有元典文氏、岡部大介氏の「デザインド・リアリティ」を読みました。
コスプレの世界を取り上げているのが興味深かったです。全く知らない世界で、勉強不足を感じました。
コスプレイヤーからレイヴとウェンガーの「正統的周辺参加」を説明しているところがおもしろかったです。
少し引用しますと、
レイヴらが取り上げた学習過程では、新参者は共同体に「正統的に」そして「周辺的に」参加している。そうした「参加」が学習の決定的な条件だというのである。「正統的」という概念は、その共同体の一人前のメンバーになろうとして参加していることを指している。古参者を見て「ああいう人たちになろう」と、その共同体のあとつぎになろうとしているから「正統的」である。「周辺的」であることも、ことばの一般的なイメージとは異なり、参加がその共同体の成立に必要な要素であることを示している。
これをコスプレイベントと初心者コスプレイヤー、ベテランコスプレイヤーの例で語っています。
「正統的周辺参加」について詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。
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