酒井穣氏の「これからの思考の教科書」を読みました。
2日連続の「思考」がテーマです。同じ思考をテーマにしていても、全くテイストが違います。こちらは、教科書的です。
ロジカル・シンキング(垂直思考)、ラテラル・シンキング(水平思考)、第3の思考法として、インテグレーティブ・シンキング(統合思考)の3つのことが書かれています。
ロジカル・シンキングは社内の研修で取り入れられている会社も多いと思います。ラテラル・シンキングも導入している会社もあるかもしれませんね。
この本は、教科書的なのでビジネスにそのまま使えることがたくさん書いてあります。たとえば以下のようなところです。
説得力のあるロジックを構成するABCDEF
Analysis(分析)
Because(原因)
Comparison(比較)
Definition(定義)
Example(事例)
Fact(事実やデータ)
顧客セグメンテーションの4R
Rank(優先順位)
Realistic(有効な規模)
Reach(到達可能性)
Response(測定可能性)
業務プロセスのPDCA
Plan(計画)
Do(行動)
Check(行動の結果を評価)
Act(評価結果を受けた改善行動)
消費行動のAIDMA
Attention(商品を知り)
Interest(関心を持ち)
Desire(欲しいと思う)
Memory(価値を連想してもらい)
Action(購買してもらう)
ネット消費行動のAISIS
Attention(商品を知り)
Interest(関心を持ち)
Search(検索し)
Action(購買し)
Share(情報を共有する)
目標設定のSMART
Specific(具体的)
Measurable(測定可能)
Attainable(達成可能)
Relevant(関連性)
Time-bound(明確な時間軸)
マーケティングの4P
Product(製品)
Price(価格)
Place(流通)
Promotion(販促)
ローターボーンの4C
Customer Value(顧客から見た価値)
Customer Cost(価格+そのほかの購入コスト)
Covenience(利便性)
Communication(十分な対話)
戦略の7S
Shared Value(理念)
Style(社風)
Staff(人材)
Skill(能力)
Strategy(戦略)
Structure(組織構造)
System(管理システム)
競争優位のVRIO
Value(価値)
Rareness(希少性)
Inimitability(模倣の難しさ)
Organization(組織の強さ)
マーケティングのSTP
Segmentation(顧客セグメント)
Targeting(目標とするターゲット顧客)
Positioning(価値を生み出すために自社のポジショニング)
ロジカルに考えるときに使えそうなフレームワークですね。
ラテラル・シンキングでも、iphoneのアプリケーションが紹介されていて、早速ダウンロードしてみようと思います。
インテグレーティブ・シンキングとは、対立する2つのアイデアを同時に受け入れる思考法です。ロジカル・シンキングとラテラル・シンキングの融合です。
最後の三国志のコラムの感動的でした。
お勧めの1冊です。
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