今月号のハーバード・ビジネス・レビューの論文のタイトルの一つです。
あの「知識創造企業」の野中先生と竹内先生の論文です。
「知識創造企業」では、「形式知」と「暗黙知」の2つの「知」が論じられていましたが、この論文では3つ目の「実践知」について論じています。
「実践知」とは、倫理的に健全な判断を可能にする経験的知識と言っています。
賢慮のリーダーシップの6つの能力
1.何が会社と社会にとっての善かを考えたうえで、意思決定する。
2.状況や問題の本質を素早くつかみ、人、物、出来事の性質や
意味を直観的に理解できる。
3.経営幹部や社員が相互交流を通じて新たな意味を構築できる
よう、フォーマルおよびインフォーマルな場(共有された文脈)を
たえず創出する。
4.メタファー(隠喩)やストーリーを使って、みずからが実際に経験
したことの本質を伝え、個人やグループにとっての暗黙知に
転換する。
5.政治力を行使して、相反する目標を持つ人たちを束ね、行動を
促す。
6.徒弟制やメンタリングを通じて、他者(特に現場社員)の実践知
の養成を促す。
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