アブラハム・H・マズローの「完全なる経営」を読みました。
かなり久々に読み返しました。マズロー先生の古典です。
マズローといえば、欲求階層説ですよね。モチベーションの研修では必ず出てきますよね。ほとんどの方がご存じだと思います。
自己実現の欲求
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他者からの承認と自尊心の欲求
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所属と愛の欲求
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安全の欲求
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生理的欲求
最上位の「自己実現」とは、監訳者の金井先生によると、積極的定義では、自分がなしうる最大限のことをしていること、しかも、している(doing)というより、自分の存在(being)に関わっているという意味で、全面的に自分らしくなっている状態を指している。消極的な定義では、神経症や精神病への傾向をもたないことが精神的健康であり、それが自己実現に関わっていると定義される、と言っています。
以前、この欲求階層と代理店さんをオーバーラップさせたことがあります。
すばらしい代理店さんは上位階層の欲求があるように思います。
ただ単に手数料を稼げればいい、手数料率が高ければいい、インセンティブがたくさんあればいい、という代理店さんや、保険会社に講演や研修を依頼されて、後進の指導、コンサルティングができる人の育成、業界の地位向上を願っているという代理店など、まずは稼いでせいかつできること、次にマーケットを開拓、確保すること、代理店会やMDRTなどに所属し、活躍すること、代理店業界に貢献することというように欲求が変わっていくように感じています。
分厚い本で、わかりにくい所もありますが、欲求階層説以外にも興味深いことが書かれているところもたくさんあります。
ぜひ読んでみてください。
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