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2010/02/25

物語としてのケア

野口裕二先生の「物語としてのケア―ナラティヴ・アプローチの世界へ」を読みました。





ずっと探していた本にやっと出会えたとい感じです。社会構成主義をベースとしたナラティヴ(物語)

この本は、多分ナラティヴ・セラピーに興味のある人が手にとるんだと思いますが、私が興味があるのは、もちろんセールスです。

この本を探していた理由は、「例話」の作用について、ずっと探求していたのですが、書いてありました。


引用しますと、


物語にはもうひとつ大切な作用がある。それは、すでにできあがった物語が、事態を理解する際に参照され、引用され、わたしたちの現実の理解を一定の方向へ導き、制約するということである。

(中略)

これまでに自分が経験したさまざまな出来事、さまざまな思い、それらは語られることによって整理され、関連づけられ、意味付けられる。ある出来事と他の出来事、ある出来事とある思い、ある思いと他の思いが重なりあい、織りあわされるとき、ひとつの物語ができあがる。あるいは、物語の一節ができあがる。こうして、「自己」は一定のまとまりと一貫性をもつものとして存在するようになる。


ビジネスの世界でも、「ストーリーテリング」が流行っていますが、セールスの世界では、以前から「例話」の力は取り上げられていました。

研修の世界でも、ベースとなる考え方「社会構成主義」が流行っています。

例話を使え、ということは叫ばれていましたが、理由がはっきりと語られていませんでした。


これから、セールスの世界で探求が進めばと思います。

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