない、やり過ぎだよ、など、習得するのに高いハードルを感じましたが、双方が同意するための「交渉」はそのままセールスにも当てはまると思います。
11の主要戦略
1 目標が一番大切だ
2 相手がすべて-「頭のなかの絵」を見る
3 「感情のお見舞い」をする
4 状況は毎回異なる
5 段階的に進める
6 不等価な価値のものを交換する
7 相手の規範を調べる
8 相手を操作せず、率直で建設的な態度をとる
9 コミュニケーションを絶やさず、目に映るままを言葉に
し、ビジョンを描き出す
10 本当の問題をつきとめ、それをチャンスに変える
11 違いをありのままに受けとめる
12 準備する-リストをつくり、それを使って練習する
交渉術は大きく3つの質問に集約できるようです。
一.自分の目標は何だろう?
二.「相手」はどんな人だろう?
三.相手を説得するには何が必要だろう?
この本の中で、たくさんの事例が紹介されていますが、自分に置き換えてみると、上記の一番最初の「目標」を見失って、我を忘れて感情的になってしまっています。その時点で、双方が同意する可能性がほぼなくなりますので、「交渉決裂」になってしまっていました。
強烈な内容の本で、引いてしまうような事例も多々ありますが、同時に「反省、反省、反省」させられました。
「交渉」に対する考え方を根底から覆させられるすごい本です。
2012/11/01
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