商品が売れなくなってきたり、期末で数字が欲しいときなど、手数料をアップするということが行われたりしますよね。
販売のプロセスを細かく見ていくと分かることですが、「手数料をアップする」という解決策を出すということは、問題点は「他社の同種の商品に比べて、商品スペックは同程度であるが、手数料が低く、提案する気にならない」というようなことになります。
「保険料表を作る」という解決策であれば、問題点は「他社の商品は保険料がすぐに確認できて、話がしやすいのに当社の商品の保険料はすぐに分からないので勧めにくい」というようなことになります。
保障内容が同等で、保険料が競合商品より1割高く、売れていない商品の手数料を1割上げたとしても、売れないでしょう。プロセスの中で、1割高い商品を提案するプロセスに変わることがほとんどないからです。
新しいツールとを作るときは、特に問題点と解決策がアンマッチしているケースが多いと思います。
時間やお金を無駄使いしないためにも、作る前にプロセスのどの場面で、どのようにして使うのか、使った結果、どういった効果があるのを問わないといけませんね。
2011/12/15
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