ルイス・ガースナーの「巨像も踊る」を読みました。
もう、古典ですが、元IBMのCEO、ルイス・ガースナーのIBM再建物語です。
いわゆる大企業病からの脱却が大きなテーマです。業種は全く違いますが、大手保険会社も同じ問題を抱えているのではないでしょうか。
他社の競合商品と比べられることもほとんどなかった。
優秀な人材がいないわけではないが、人は善い経験のない者がほとんどだった。
そして、その経費が大問題だった。最高財務責任者(CFO)のジェリー・ヨークらが数か月かけて調べた結果、IBMの売上高経費率、つまり一ドルの売り上げを生むのにかかる経費は、競合他社に比べて並外れて高いことがわかった。
IBMには顧客を世界的な視点で見たり、顧客の要求に応じて技術を考えたりする姿勢がないように思えた。
業績に対する報酬
旧制度 新制度
均質性 差別化
固定報酬 変動報酬
内部ベンチマーク 外部ベンチマーク
社員の権利 業績本位
戦略戦術の話にとどまらず、企業文化は経営そのものと言って、第Ⅲ部で「企業文化」に触れているところが非常に興味深いです。
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