三浦展氏の「第四の消費 -つながりを生み出す社会へ-」を読みました。
「消費」を4つの時代に分けてわけて論じています。
4つの時代を一言でいうとこんな感じです。
第一の消費社会(一九一二~一九四一)
大都市を中心とした中流階級が消費を楽しんだ時代
第二の消費社会(一九四五~一九七四)
工業化の進展により、大量生産品が家族に普及した時代
第三の消費社会(一九七五~二〇〇四)
消費が家族から個人へ変化した時代
第四の消費社会(二〇〇五~二〇三四)
つながりに消費する時代
もちろん、第四の消費社会になったからといって、第一、第二、第三の消費がなくなるわけではないと言っています。
第四の消費に「つながり」をテーマにしたのは、感心しますね。プライベートでの私の周りでは、震災が起こる前から、「つながり」はキーワードです。
私たちの仕事に目を向けると、消費をする人が第三から第四へと変化してきているということは、マーケティングやプロダクトも変化していかなければならないということですね。
第三の消費社会から第四の消費社会への変化の5つの特徴
1 個人志向から社会志向へ、利己主義から利他主義へ
2 私有主義からシェア志向へ
3 ブランド志向からシンプル・カジュアル志向へ
4 欧米志向、都会志向、自分らしさから日本志向、地方志向へ
(集中から分散へ)
5 「物からサービスへ」の本格化、あるいは人の重視へ
生命保険業界は、著者が言っている年から10年送れいて動いているような気がしますが、「物からサービス」、「私有からシェア」など、考えていかないといけないのでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿