エドガー・H・シャインの「人を助けるとはどういうことか」を読みました。
サブタイトルが”本当の協力関係をつくる7つの原則”です。
その7つの原則とは、以下の通りです。
原則1 与える側も受け入れる側も用意ができているとき、
効果的な支援が生じる。
原則2 支援関係が公平なものだと見なされたとき、
効果的な支援が生まれる。
原則3 支援者が適切な支援の役割を果たしているとき、
支援は効果的に行われる。
原則4 あなたの言動のすべてが、人間関係の将来を
決定づける介入である。
原則5 効果的な支援は純粋な問いかけとともに始まる。
原則6 問題を抱えている当事者はクライアントである。
原則7 すべての答えを得ることはできない。
事例が多くて、わかりやすいです。
ん~、”支援”についていろいろ考えさせられました。
最後に金井先生が”プロセス・コンサルテーションの10の原則”を書いてくれているので、そちらも抜粋しておきます。プロセスコンサルテーションとは、支援者がコミュニケーションのプロセスに焦点を当てることです。
原則1 絶えず人の役に立とうと心がける
原則2 今の自分が直面する現実からけっして遊離しない
ようにする。
原則3 自分の無知を実感する。
原則4 あなたがどんなことを行っても、それは介入、
もしくはゆさぶりになる。
原則5 問題を自分の問題として当事者意識を持って受け
止め、解決も自分なりの解決として編み出して
いくのは、あくまでクライアントだ。
原則6 流れに沿って進む。
原則7 タイミングがすごく大事。
原則8 介入で対立が生じたときは、積極的に解決の
機会を捉えよ。
原則9 何もかもがデータだと心得よ。誤謬はいつも起こるし、
誤謬は、学習の重要な源泉だ。
原則10 どうしていいかわからなくなったら、問題を
話し合おう。
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